いつもフローレンスのニュースをご覧いただいているみなさん、メリークリスマス!!
今日は12月25日、クリスマスですね。
フローレンスの運営するおうち保育園、みんなのみらいをつくる保育園、障害児訪問保育アニー、障害児保育園ヘレンでも様々なイベントが企画され、子ども達は一年のうちでも特にこの日を楽しみにしています。
今日は、障害児保育園ヘレン荻窪から、楽しいクリスマスの様子をレポートします。
実は、障害児保育園ヘレン荻窪の子ども達に、毎年人知れずプレゼントを届けてくれるサンタさんがいるのです。
障害児保育園ヘレンのクリスマスイベントに密着
午前中の保育現場の様子をいちはやくレポートします!
障害児保育園ヘレン荻窪では、うみ組(重症心身障害児クラス)とそら組(医療的ケア児等障害児クラス)の子どもたちが活動しています。
今日は、クリスマスに向けて一人ひとりががんばって作ったクリスマスの制作物の発表会にはじまり、パネルシアター「あわてんぼうのサンタクロース」を観たあとは、みんなで鈴やカスタネットを持って合奏をしました。
次に、子どもたちはツリーとリースの台紙をもって、ヘレンの中にたくさん隠れているシールを探すゲームをしました。
保育室を行ったりきたり、「あった!」「貼れたよ!」と大興奮する子もいれば、ゆっくりと指でシールを貼る感覚を確かめる子もいました。
そら組のおともだちが、うみ組のおともだちの台紙にシールを貼ってあげる場面も見られました。
さて、このクリスマスツリー&リースシール貼りのミッションをコンプリートした子どもたちには、とっておきのプレゼントが待っています!
子どもたちひとりひとりに手渡された、クリスマスプレゼント
子どもたちはみんな大喜びで、今日のクリスマス会の盛り上がりも最高潮。
クリスマスプレゼントを届けてくれた、影のサンタクロース
この素敵なプレゼント、実は障害児保育園ヘレン荻窪の近隣にあるスーパー「西友 荻窪店」から先日届けられたものだったのです。
西友荻窪店 店長宇都宮さん(右)がプレゼントを渡しにいらっしゃった時の様子。受け取ったのは障害児保育園ヘレン荻窪園長 西澤(左)。
西友 荻窪店の、店長やスタッフさんの想いが詰まったプレゼント
実は、2014年に障害児保育園ヘレン荻窪は、合同会社西友さんからの開設資金の大きなご支援があり生まれた保育園です。
当時、医療的ケア児や重症心身障害児に長時間保育を提供する「障害児保育園」の開園は、日本初の試みでした。制度も施設もお金も、ないないづくしからのスタートだった国内初の障害児保育園立ち上げをサポートしてくださったのが、西友さんです。
障害児保育園ヘレン荻窪の近隣にある、「西友 荻窪店」にも開園に際しごあいさつに伺い、たびたび交流の機会をいただいていました。
そのうち、「ヘレンの子どもたちにクリスマスプレゼントを!」と、西友 荻窪店のスタッフの皆さんの発案で社内に募金箱が設置され、集まった募金でヘレンの子どもたちにプレゼントを贈ってくださるようになりました。毎年クリスマスの頃に店長やスタッフさんが園まで持ってきてくれます。
いつも子どもたちがお昼寝の頃にいらっしゃるので、ある時園長が「子ども達が起きていたらよかったんですけど・・・。」と恐縮したところ、店長さんは「サンタクロースですから、子どもたちが寝てる間にこっそり持ってくるぐらいが丁度いいんです」とのこと。
子どもたちにプレゼントされるお菓子は、ひとりひとりに手渡せるよう心をこめて個包装されています。
経管栄養や胃ろうの子どもたちには乳酸菌飲料等摂取しやすいものを入れてくださったり、さらには、もらったプレゼントをご兄弟や家族にも食べてもらえて大変喜んでいます。
ヘレンのスタッフにまでプレゼントして下さる西友さんの粋な計らいに、毎年感激です。
西友の「社会貢献活動助成プログラム」においては、2011年からフローレンスの訪問型病児保育サービスを安価でひとり親家庭に届ける「ひとり親家庭支援プラン」の支援にはじまり、日本初の「障害児保育園ヘレン」の立ち上げ、2015年にサービスを開始した「障害児訪問保育アニー」の立ち上げ、そして2017年度からはサービスインから間もない「赤ちゃん縁組事業」の運営サポートも加え、各事業を継続して支えていただいています。
私たち一団体ではできないことを、企業や寄付者の 皆さんと実現していけることに心から感謝しています。これからも、たくさんの皆さんと繋がることで、社会変革のインパクトを大きくしていきたいと思います。
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