2024年11月30日に読売巨人軍によるファンへの感謝イベント「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2024」が東京ドームにて開催され、今シーズン大活躍だった吉川尚輝選手からフローレンスへ寄付金の贈呈式が行われました。
吉川選手といえば、ゴールデングラブ賞を受賞し、チームのリーグ優勝に貢献した中心選手。フローレンスでは2022年から「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を開始し、吉川選手から継続して厚いご支援をいただいています。
この日、たくさんのファンの皆さんが見守る中、目録となる寄付金を吉川選手より贈呈いただきました。
こどもの夢を支援したい!「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」
2015年から「G hands(ジーハンズ)」と称した社会貢献プロジェクトを行っている読売巨人軍。その中で吉川尚輝選手は「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」として、2022年からフローレンスへご支援をいただいています。
吉川選手がフローレンスの活動に興味を持ち、プロジェクトを立ち上げた背景には、ご自身の幼少期の体験がありました。
僕がこどもの頃、一緒に野球をしていたチームメイトがいました。彼はとてもうまく、将来有望な選手でしたが、ある日突然、野球を辞めてしまいました。家庭の事情で野球を続けることができなくなったことは後から知りました。彼のように夢を諦めるしかないこどもたちが日本に多くいることを知り、なんとか力になりたいと思いました。僕一人の力では全然足りないと思いますが、僕の活動をきっかけに支援の輪が広がり、多くのこどもが夢を持ち続けられるような社会になるよう、僕自身は野球で頑張る姿を見せ続けたいです。
今年度もシーズンの公式戦で記録した得点数と盗塁数の合計×1万円に加え、吉川選手個人からのご支援をいただきました。
現在、日本のこどもの約9人に1人が相対的貧困状態にあるとされています。さらにひとり親家庭に限った場合、2人に1人が相対的貧困状態だといわれています。
フローレンスでは経済的な困難を抱える家庭などへ食品や日用品などを無料で届け、継続的なコミュニケーションをとることで関係を築いて、必要な支援をしていくことを目的とした事業に取り組んでいます。支援金はこの活動費に充てられます。
11月30日の「ジャイアンツ・ファンフェスタ 2024」で行われた贈呈式にて、フローレンス理事の杉山富美子が吉川選手から目録を受け取りました。
3年間継続して、「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を通じて、温かいご寄付をいただきまして本当にありがとうございます。吉川選手が大切にされている「こどもたちが夢を抱き続けられるように」の思いを事業を通じてこどもたちに届けられるよう、いただいたご寄付は、大切に活用させていただきます。
東京ドームの試合にご招待を受け、吉川選手との交流が実現!
2024年3月20日、プロジェクトの一環としてオープン戦(ロッテ戦)が行われた東京ドームに、困りごとを抱えるご家庭が登録されるフローレンスの「おやこよりそいチャット」のご利用世帯20人を招待いただき、試合前には交流会を実施しました!
普段はなかなか入ることのできない東京ドームの一室で、吉川選手は参加者一人一人にサインや写真撮影に応じ、直筆サイン入り選手カードをプレゼント。最後にはこどもたち全員とハイタッチ、こどもたちは憧れのプロ野球選手を間近にして、キラキラと目を輝かせていました。その後、交流会に参加したご家庭は吉川選手に用意していただいた東京ドームの席で試合を観戦、吉川選手が打席に立った時は、応援グッズを掲げ、ひときわ大きな声援を送りました。
このような機会が実施できたのは、親子の「体験格差」を解消し、こどもたちの夢を応援したいという吉川選手の熱い思いがあるからこそです。
なお、「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」のCMが、読売ジャイアンツ主催試合の東京ドームオーロラビジョンで試合開始前に放映されています。吉川選手の取り組みと想いが多くのファンの方へ届くことを期待しています。
目指すのは、すべてのこどもたちが夢を抱き続けられる社会の実現
フローレンスは、すべてのこどもたちが自分の持つ夢に向かって不安なく歩める社会を目指し、吉川選手の応援をいただきながら、今後も取り組んでいきます。わたしたちの活動は、皆さんからのご寄付によって支えられています。引き続きのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。