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憧れの選手との対面が実現!読売巨人軍・吉川尚輝選手が「チャイルドドリームプロジェクト」で夢を追いかけるこどもたちを応援

憧れの選手との対面が実現!読売巨人軍・吉川尚輝選手が「チャイルドドリームプロジェクト」で夢を追いかけるこどもたちを応援

2025年3月に東京ドームで行われた読売巨人軍のオープン戦(対ロッテ)に、吉川尚輝選手がフローレンスのSNS子育て相談サービス「おやこよりそいチャット」(※)をご利用のご家族30名を招待してくださいました。この日、吉川選手は調整のため試合に出場しませんでしたが、試合前には交流会が開かれ、こどもたちと憧れの選手との対面が実現しました。

2015年から「G hands(ジーハンズ)」と称した社会貢献プロジェクトを行っている読売巨人軍。その中で吉川尚輝選手は2022年に「吉川尚輝チャイルドドリームプロジェクト」を立ち上げ、フローレンスの活動を継続的に支援してくださっています。
(※)「おやこよりそいチャット」

フローレンスでは、チャット相談と対面での支援を組み合わせた新しい支援モデル「ハイブリッドソーシャルワーク」を展開しています。
その実践モデルとしてSNS子育て相談サービス「おやこよりそいチャット」を2021年より運用しています。
手軽なSNSを活用して「常時接続」し、ゆるやかに雑談・相談を受けながら、子育て家庭と信頼関係を築き、自然な流れで親子が本当に必要としている情報提供や支援へのつなぎを行います。

「こどもたちの夢を応援したい」吉川選手の想いとは

巨人軍の吉川選手といえば、昨シーズンはゴールデングラブ賞とベストナイン賞を受賞し、チームのリーグ優勝に貢献。広角に打ち分けるバッティングと広大な守備範囲を誇るプレーが魅力の中心選手です。そんな憧れのプロ野球選手に会えるとあって、交流会に集まってきたご家族とこどもたちは、緊張した面持ちでソワソワした様子。

そんなこどもたちに、吉川選手に伝えたい自分の夢を聞いたところ、たくさんの「夢」を書いてくれました!

今回ご参加くださったあるご家庭の親御さんからは、事前にこんなメッセージをいただいていました。

スポーツ観戦はチケットが高額なこともあり、なかなか経験できていません。
スポーツを観戦する楽しみや、スポーツを職業とすること、また、そのような選択をした選手とのふれあいを通して人生の経験にしてほしいと思います。(中略) 機会格差と言われており、親としてはとても心配しています。できるだけたくさんの経験をさせてあげたいと思っています。

現在、日本のこどもの約9人に1人が相対的貧困状態にあるとされています。さらにひとり親家庭に限った場合、2人に1人が相対的貧困状態だといわれています。このような社会では、学校以外の場所で「体験」の機会を得ることが難しかったり、やりたいことを諦めなければならないこどもたちが多くいます。

吉川選手がフローレンスを応援してくださる理由も、ご自身のこども時代の経験が背景にあります。

僕がこどもの頃、一緒に野球をしていたチームメイトがいました。彼はとてもうまく、将来有望な選手でしたが、ある日突然、野球を辞めてしまいました。家庭の事情で野球を続けることができなくなったことは後から知りました。
彼のように夢を諦めるしかないこどもたちが日本に多くいることを知り、なんとか力になりたいと思いました。 僕一人の力では全然足りないと思いますが、僕の活動をきっかけに支援の輪が広がり、多くのこどもが夢を持ち続けられるような社会になるよう、僕自身は野球で頑張る姿を見せ続けたいです。

本プロジェクトは、吉川選手がシーズンの成績に応じた寄付金をフローレンスにご寄付くださるというもの。吉川選手の大活躍の裏には、こどもたちが夢を諦めない社会を作りたいという願いが込められているのです。

いよいよ交流会が開始!

