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香港大学の皆さんがフローレンスに来てくれました!視察受入れレポート

香港大学の皆さんがフローレンスに来てくれました!視察受入れレポート

#研修 #ソーシャルアクション

先日、香港大学の22名の方がフローレンスオフィスに来てくださいました!

今回香港大学の皆さんは、Global Bay Area Impact Labというプログラムの一貫で来日され、訪問先の一つとしてフローレンスにもお越しくださいました!

当日は、認定NPO法人フローレンス会長の駒崎弘樹が登壇させていただきました。

今回お越しくださった学生の皆さんは、ソーシャル・イノベーションに興味があり、将来はその分野のビジネス領域で活躍したいということも考えている方々ということです。

今回の訪問の目的は、社会起業家として直面してきた課題に対するアイデアやビジネスモデル、今までの経験や将来の展望について聞きたいとのことでした。

駒崎からは、フローレンスがこれまで取り組んできた社会課題やその背景にある思いとともに、障害児保育園ヘレンの事業誕生の事例を中心にお話させていただきました。そして、一緒によりよい社会を造っていきましょう、というメッセージを伝えさせていただきした。

「医療的ケアの必要な、私の子を預かってくれませんでしょうか?」障害児保育園ヘレン立ち上げのストーリー

今回の訪問に際し、学生の皆さんは、フローレンスのことが記されたスタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューを事前課題として読んできてくださいました。
そのため当日は、記事には書かれていない、「障害児保育園ヘレン」をテーマにお話させていただきました。

▼スタンフォード・ソーシャル・イノベーション・レビューの記事はこちら
https://ssir.org/articles/entry/solving_japans_childcare_problem#
https://ssir.org/pdf/creating_systemic_change.pdf

ヘレンを開設して医療的ケア児を受け入れるまでの経緯や、その後、「障害の有無に関わらず全てのこどもが保育を受け、保護者が働くことを選択できる社会」の実現に向けて、どのような働きかけをフローレンスが行ってきたかを、お話しました。

▼プレゼンの様子はこちらの動画をぜひご覧ください。

互いに学び合う観点はある。学びをカスタマイズして、香港の課題はHong Kong-Wayで

講演の後は学生の皆さんからの質疑応答タイム。
興味深い質問や意見がたくさん投げかけられ、わたしたちにとっても学びの多い時間になりました。

学生の皆さんからの質問や意見の一部をご紹介します。

● 社会課題を解決していくために、難しいと思ったことはあるか?
(ファンドレイジング、政策提言、他団体との調整など)
●どんなステークホルダーから反対に遭いましたか?
●ファンドレイジングはどのように行っているのか?
● 「フローレンス」という名前の由来はなんですか?
● 深圳地区の主婦のコミュニティのボランティアをしていますが、フローレンスの主婦の採用などについての取り組みを教えてください。
● 医療的ケア児の保育は高価になると想像するが、どのようなシステムになっているのか?香港の場合は日本のように助成金などはないので、もし香港で何か課題解決をする場合は、他のコスト削減の方策を検討する必要があると思う。
● 香港の場合は家政婦を利用する場合が多く、教育や育児などを個々人に合わせて実施できると感じた。
● 居宅の事業は虐待の課題などあると思うのだが、フローレンスはどのようにそれを予防し事業の評判を確立してきたのか?
● 人々の意識を変えていくにはどういう取り組みが必要か?

今後も海外からの視察を受け入れていきます!

今回の視察後に担当の教授からは、下記のような嬉しいコメントをいただきました!

We had our debriefing sessions with students after the visit. The feedback was overwhelmingly positive. The students were impressed by the innovative approaches taken by Florence over the years and the profound impact it has had, and found inspiration in Komazaki-san’s entrepreneurial journey.
——

訪問後、学生たちと報告会を開きました。感想は圧倒的にポジティブなものでした。学生たちは、フローレンスの長年にわたる革新的なアプローチと、それがもたらした大きな影響に感銘を受け、駒崎さんの起業家としての道のりにインスピレーションを得たようです。

また、ある学生は、下記のような感想を寄せて下さいました。

the perseverance of the founder was inspiring to me. He demonstrated the pivotal role of social entrepreneurs in identifying unmet needs and driving transformative changes in society.
——

創業者の忍耐強さに感銘を受けました。彼は、満たされていないニーズを特定し、社会に変革をもたらすという社会起業家の極めて重要な役割を実証してくれました。

今回の視察にとどまらず、今後も香港大学の学生の皆さんとは、連絡を取り合い、世の中の為に協働していけることを願っています。

(イベントの最後には、香港大学のキャンパスの絵が書いてある、素敵なランプをお土産にいただきました!ありがとうございます!!)

フローレンスでは今後も海外からの視察受け入れを行っていきます。
社会課題解決に関する視察、講演を企画している方はぜひお問い合わせください。


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