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地方版「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」推進事業にて山形市と連携し、市民のすべての方を対象とするLINE相談「つながりよりそいチャット」を開設

地方版「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」推進事業にて山形市と連携し、市民のすべての方を対象とするLINE相談「つながりよりそいチャット」を開設

#ハイブリッドソーシャルワーク

フローレンスは、山形市が内閣官房より採択された地方版「孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム」推進事業(※)の一環として、山形市を実施主体とするLINE公式アカウント「つながりよりそいチャット」を2023年2月16日~2月27日の期間限定で開設・運営します。

子育て家庭に限らない、市民のすべての方を対象とするデジタルソーシャルワーク事業を運営するのは、弊会として初めてとなります。

(※)地方版孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業とは

国が地方におけるプラットフォームの整備を後押しすることで、孤独・孤立対策について関係団体の連携強化を迅速に実現していくと同時に、地域の実情に応じた効果的な連携の進め方について様々な例示を行い、全国への波及を進めることで地方自治体の取組を強化し、悩んでいる人々に各種支援策が着実に行き届くようにする調査事業です。山形市は2022年7月に、本事業の第一次取組団体として採択されました。

詳細はこちら:地方版孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム推進事業(内閣官房サイト)

今回の取り組み「つながりよりそいチャット」概要

対象者山形市内にお住まい・お勤め・通学の孤独・孤立を感じている方
対応時間2023年2月16日(木)~2月27日(月) 平日18時~21時 ※土日祝日含めて、24時間いつでもメッセージを受け付けています。
ご利用方法LINEアカウント「つながりよりそいチャット」を友だち登録して、話しかけてください。
相談は無料で、匿名でご相談可能です。
山形市と認定NPO法人フローレンスにより、WEBやLINEを通じてのご案内や、市内でのチラシポスティング等にて山形市内に広くお知らせしていきます。
※「つながりよりそいチャット」は2023年2月27日に終了いたしました

今回、フローレンスは山形市内にお住まい・お勤め・通学の孤独・孤立を感じているすべての方に対して、LINE公式アカウント「つながりよりそいチャット」上で相談を受けつけ、オンラインでよりそいながら、必要な情報提供・支援へつなげる「デジタルソーシャルワーク」を実践します

つながりよりそいチャットロゴ
つながりよりそいチャット画面イメージ

また、山形市とフローレンスでの情報共有にはサイボウズ株式会社の「kintone」を導入し、迅速な連携体制を構築すると同時に、必要に応じて、山形市の孤独・孤立対策官民連携プラットフォーム「山形市つながりよりそうプラットフォーム」に参加する他の支援機関・団体とも連携し、地域の支援へつないでいきます。

デジタルソーシャルワークとは

現在の日本の福祉サービスは、行政の窓口での申請など、特定の場所まで行かないと支援を受けられないことが多く、支援を受けることができるようになるまでに数多くの物理的・心理的なハードルが存在しています。フローレンスは、この課題に対して、食品を届けながら見守り、必要な支援につないでいく「こども宅食」事業を2017年に立ち上げ、その全国普及活動を通じて、こちらから出向いて支援を届ける「アウトリーチ」を推進してきました。

一方、「こども宅食」の全国普及を進める中で、社会資源の地域格差という課題に直面しました。これを乗り越えるためには「こども宅食」のようなリアルでのアウトリーチだけでなく、デジタルも活用した地域を超えた仕組みが必要と考え、新たに「デジタルソーシャルワーク」事業を2021年に立ち上げました

デジタルソーシャルワークのイメージ

デジタルソーシャルワークとは、単発の相談対応が主なLINE相談とは異なり、オンラインでつながった後、継続的に相談員からも声をかけ、ゆるやかに雑談・相談を受けながら、自然な流れで情報提供・支援へつないでいく、新しい支援のかたちです。必要に応じて、リアルの社会資源とも積極的に連携し、デジタルとリアルで連携した個別の支援計画をたて、ハイブリッドでの伴走型支援を提供するのが特徴です。

具体的には2021年8月より、独自事業として「おやこよりそいチャット」サービスを神戸市で提供開始。現在は、全国からリモートで参画する有資格者の相談員(デジタルソーシャルワーカー)が、全国6,000家庭以上とつながっています(2023年1月時点)。

フローレンスと山形市の取り組み

フローレンスは、2022年4月から、山形市より支援対象児童等見守り強化事業を受託し、山形市社会福祉協議会等と連携して、山形市在住の子育て世帯に対して、デジタルソーシャルワークを実践する「おやこよりそいチャットやまがた」を運営しています。現在、登録者数は1,069名(2023年1月末時点)、月間約200件(2023年1月時点)の相談に対応しています。山形市と山形市内の支援者間での情報共有にはサイボウズ株式会社の「kintone」を導入し、迅速に連携できる体制を構築しています。開設から1年で、ヤングケアラー、生活に困窮するご家庭、お子さんの発達でお悩みのご家庭など、さまざまなご家庭によりそい、必要な支援につなげながら、継続したフォローをしています。

今回、「つながりよりそいチャット」の開設により、子育て世帯だけでなく山形市内のすべての方にデジタルソーシャルワークを提供できることになります

今後の取り組みについて

デジタルソーシャルワークへの取り組みは、引き続き、利用者や地域のニーズに応じて、他地域での展開も検討していきたいと考えています。モデル事業の立ち上げなどにご関心のある自治体関係者様からの連携のご相談は随時、受け付けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。


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