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来場者の98%が満足!LINE相談「おやこよりそいチャットやまがた」の相談員が出張でリアル「進学・子育て相談」を実施

来場者の98%が満足!LINE相談「おやこよりそいチャットやまがた」の相談員が出張でリアル「進学・子育て相談」を実施

#ハイブリッドソーシャルワーク #ひとり親家庭支援 #CSR

2024年2月17日、「おやこよりそいチャットやまがた」として2回目となるリアルイベント「やまがた親子ウィンターデー『シェアスマイル』」を開催し、97世帯の親子が来場しました。
会場では、ふだんは主にLINEで提供している進学や子育て相談を、相談員が出張してリアル実施。12世帯からの相談に対応しました。

 

▼リアルイベント1回目の「やまがた親子オータムデー『シェアスマイル』」の様子はこちらから

 

 

「おやこよりそいチャット」は、LINEなどを使用したオンライン支援と、対面支援を組み合わせて子育て家庭に伴走するフローレンスの「ハイブリッドソーシャルワーク」の実践事業として全国で展開しています。

利用者にとってハードルの低いLINEなどのSNSでつながり、ゆるやかに雑談・相談を続けながら、地域の行政・福祉サービスなどの情報をプッシュ型で提供し、必要な支援へつないでいきます。必要に応じて対面での相談支援を組み合わせることで、利用者のニーズに沿った支援を切れ目なく継続して行うことができます。

全国で約8,553世帯のご家庭が「おやこよりそいチャット」に登録しており(2023年11月時点)、山形市でも2022年5月より自治体からの受託事業として「おやこよりそいチャットやまがた」に取り組んでいます。


2023年秋に実施した初めてのリアルイベント「やまがた親子オータムデー『シェアスマイル』」では、これまで「おやこよりそいチャット」でのやり取りが一度も無かったご家庭が、イベント後からチャット上でも相談していただけるようになったり、チャットで継続的にご相談をいただいていたご家庭とイベント時に地元の支援団体をつながることができたりなどの効果があり、オンライン支援と対面支援の両輪でご家庭を支えることの有効性を確認することができました。
また、イベントを通して新たに「おやこよりそいチャットやまがた」に登録してくださったご家庭もいました。

このような成果から、対面でのコミュニケーションを通して「おやこよりチャットやまがた」の存在をより身近に感じてもらい、さらに利用していただくこと、「おやこよりそいチャットやまがた」とつながる新しいご家庭を増やすことを目的に、2回目となるリアルイベント「やまがた親子ウィンターデー『シェアスマイル』」を開催しました。

 

気軽に相談できるよう工夫して進学相談や子育て相談も実施

2024年2月17日に開催した、「やまがた親子ウィンターデー『シェアスマイル』」。
当日は、97組(お子さん:158人)の親子が会場に足を運びました。

▼やまがた親子ウィンターデー『シェアスマイル』 概要

 開催日

2024年2月17日(土)

 内容

①進学相談会(ランドセル配布) ②子育て相談ブース

 対象

①進学相談会(ランドセル配布) ・おやこよりそいチャットやまがたの登録者の中で、5歳または6歳のお子さんがいるご家庭 ②子育て相談ブース ・ おやこよりそいチャットやまがたの登録者 ・山形市在住の妊婦さんや子育て世帯

 

●進学相談会(ランドセル配布)

事前に「おやこよりそいチャットやまがた」で申し込み受付をし、抽選で5歳~6歳のお子さん10名にランドセルの配布も行った進学相談会。コストコホールセールジャパン株式会社からランドセルをご提供いただき、事前に4色のランドセルから1色をお選びいただき、当日会場にて実際にランドセルを背負ったり、中のデザインを見ていただき、お持ち帰りいただきました。

ランドセルを背負って保護者の方に嬉しそうにポーズを取るお子さんが多く見られました。
また一緒に相談会にこられたごきょうだいにも、同社から提供いただいた筆記用具をお渡しして、ともに喜んでいただけました。

 

▼ランドセルを提供してくださったコストコホールセールジャパン株式会社のコメント

コストコは「従業員が住み、働いている地域・近隣社会に貢献する」という指針のもと、 特に将来を担う子ども達に対しての支援に力を入れています。
こどもたちが明るい未来に向かう大きな第一歩である小学校入学を笑顔で迎えられるよう、ランドセルの寄付を継続して行わせていただいております。
ランドセルに想いを託し、こどもと親、そして彼らをサポートしている全ての皆様にとっての新しい門出を心からお祝い申し上げます。
また、6年間の学校生活が健やかで楽しいものになりますようお祈り申し上げます。友達との楽しい思い出をたっぷりランドセルに詰めてください!