関係者入口でパスをもらい、普段なら絶対に入れない東京ドーム内のブルペン脇を抜けて、いざ交流会の会場へ。読売巨人軍の広報担当者やスタッフの方々がご家族やこどもたちを温かく迎えてくださり、緊張も少しほぐれてきたところへ、吉川尚輝選手が登場。大きな拍手を送るこどもたちの目が一斉に輝きます。

吉川選手への質問コーナーでは、こどもたちから次々と手があがりました。

「嫌いな球種はなんですか?」

「毎日心がけていることは?」

「調子が悪い時は、どうやって気持ちの切り替えをしていますか?」

「尊敬する選手は誰ですか?」

こどもたちの質問の一つに、丁寧に言葉を選びながら答えてくれる吉川選手。

なかでも「目標を達成するための秘訣はなんですか」との質問に、「目標や夢に向かって挑戦していると、失敗や悔しい思いをたくさんします。でも、諦めずに自分を信じて努力を続けることが大切です」と真剣な表情で答えてくださったのが印象的でした。

憧れの選手との記念撮影が、一生の思い出に

交流会では、吉川選手から直筆サイン入り選手カードが一人一人に手渡され、記念撮影にも応じてくれました。

最後にこどもたち全員とハイタッチして会場をあとにした吉川選手。その穏やかで真摯な人柄にその場にいた全員が魅了されていました。

後日、ご家族からいただいたコメントをご紹介します。

「吉川選手にお会いした時は緊張した様子でしたが、用意してきたお手紙も渡すことができてよかったです。穏やかな人柄が溢れ、お会いできて嬉しかったです。気持ちを切り替える話や、準備をすることの話は、これからの新生活でためになり見習ってもらえたら嬉しいです。サイン入りのカードは折れないように大切にしまっていました。こどもたちもかっこよかった!と喜んでいました。」

「プロ野球にかかわらず、『スポーツ選手』を間近で感じる機会が初めてで、とても貴重な体験となりました。いつもテレビで見ているような方が目の前にいること、スポーツを職業とすることを実感することができました。」

「東京ドーム〇個分の大きさ」を野球観戦で実感!

今回、吉川選手が招待してくれたご家族の中には、野球観戦が初めてというお子さんも。「まずは球場の広さに驚いていました。よく、例えで「東京ドーム〇個分の大きさ」とされますが、その大きさを実感できるようになったと喜んでいました。」

いつも練習で使っているというグローブを持ってきて、「ボール飛んでこないかな」とわくわくしていたお子さんもいれば、初めて見る野球ファンの応援に驚きつつも一緒に声援を送っているお子さんもいました。大声で応援歌を歌ったり、興奮した様子で試合を見入っていたり、それぞれが白熱した試合の観戦を楽しみました。


「経験が人を作る」と、昔からよく言われます。本来こどもたちは、好きなことに没頭したり、新しいことにチャレンジすることで、失敗や成功を味わい、ひときわ大きな人間に成長していくものです。

しかし、今の日本には、さまざまな理由で、その経験ができない、あるいは好きなことを見つけることすらできない状況にあるこどもが増えています。今回、吉川選手にご招待いただいたお子さんからは、「実際に現地で応援したことで、『スポーツ観戦が好き!』だとわかった」という声も聞かれました。

もしかすると、この観戦がきっかけでプロ野球選手になる子がでるかもしれません。選手の頑張る姿を見て、何かを成し遂げる大きな勇気をもらった子がいるかもしれません。こどもたちの果てしない可能性の広がりを、ご自身の努力と結果で応援してくださっている吉川選手。今シーズンも活躍を応援するばかりです。

吉川選手のご支援はフローレンスが行う「おやこよりそいチャット」をはじめとした、経済的なサポート等が必要な家庭へ食品や日用品などを無料で届け、継続的なコミュニケーションをとることで関係を築いて、必要な支援へつなげていく事業にあてられます。

フローレンスの活動は、1日50円からのご寄付でご支援いただけます。すべてのこどもたちが夢を抱き続けられる社会を、一緒に実現しませんか。フローレンスの応援をよろしくお願いします。


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