12月は寄付月間です。日本のこども・子育て領域の社会課題の解決を目指すフローレンスも、多くの方々からの寄付によって活動を支えられています。
経済的に厳しい状況にある子育て家庭への支援もその一つです。
特にこの時期は、毎年、皆さんからのご寄付を原資にクリスマスにちなんだ活動を行っています。
クリスマスプレゼント配送を今年も実施!
長引く景気の停滞や物価高騰の影響を受け、ここ数年で困窮度合いが高まったひとり親家庭は少なくありません。
厚生労働省の発表(2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況)によれば、ひとり親家庭の約半数は相対的貧困状態にあります。
フローレンスは、新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われた2020年度、フローレンスの病児保育を利用するひとり親家庭に向け、定期的に食品・日用品をお届けする緊急支援プロジェクト「こども宅食ひだまり便」の取り組みを実施しました。
2021年3月をもって緊急支援プロジェクトとしての配送は終了しましたが、その後も親子にあたたかいクリスマスの思い出を届けるため、2022年、2023年には食品や日用品の他にクリスマスにちなんだお菓子や絵本、おもちゃなどをプレゼントしてきました。
これまでに配送を受け取ったご家庭から、感謝のメッセージが届いています。
昨年に続き、今年もいただきました。
スキンケア用品、生活用品、お菓子、おもちゃ、絵本など、立派なものばかりで驚きました。
おもちゃとお菓子は、そのままクリスマスプレゼントにできそうなほど素敵な品物でした。絵本も、普段は借りてばかりで買わないので嬉しかったです。昨年は保存食品を沢山いただいたので今年も同じ内容かと思っていたのですが、 その年の世の中の状況を鑑みて内容を変えていらっしゃるのだなと感心しました。
とても嬉しく、あたたかい気持ちになりました。 ありがとうございました。
今年も多くの企業さんにもご協力をいただき、クリスマスプレゼント配送の準備を進めています。
クリスマスプレゼント配送に多くの支援を届けてくださる企業の皆さんと、このようなフローレンスの活動を支えてくださっている寄付者の皆さんのあたたかなお気持ちが、ひとり親家庭の親子の心に届きますように。そして、クリスマスに楽しいひと時を過ごせますようにと願っています。
クリスマスは “Time for Giving”
日本でクリスマスといえば、家族でお祝いしたり、大切な人と過ごすことが主流になっていますが、アメリカなどキリスト教徒の多い国では、「Time for Giving(何かを必要としている人たちに無償で与えること)」の精神が大切にされており、社会貢献やボランティアが盛んになる時期でもあるのです。日本ファンドレイジング協会の資料によれば、アメリカでは、12月の寄付額が他の月の2倍以上になるというデータもあります。
寄付というと、何か高尚なことをするようで、ハードルが高いと思う方もいるかもしれませんが、最近では、お子さんやお孫さんの誕生など何か嬉しいことがあったときに寄付をしたり、自分の誕生日に寄付をするバースデードネーションをする方も増えてきています。これまで寄付をあまりしたことがないという方も、今年はクリスマスドネーションをしてみませんか?
フローレンスの支援は、食品や日用品をお届けして終わりではありません。それをきっかけにご家庭とつながりを作り、継続的につながり続け、必要な支援を届けています。
この冬、「クリスマスぬくもり便キャンペーン」を実施。1日50円~のご寄付で活動を支えてくださる200名のマンスリー寄付会員を募集しています。
困りごとを抱えたご家庭に支援を届け、こどもたちが笑顔で暮らせるように、寄付でフローレンスを応援してください。
(キャンペーンは2024年12月25日まで)