 

ランドセルをお選びいただいたあと、1家庭ずつ個室にて「おやこよりそいチャットやまがた」の有資格の相談員が進学相談を実施しました。
保護者の方がパソコンでZOOMを使用しオンラインで相談員と相談している間は、別のスタッフがお子さんと遊びながら見守りを行いました。個室だったこともあり、保護者の方も周囲を気にすることなく、安心して相談に集中されている様子が伺えました

当初は「相談したいことはない」とおっしゃっていた方もお話をする中で、徐々に言葉が出てきて、困っていることや悩んでいることなどをお話してくださいました。対面で顔が見れる安心感、改まった場所ではない気軽さが相談につながった場面もありました。

中には、お子さんの発達や経済的なお悩みを吐露してくださった方もいました。
また、すでに他の相談機関につながっている方もいらっしゃいましたが、さらに相談したいこと、改めて確認したいことなどをお話しくださいました。
「おやこよりそいチャット」含め、さまざまな相談機関とつながりたいニーズがあることがわかりました。

当日は、フローレンスのスタッフ以外にも山形市を拠点とする認定NPO法人「クローバーの会@やまがた」のスタッフの方に相談員として入っていただきました。
山形の地元トークを通して利用者が相談しやすい空気をつくってくださったり、お子さんと一緒に楽しめる子育て施設などをご案内いただいたりと、地域に根ざしたNPOだからこそできる支援を提供いただきました。

進学相談会に参加してくださった方からは「ふだんチャットで相談している相談員の方と直接お話しできると思っていなかった。これまでチャットで相談してきた内容を理解した上でお話しを聞いていただき、とてもありがたかった。」という感想をいただきました。デジタルとリアルのハイブリッドでご家庭を支える取り組みとして確かな手応えを得ることができました。

 

●子育て相談ブース

イベントでは、予約なしで気軽に立ち寄れる子育て相談ブースも開設しました。
また、相談ブースの近くには「レゴ®ブロックワークショップ」コーナーを設置し、レゴジャパン株式会社から研修を受けたスタッフが、お子さんと楽しく遊ぶワークショップを開催しました。相談ブースの近くに設置したことで、お子さんが遊んでいる最中に保護者の方には落ち着いてお話していただけました。

事前にお申し込みいただき抽選で当選された方にはレゴジャパン株式会社から提供いただいたレゴ®デュプロ®ブロックのプレゼントも実施しました。ご来場いただいたお子さん1人につき1個お渡ししたため、多子世帯のご家庭にも喜んでいただけました。

子育て相談ブースでは、離乳食についての相談など進学相談に限らない幅広いご相談が集まりました。
相談ブースに来ていただいた方から、「(お子さんについて)気になっていて不安だけど、どこに話して良いかわからない、と感じていることを話せて心が軽くなった」というお言葉もいただきました。

気軽に立ち寄れることを重視したため、当日は予想以上に子育て相談ブースが大盛況となり、一時的にブースの数が足りなくなってしまう場面もありました。
「ちょっと気軽に話をしたい」「少し話を聞いてほしい」「相談してみたい」というニーズが高いことがわかりました。

 

“経済状況的にも助かった” “親も子も安心する時間だった”

 

『シェアスマイル』に参加したご家庭からいただいた感想を一部ご紹介します。
(※個人が特定できないよう一部内容を変更して掲載しております)

 

おさがりでなく、新しいランドセルをプレゼントされてとても喜んでいました。経済状況的にも大変助かりました。本当に、ありがとうございました。

 

シングルマザーでこども2人を連れて引っ越してきて、収入も少なく、毎月赤字で生活中のためランドセルが買えないです。とてもありがたかったです。

 

運営の方々が気さくに話してくださり親子ともども楽しかったです。受付など、対応してくださったスタッフ皆さん優しく丁寧で心地よい時間でした。ありがとうございました。

 

育児相談は親も子も安心する時間を作ってくれたし、プレゼントは思ってたより大きくてビックリしたし、とってもいいイベントだと思います。また開催してほしいです。

 

チャットの相談員の方とお話しできると思っていなかったので、内容を理解していただいた上でお話しできてありがたかったです。

▼相談員として当日参加したデジタルソーシャルワーカーのコメント

普段は「おやこよりそいチャット」を通じてデジタルでの相談を行っていますが、中には“文字を打つのが苦手” “多忙でゆっくりチャットでお話する時間がない”という方もいらっしゃいます。
そのような利用者の方と今回のイベントでお会いし、対面でお話をすることができました。
「おやこよりそいチャット」で継続的にお話している方でも、実際にお会いしてお話をすると、より具体的な状況や心情が見えます。デジタルでの情報を元に対面でお話し、対面で話した内容を元にイベント後もデジタルでフォローができます。
今回のイベントでデジタルと対面のハイブリッドの意義をより感じました。

 

イベントを通して見えてきたデジタルとリアル両輪での支援のニーズ

イベント開催後のアンケートでは、参加者の98%が今回のイベントに対して「大変満足」「満足」と回答。
「今回のイベントやプレゼントに対してお子さんの反応を教えてください」という質問には当日ご欠席の方を除いた全員が「とても喜んだ」「喜んだ」と回答し、ご来場者の皆さんにご満足いただけたことがわかりました。

今回のイベントでは、「おやこよりそいチャットやまがた」として初めて進学や子育てにまつわる相談を対面で実施しました。
当日の相談ブースは多くの方にご利用いただき、ふだんはデジタルでの相談を選択されている方の中にも、対面での相談ニーズがあることがわかりました。

今回の結果を受け、フローレンスでは今後も「おやこよりそいチャットやまがた」の利用者のニーズにこたえるべく、地域の団体・支援機関・自治体などと協力しながら、多様な支援の選択肢を提供していきたいと考えています。


現在、フローレンスでは、「おやこよりそいチャット」の取り組みだけでなく、ひとり親や経済的に厳しい子育て世帯など、社会的に孤立しやすい、支援につながりにくい世帯に対する支援を強化しています。

このような活動はみなさんからの寄付で支えられています。
ハイブリッドソーシャルワークも、ご寄付がなければ続けることはできません。
ぜひ、応援をよろしくお願いします。

 

 


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