静岡県で発生した痛ましい事件を受け、フローレンスは通園バスへの「置き去り防止装置」の義務化とその導入支援等を求める署名キャンペーンを実施。昨日、小倉子ども政策担当大臣に42,783筆(9月26日12時時点)の署名を提出しました。
そして一夜明けた今日午前、小倉大臣が、安全装置の義務化とバスの改修費用に必要な財政措置等を含め保育所などへの具体的な支援策をまとめるよう指示したというニュースが飛び込んできました。
通園バス置き去り防止へ、安全装置義務化の方針…小倉少子化相が法令改正を指示
署名提出からわずか1日で、事態は大きく前進しました。
昨日、小倉大臣は「たった2週間で42,000名を超える方の署名が集まったということは、それだけ子どもの命・安全に不安を感じている方が多いということだと思います。大変『大きな声』として、真剣に受け止めたい。スピード感をもって対応していきたい」と話していました。
ヒューマンエラーや大人の怠慢で、子どもの命が失われるようなことは二度と繰り返さない。
皆さんの強い思いが、政府を動かしたのは間違いありません。
署名に賛同いただいた皆さん、SNSなどでこの署名活動を多くの方に知らせてくださった皆さん、フローレンスの記事をシェアしてくださった皆さん、寄付など様々なアクションで活動を支えてくださった皆さん。本当にありがとうございます。
これまでの経緯はこちらのフローレンスニュースでご覧いただけます。
今日の大臣の指示を受けて、具体策がまとまるのは来月の予定です。
岸田首相が10月3日に行う所信表明演説の中でも、安全装置の義務化と支援措置を含む緊急対応策を講じることが示される、との報道も出ています。
具体策が実効性のあるものになるかどうか、現場の保育施設に負担を課すものにならないか、フローレンスは引き続き注視し、必要な政策提言を行っていきます。
社会を変えるソーシャルアクション・政策提言活動を皆さんとともに
親子の課題を事業と政策提言によって解決するフローレンスは、これからも親子の声を政治に届け続けていきます。
通園バスだけでなく、子どもたちが通う施設の安全がしっかり守られるよう、提言を続けます。
フローレンスのこうした社会的アクションや政策提言活動は、皆さんからのご寄付によって支えられています。
ぜひ、これからもフローレンスの活動を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。