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「見えない待機児童」が存在する!?これからの保育園の役割を解説します【シリーズ #令和の子育て 】

「見えない待機児童」が存在する!?これからの保育園の役割を解説します【シリーズ #令和の子育て 】

#みらいの保育園 #ソーシャルアクション

「保育園落ちた 日本死ね」

 

匿名ブログから一気に社会の関心事項として高まった待機児童問題。

 

新たな時代・令和では、待機児童問題を過去のものとし、あらためて保育園が子どものセーフティネットとしての重要な役割をになっていることを伝え、体現していきたいとフローレンスは考えています。

また、「保育園数が足りない」という一般的な待機児童問題にとどまらず、家庭の事情や障害があるなどの事情で保育園に入りたいのに入れない子どもがいる問題を解決し、すべての子どもが保育を受けられる社会をつくっていきます。

 

まずは保育園を取り巻く問題や、これからの保育園の役割について整理してみました。

 

保育所が足りないのに増えない!その原因とは?

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「子どもが待機児童になってしまったので、復職したくてもできません」あるスタッフの一言がきっかけで、フローレンスの保育園事業がはじまりました。

 

時は2009年。少しずつ待機児童問題が明らかになり始めた頃です。

「保育所が足りないなら作ればいい」、そう考えてフローレンスでは保育所を作るために様々な準備をはじめました。

 

しかし、そこで様々な規制にぶつかります。

中でも大きかったのが、認可保育所を作るためには定員20名を受け入れられる規模にしなければならないという「定員20名の壁」です。

 

フローレンスでは発想の転換で、定員19名以下の保育所を作れないか考えました。

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そこで厚労省の試験的な事業として、都心の空き物件を活用し、0-2歳児を対象とした定員19人以下の「おうち保育園」を2010年に開始しました。

 

この試験的な取り組みが注目され、2012年には「小規模認可保育所」が制度化され、全国に広まりました。

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2017年現在、3,500園もの小規模認可保育所が、保育の受け皿となり、待機児童問題解決の一助となっています。

 

保育にソーシャルワークをかけ合わせ、親子の笑顔を守りたい

 

2019年現在、フローレンスでは、東京都と宮城県仙台市で合わせて18園の保育園を運営しています。

 

保育園では、お子さんをお預かりするだけでなく、親御さんの子育ての悩みを聞き、相談に乗ることも少なくありません。

 

経済的に苦しい家庭、ワンオペ育児が常態化している家庭、疾病や障害を抱えた家族のケアが必要な家庭など、悩みのバックグラウンドはさまざまです。

 

多くの場合は、保育士が相談に乗ることなどで、親御さんの悩みもある程度解消しますが、場合によっては、そういった悩みが積もった結果、不適切な養育につながってしまう場合もあります。

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そこでフローレンスでは、必要に応じてより専門的なアプローチをするべく、「保育ソーシャルワーク」の取り組みを始めています。

 

通常保育園で行う保護者支援に加えて、より相談支援・ソーシャルワークの視点を持って親子や家庭の課題に対応できるよう、専門スタッフとして「保育ソーシャルワーカー」を設置しています。

 

それぞれの家庭でそれぞれに、保護者の方々は子育てに悩んでいます。そして子どもも、何かのメッセージを発信しています。それに気づき、支えていくことが、これからの時代に保育園に必要な役割と考え、保育ソーシャルワークに取り組んでまいります。

また、こうした保育園における子育て支援の恩恵は、保育園に入れた子どもやその親たちだけが受けられるものであってよいのでしょうか。

私たちフローレンスの答えはNOです。

家庭の事情や、障害の有無に関わらず、すべての子どもが保育を受けられるよう、「見えない待機児童」の解消にも着手して参ります。

 

新たな保育園の役割を築き上げる。保育ソーシャルワーカー(地域保健師)の募集はこちら

 

 

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