3月も終わりに近づき、桜の花もだいぶ華やかになる季節になってきました。
もうすぐ4月、これまで育児休業を取っていて、この4月から職場復帰する方も多いでしょう。その中には長く仕事から離れていた環境から職場に復帰するのは正直不安、という方もいるのではないでしょうか。
フローレンスでも、事務局・保育現場問わず、この春に育休から職場復帰するメンバーは少なくありません。そこで、さる2月に、育休から復帰するスタッフを対象に「育休復帰の不安を減らす」ことを目的とした社内イベントを開催しました。
今回はその様子をご紹介します。
イベントは、前年度に育休から復帰したスタッフが中心となって企画。対象者への声がけから、イベント内容の企画検討、会場手配などを有志メンバーで実施しました。
当日は、保育現場で働くスタッフで、現在育児休業中、4月〜6月に復帰予定のメンバーが4名参加。
子連れでも参加できるよう、当日は保育スタッフが出社し、お子さんの預かり付きとしました。
イベントではまず、育休から復帰するにあたって不安に感じていることを、座談会形式で共有するシェアリングを実施。
「職場復帰すると授乳のサイクルが変わって大変そう」「夫に家事育児にもっと参画してもらうためにはどうすればいいの?」など、さまざまな話を、お菓子を食べながらカジュアルに、育休復帰の先輩社員とざっくばらんにお話しました。
その後は「復職後のタイムマネジメントを考えよう」というテーマでワークショップを実施。
子どもを授かる前と、復職後で、自分が使える時間はどのように変わるのか?というのを、実際に円グラフに書いてみてイメージする、というワークです。
育休から復帰となると、保育園の手配や職場復帰の準備など、さまざまな手続きで忙しく、じっくりと「自分がどう時間を使いたいか」ということを考える時間は、なかなか取れません。
実際に自分の時間の円グラフを書いてみると、「想像以上に自分のことに使える時間はなくなるかも」「どうしても家事育児の時間が増えるから、夫ともシェアしなきゃ」など、いろいろな気付きがあったようです。
ワークの後は、それぞれ感想を述べて、イベントは終了となりました。
参加者のアンケートでは
「夫に家事をしてもらうための操縦法を聞いてなるほど!と目からウロコでした」
「皆さんが同じように感じていて安心した(家事をどう工夫していくか悩んでいること)」
「みんな工夫していることが知ることが出来てよかった」
などの声がありました。
誰かと不安に思っていることをシェアできること、同じような経験をした仲間からアドバイスをもらえることは、不安をやわらげることにつながったようです。
ある調査では、育休中のワーキングマザーのうち、70%以上が「復帰に不安を感じている」と答えています(※)。
子育て支援のNPOであり、スタッフの働きがいを高めることを大切にしているフローレンスとしても、スタッフの育休からの復帰にあたって、不安を減らしていくことはとても大事です。
もともと会社としても、復帰前の面談などは行っています。しかしそれだけでなく、復帰予定のメンバー同士で集まり、仕事と直接関係のない会話の中で不安を解消することも意味があるはず、という育休復帰経験者の思いから、今回イベント開催に至りました。
業務という観点抜きで、今の不安をお互いにシェアでき、アドバイスがもらえる場というのは、貴重なものかもしれません。
今後も、フローレンスは、スタッフの働きがいを高めていくため、さまざまな施策を行っていきます。
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