新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言は解除になったものの、まだ生活や仕事、そして子どもたちの遊びや学びの環境は不安定な状況にあります。
こうした状況下で、経済的・精神的に困難な状態にある親子を支えるべく、フローレンスでは「新型コロナこども緊急支援プロジェクト」を実施しています。
ひとりで生計を立てるひとり親家庭では、休校・休園中も休む暇なく働かざるを得ない状況がほとんどです。
働き方を在宅勤務に切り替えた場合でも、仕事と育児の両立は困難を極めます。子どもたちも外あそびができなかったり、友達と会えなかったり…と、いつも以上に、我慢を強いられる状況にあります。
どんなご家庭にも、ほっと一息つける時間や、外出自粛の中でも遊びを楽しむ時間は必要です。
今回もこうした想いに共感してくださった支援企業の皆さまから、物品のご寄付を頂きました。フローレンスの訪問型病児保育を「ひとり親家庭支援プラン」で利用されているご家庭を対象に、5月末に実施した物品支援第2弾の様子をお伝えします。
支援企業のみなさんから届けていただいたたくさんの支援物資
今回、4社の支援企業の方から物品をご提供いただきました。
・レゴジャパン株式会社様より「レゴ ブロック」
お子さんの年齢に合わせた3種類のブロックをご提供いただきました。
・株式会社Brillar様より「使い捨てマスク」
店頭にも並び始めていますが、まだまだ値段は高く、手が届きづらい状況なので喜ばれそうです。
・資生堂パーラー様より「ラ・ガナシュ」「ビスキュイ」
贈答品でも人気の商品をご寄付いただきました、大人が一息つくときのお供にも嬉しいですね。
・Peach Aviation株式会社様より「カップヌードル」
備蓄にも役立つので嬉しい一品です。
この他に、フローレンスのこどもレスキュー隊員による子ども用の手作りマスクを用意。
これらを詰め合わせて、111家庭156人のお子さんの元へお届けしました。
ご家庭からの喜びの声が届きました
今回の配送を受け取ったご家庭より、感謝のメッセージを頂きました。掲載のご許可を頂いているメッセージとお写真を紹介させていただきます。
「お菓子とおもちゃ、心のこもった手作りのマスク、ありがとうございました。休みの日にお茶を入れて、子どもと一息つきたいと思います。ご厚意に感謝致します。」
「外になかなか行くことが出来ず、つまんないー!と双子が言う中で、このプレゼントを受け取りました。 レゴブロック大好きなこどもは早速箱からブロックを出し、作り始めています。 お菓子やカップラーメン、マスクまで、本当にありがとうございました! ひとり親で、障害を持つ子供との自粛生活の中で受け取ったプレゼント、うれしかったです!! ありがとうございました!」
「こんなにたくさんの御支援。 食事の支度など自分の手を休めそうで本当に嬉しいです。 子供だけでなく、保護者へのお気遣い、誠にありがとうございます!」
「フローレンスの皆様、ご支援していただいた企業様、ありがとうごさいます。(中略) 子供達は完全自粛生活で外はベランダのみだったためプレゼントをとても喜びました。私も皆様の暖かいお心遣いに自粛生活の疲れがほぐれました。 どういう訳でプレゼントが届いたのかを子供達に説明し、皆様の暖かいお気持ちを誰かに繋いでいける人になれるようにと話しました。 私もいつも感謝しております。 ありがとうございました。」
こうしてひとり親家庭に休息の時間や、おもちゃで夢中になれる時間を提供できたのも、物品を寄付してくださった支援企業の皆様や、ご寄付を頂いた皆さんから温かいお気持ちのおかげです。本当にありがとうございます!
withコロナ時代のひとり親家庭を支え続けるために
緊急事態宣言は解除され、“新しい生活様式”の元、これからの生活を再構築していくフェーズに入りました。
しかし、まだまだ感染予防対策や、感染第2波への緊張感も高い状況が続きます。仕事に家事、そして育児のすべてをひとりで担うひとり親家庭へは、引き続きの支援が必要です。
フローレンスでは、ひとり親家庭のニーズを調査しながら、必要とされる支援を検討し、提供してまいります。
引き続き、本プロジェクトへの応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
物品支援第1弾の様子はこちら