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医療的ケア児の保育園での「初めての受け入れ」をサポート オンライン&現場体験を提供開始

医療的ケア児の保育園での「初めての受け入れ」をサポート オンライン&現場体験を提供開始

#障害児・医療的ケア児家庭支援

フローレンスは、フローレンスの「医療的ケア児保育」はじめて研修』の受講サイトを2024年11月11日にオープンし、同日より受講申し込みを受け付けます。

『フローレンスの「医療的ケア児保育」はじめて研修』は、医療的ケア児を保育園で受け入れるために必要な基礎知識を身につけることができる研修プラットフォームです。オンラインでの研修動画の受講、また障害児保育園ヘレンでの現場体験を受けることができます。

フローレンスでは2014年に日本初※1の「障害児保育園ヘレン」を開園して以来、10年間でのべ372名※2の障害児・医療的ケア児をお預かりしてきました。地域の保育園での医療的ケア児の受け入れが始まるなか、これまでの障害児保育・家庭支援の知見を全国の保育園でお役立ていただくべく、研修事業を本格的に開始します。

※1 日本で初めて医療的ケア児を専門に長時間お預かりする施設を設立。
※2 2024年3月時点。ヘレン、アニー、ナンシー(東京・神奈川・仙台)でお預かりした障害児・医療的ケア児数

『フローレンスの「医療的ケア児保育」はじめて研修』の概要

オンライン
研修講義内容
全9講義(受講時間:全体で110分程度)
■医療的ケア児とは、医療的ケア児家庭を取り巻く環境
■障害児保育園の実際の保育内容
■医療的ケア児と一緒に遊ぶための工夫、環境づくりのポイント
■地域の関係機関との連携の大切さ、連携のポイント
■体調不良時の対応、災害時に必要な医療機器と対応、訓練の様子 
など
視聴方式オンラインでのオンデマンド動画視聴
障害児保育園
ヘレン現場体験
障害児保育園ヘレン現場体験
■ヘレンの集団保育の現場を見学
■主にこどもたちの日常援助及び保育活動に参加
■医療的ケア及び食事介助の見学
■保育士、看護師それぞれに適した構成で実施
料金■個人受講 通常価格:10,000円(税込)
■団体受講(受講人数に応じて料金が変わります)
10人の場合 通常価格:90,000円(税込)
※詳しくは受講サイトにてご確認ください。
支払い方法クレジットカード
コンビニ払い
銀行振込
paypal
受講方法1)受講サイトにアクセス
2)アカウント作成
3)受講申込み
4)決済(クレジットカード/コンビニ払い/銀行振込/paypal)

こんな方におすすめです!

園長先生

保育園のスタッフ向けの研修を検討中。医療的ケア児の受け入れが決まったけど不安がる職員が多く、安心感を与えたい。

研修は具体的には以下のような場面で活用いただけます!
■医療的ケア児を保育園で受け入れる前の導入準備が必要な場合
■医療的ケア児の受け入れを進めるために、まずはスタッフに具体的なイメージを持ってもらいたい場合

保育園勤務の看護師・保育士さん

勤務先の園で医療的ケア児の受入れが決まりました。受け入れに向けて不安を払拭して前向きにお子さんを迎えたい!

研修は具体的には、以下のような場面で活用いただけます!
■勤務先の園で医療的ケア児の受け入れが決まったけれど、具体的な保育やあそびのイメージがついていない場合
■医療的ケア児を受け入れる前に、まずは基礎的な知識を身につけたい場合

医療的ケア児保育実績10年のフローレンスが研修を提供します

フローレンスの障害児保育事業立ち上げのきっかけは、あるお母さんの悲痛な声でした。「医療的ケアのある我が子は入れる保育園がなく、働くことができない」。この状況を変えるべく、2014年に「障害児保育園ヘレン」を開園しました。

ヘレンとは、医療的ケア児や重症心身障害児の長時間保育施設です。現在都内で4園運営しており、障害児を毎日預けて保護者が安心して働ける環境をつくり支えています。

その後、訪問型保育の「障害児訪問保育アニー」も開始し、障害のあるこどもをもつ親も働くことを諦めないで子育てができることを支援しています。さらに、より高度な医療的ケアを必要とするお子さんにも支援を届けられるよう、看護師による訪問支援事業「医療的ケアシッター ナンシー」を展開し、こどもには発達支援で遊びなどの活動を、保護者には休息や就労など自由に過ごせる時間を提供しています。

また、医療的ケア児家庭を取り巻く課題を仕組みや構造から解決するため国や自治体へ政策提言を行い、関連団体とともに制度作りを牽引してきました。結果、これまで法律に明記されずに支援の対象外であった「医療的ケア児」に関する文言が記載されました。2021年6月には「医療的ケア児支援法」が成立し、支援を国の責務とすることに貢献しました。

都内で実施してきた研修をオンライン化により全国展開

「医療的ケア児支援法」施行後、障害児・医療的ケア児の保育を長年実践してきたフローレンスに対し、自治体や保育園等から「研修をしてほしい」「医療的ケア児を受け入れるためにはどんな準備が必要なのか」というご依頼やご相談を多数いただくようになりました。

そうした声を受け、わたしたちは医療的ケア児受け入れサポート事業「みんなで医ケア児受けいれ隊!」で対面の座学研修や訪問助言などを行ってきました。

〈研修実績〉
10年の障害児保育事業の実績を活かし、医療的ケア児の受入れに必要な各種研修を実施しました。
1)保育士・看護師向け座学研修(2020年からの4年間、20~30名×14回)
2)看護師向けの必要な手技やケース講義の座学研修(約40名に実施)
3)施設での医ケア実施や実施計画の訪問助言・指導(年6回×4年)
4)保育園、小学校、学童での医療的ケアなどの委託業務(6件)

今までは、東京都内の自治体や保育園等を中心に対面の座学研修等を実施してきました。今後は東京都内だけでなく全国の医療的ケア児の預け先不足解消のために、フローレンスがさらに力になりたいと考えております。わたしたちフローレンスは、一人でも多くの障害児・医療的ケア児が保育を受け、希望する保護者が働く選択をできる社会の実現を目指します。


フローレンスでは、医療的ケア児を保育園で受け入れるために必要な知識を身につけることができるオンラインの基礎研修、障害児保育園ヘレンでの実地研修を行っています。医療的ケア児を保育園で受け入れを検討中/悩んでいる保育事業者の皆さん、最初のステップとしてぜひご活用ください。


今回の取り組みに対しフローレンスは「公益財団法人洲崎福祉財団様」「ダウ日本グループ様」よりご支援を頂いております。


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