あなたの「夢」はなんですか?
こどもたちにとって「夢」を持つことは、未来への道しるべになります。
しかし、経済的に厳しい状況にあるご家庭や、ひとり親家庭など、様々な事情によってこどもたちが夢を持つことが難しいという課題があります。
現在、日本のこどもの約9人に1人が相対的貧困状態にあるとされています。さらにひとり親家庭に限った場合、2人に1人が相対的貧困状態だといわれる社会です。
このような社会を取りまく経済的な不安定さが、こどもたちの夢を揺るがす背景となっています。
2015年から「G hands」と称した社会貢献プロジェクトを行っている読売巨人軍。
その中で、吉川尚輝選手は、貧困などを理由に夢をあきらめざるをえないこどもをなくす活動「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を2022年に立ち上げ、以来フローレンスへご支援をいただいています。
3月20日、プロジェクトの一環としてオープン戦(ロッテ戦)が行われた東京ドームに、フローレンスの「おやこよりそいチャット」に登録のご家庭20人を招待いただきました!
読売巨人軍・吉川尚輝選手とこどもたちが交流!
試合前には交流会も実施。
普段なかなか入ることのできない東京ドームの一室で待っていると、試合前の吉川選手が登場!
今日の試合でかっこいい姿を皆さんに見てもらい、憧れを抱いてもらえるようなプレーをするので、応援よろしくお願いします
と力強く宣言しました。
参加者一人一人にサインや写真撮影に応じ、直筆サイン入り選手カードをプレゼント。最後にはこどもたち全員とハイタッチをして、試合に向かいました。
こどもたちは憧れのプロ野球選手を間近にして、キラキラと目を輝かせていました。
その後、交流会に参加したご家庭は吉川選手に用意していただいた東京ドームの席で試合を観戦。
吉川選手が打席に立ったときは、応援グッズを掲げ、ひときわ大きな声援を送りました。
参加したこどもたちの「夢」は?
今回参加したこどもたちに、自身の「かなえたい夢」を聞いてみたところ、
「キャッチボールがうまくなりたい」
「高校でスタメンになり活躍する」
「映画かんとく」
「国際的に貢献できる人」
などなど、素敵な夢を書いてくれました!
「こどもが夢を持ち続けられるように」吉川尚輝選手の想い
吉川選手がフローレンスの活動に興味を持ち、「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を立ち上げた背景には、ご自身の幼少期の体験がありました。
僕がこどもの頃、一緒に野球をしていたチームメイトがいました。彼はとてもうまく、将来有望な選手でしたが、ある日突然、野球を辞めてしまいました。家庭の事情で野球を続けることができなくなったことは後から知りました。彼のように夢を諦めるしかないこどもたちが日本に多くいることを知り、なんとか力になりたいと思いました。僕一人の力では全然足りないと思いますが、僕の活動をきっかけに支援の輪が広がり、多くのこどもが夢を持ち続けられるような社会になるよう、僕自身は野球で頑張る姿を見せ続けたいです
試合への招待や、直接触れ合う機会を通じて、「こどもたちの夢を応援したい」という吉川選手の熱い思いから実現したものです。
「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」これまでの取り組み
「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」ではご寄付だけでなく、吉川選手が自ら活動に取り組んでくださっています。
2022年12月には、「寄付金をお渡しするだけでなく、フローレンスの活動内容やどんな支援をしているのかをもっと知りたい」とフローレンスのオフィスを訪れ、各ご家庭にお送りするこども宅食便の梱包作業をお手伝いいただきました。
また、困りごとを抱える家庭を対象に、2023年5月の母の日には東京ドームでの読売巨人軍×広島東洋カープ戦に約60名の無料招待イベントを実施しました。
目指すのは、すべてのこどもたちが夢を抱き続けられる社会の実現
フローレンスは、すべてのこどもたちが自分の持つ夢に向かって不安なく歩める社会を目指し、吉川選手の応援をいただきながら、今後も取り組んでいきます。
私たちの活動は、皆さんからのご寄付によって支えられています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。