第三回目となる保育ドリプラをフローレンスも応援しました!
皆さん、「ドリームプラン・プレゼンテーション」通称「ドリプラ」ってご存知ですか。新事業のアイディアや実現したい企画についてプレゼンをする場面やイベントは数々ありますが、多くのものは事業計画やマーケティング結果などを用いて、聞く人を論理的に納得させるタイプのプレゼンテーションです。しかし、ドリプラは一風変わった手法でプレゼンします。
各プレゼンターが持ち時間10分で「夢が叶った後の世界」を架空の物語形式で語る、聴衆体験型のプレゼン大会なのです。「共感」「感動」「相互支援」がキーワードであるこの手法は、企業、地域、教育現場等でも取り入れられているそうです。
そんなドリプラの保育版が、「保育ドリームプラン・プレゼンテーション」です。2月4日に第3回目となる2017年版が開催されました。テーマは【子どもの未来は日本の未来~子どもの育ちをもっともっと大切にできる社会にしたいから♥~】。
現役保育士や学生など6名の若者が「こんな保育園を作りたい」「親子の居場所を作りたい」「子ども達にこんなことを伝えたい」「こんな社会にしたい」、会場を埋め尽くす250名もの観客に向けてそれぞれの夢を発信しました。
フローレンスは、このイベントに協賛し、基調講演とコメンテーターを務めさせていただきました。また、「おうち保育園」で働く現役保育士大谷は実行委員としてイベントを支えました!
「保育ドリプラ2017」は子ども達の元気いっぱいのダンスパフォーマンスで幕を開け、その後フローレンス代表駒崎が基調講演を行いました。
20代前半で日本初となる「訪問型病児保育」を事業化してから、「おうち保育園」「障害児保育園ヘレン」「障害児訪問保育アニー」へと取り組みを広げてきたリアルな体験を紹介しました。そして、「保育が全ての子ども達に届く社会」「保育園が親子のセーフティネットになる社会」「保育士が笑顔で働ける社会」を、改めて自身の夢として訴えました。
基調講演のあとは、いよいよ6名のプレゼンターによるドリームプラン・プレゼンテーション。
夢と想いを他人に伝わるように具現化していく過程では、自己と何度も向き合う必要があります。6名それぞれが、コンプレックスや不安、辛い記憶を乗り越えて、保育や子どもの可能性へと自身の夢を昇華させてきたことが分かり、プレゼン途中で感極まって涙がこぼれるプレゼンターに、会場から声援が飛ぶという場面も多くありました。
「感動大賞」を受賞された田島緋登美さん「みんなが愛しあいされるCo-そだてほーむ」は、「孤育て」問題を取り上げ、子育て中の大人が尊重され人とつながることで満たされて初めて、子育てが愛の時間として認識されることを訴えました。
「共感大賞」を受賞された矢口正士さん「わくわく保育園」は、矢口さんが幼稚園教諭として働いていた頃、時には23時まで勤務しその後自宅での制作や書類作り等に追われ、子どもと大人が「ワクワク」できる心の余裕がなくなった現場経験から、保育士の労働環境改善と保育士の生きる力向上を訴えました。保育士と保護者、子ども達みんなが自分の夢を「ワクワク」語れる保育園を実現したいとのことです。
コメンテーターとして、小規模保育事業部ディレクター中村優子が各プレゼンターの想いを受け止め、応援メッセージを送らせていただきました。
フローレンスは志ある学生、保育士を応援します!
フローレンスは、保育業界で夢を実現したい学生や若者、保育士を応援しています。アツい気持ちを、まっすぐな想いを、ぜひ大切にしてください。私たちフローレンスも、新しいアイディアや気づかなかった視点をいただいて学んでいきたいです。
子どもを社会の真ん中に置いて、みんなが繋がることのできるような強くて優しい社会を、一緒に作っていきましょう!
やりたいことがある現役保育士の方、保育を勉強中の方でどんな保育が自分に向いているだろう?と悩んでいる方、ぜひ一度フローレンスに遊びに来て下さい。フローレンスには多様な保育現場とたくさんの活躍ステージがあります。