経済的に厳しい家庭や、ひとり親家庭などのこどもたちへ体験を届ける事業「こども冒険バンク」がスタートして1年が経ちました。このたび、活動報告イベントを8月8日(金)12:10〜 オンラインで開催します!
イベントでは、体験提供プラットフォーム「こども冒険バンク」を運営するフローレンスのスタッフが登壇! 最近注目されている社会課題、こどもの「体験格差」について解説するとともに、体験を届けた先の家庭のリアルをパネルディスカッションでお届けします。
「最近よく聞く、こどもの『体験格差』って何?」
「どうやって『体験格差』を解消するの?」
「『体験格差』を解消すると、どんなことが期待できるの?」
イベントはどなたでも参加OK!ぜひこの機会に、こどもにおける「体験」の大切さや、「体験格差」について考えるとともに、フローレンスの活動にも触れてみませんか?
ランチタイムの開催なので、カメラオフでお昼ごはんを食べながら気軽にご参加ください!

ここでしか聞けない!?「こども冒険バンク」の舞台裏を大公開!
「こども冒険バンク」とは、経済的にお困りの家庭やひとり親家庭、障害児を育てている家庭など、体験が不足しがちなご家庭に、無料で体験を届ける新しいプラットフォームです。2024年8月から事業をスタートさせました。さまざまな事情でおでかけをすることが難しいご家庭へ、こどもの未来を応援する企業がアミューズメントや工場見学、学習体験、外食機会といった体験コンテンツを無料で提供します。
今回のイベントで登壇するのは、こども冒険バンク マネージャーを務める前田晃平です。リクルートHLDで新規事業開発、内閣官房参事官補佐、こども家庭庁専門官などを経て現職に至ります。著書に『パパの家庭進出がニッポンを変えるのだ』(光文社)。
今回のイベントでは、こどもの体験格差の実情と「こども冒険バンク」の立ち上げ秘話、実際にこどもたちやご家族に「体験」が届いたときの光景などについてお話しする予定です。
<当日のタイムテーブル>
| 12:10 :開始(12:00から入室できます) |
| 第1部:講演:こどもの体験格差の状況と「こども冒険バンク」立ち上げ秘話 |
| 第2部:パネルトーク「こどもが目を輝かせた一日」 |
| 13:00:終了 |
<開催情報>
| 日時 :8月8日(金)12時10分~13時 参加方法:オンライン(Zoom ウェビナー形式) 参加費 :無料 申込〆切:8月6日(水) ※終了後、申込者限定でアーカイブ動画を視聴できます。当日にご都合がつかない方もぜひお申込みください。 申込方法:Peatixページから、参加チケットをお申し込みください。 |
「体験」は、こどもたちの笑顔と未来をつくる!

親子をとりまく社会課題を解決するため、さまざまな事業活動や政策提言活動を行っているフローレンス。多くの親子と向き合う中で、切実な声を耳にするようになりました。
夏休みにどこにも出かけていないから学校に行きたくない。
学校に行っても、友達との会話にまざれない。
経済的に習い事、旅行など、こどもがやりたいと言っても連れていってあげられないのが現状です。親の事情でこどものやりたい事や体験の機会を諦めさせるのも、申し訳ない気持ちです。
現在、日本ではこどもの約9人に1人が相対的貧困状態にあり、世帯年収300万円未満の家庭では、こどもの3人に1人が1年を通じて学校外の体験活動がゼロとの調査報告(※)もあります。体験の機会を得ることのできないこどもたちが全国にいるのです。
(※ )公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンの「子どもの『体験格差』実態調査」(2023)
特に夏休みは、学校での給食や授業に代わる食事や学習機会の提供が各家庭に委ねられるため、経済的に苦しい状況にある家庭では、こどもの「体験の機会」が不足しがちです。
つらいのは、こどもだけではありません。経済的に困難な状況にあるご家庭では「食」を優先させるため、「体験」はどうしても後回しにせざるを得ません。
給食がない夏休みには食費もかさむため、こどもをどこかに連れていってあげたくても、できないご家庭も多いのです。
そこでフローレンスは、家庭の状況にかかわらず、すべてのこどもたちが自分らしく生きるための体験を選ぶことができ、体験を通じて大切な思い出を作れる社会をめざして「こども冒険バンク」を立ち上げました。
「こども冒険バンク」という名前には、まるで「冒険」のように、こどもにとってワクワクし新たな世界が広がるものであってほしいとの願いがこめられています。これまでに27社の企業より6,308枠の体験を提供しています。(2025年6月末時点)
家庭環境にかかわらず、すべてのこどもたちが夢を描ける社会へ
実際に「こども冒険バンク」を通して体験に参加したご家庭からは、次のような声が寄せられています。
企業からの温かい体験のプレゼントを通じ、「応援してくれる人がいる、そう思うと頑張れる」。
なかなか体験ができない実情の中、「やってみたかった」がかなって親子の思い出になった。
忙しすぎて、何かを「体験」させる必要があるということも頭にありませんでした。小さい頃のことはあまり覚えていないかもしれませんが、大人になったときに「楽しかった」「こんなことを経験したな」というのが心に残るといいなと思います。
改めて、「体験」とは家族にとってかけがえのない思い出となり、さらにはこどもの興味・関心を引き出す機会となることを認識しました。それだけでなく、人や社会のあたたかさに触れる機会にもなり、孤立を防ぐ一助にもなりえるのではないでしょうか。
フローレンスは「こども冒険バンク」を通じて「やってみたい!」というこどもたちの気持ちを後押しし、誰もが挑戦を諦めない未来をつくり、さらには社会全体でこどもたちの成長を見守る優しい社会になることを願っています。

こうした事業の運営は、皆さんからのご寄付によって支えられています。引き続きフローレンスの応援をよろしくお願いいたします。




