企業に勤める皆さん、社内制度を使って日本のNPOへ支援する際に、いまお勤めの企業が導入している「企業向け寄付プラットフォーム」を通じて寄付できることをご存じでしょうか?
企業向け寄付プラットフォームとは、外資系企業を中心とする多くの企業が導入し、従業員の皆さんが寄付やボランティアに簡単に申し込むことができるオンライン上の仕組みです。
企業にとって、従業員の寄付をまとめて管理できる国際的な寄付プラットフォームであり、自社のCSR活動の推進に役立てられています。
代表的な企業向け寄付プラットフォームは、以下のようなものがあります。
- Benevity(ベネビティ)
- Bright Funds(ブライトファンズ)
- YourCause(ユアコーズ)
フローレンスは、これら主要な企業向け寄付プラットフォームを通じたご寄付を受け付けています。
もしお勤め先の企業が上記のいずれかを導入済みであれば、追加の契約や面倒な手続きなしにご支援が可能です。ぜひ社内の担当部署や福利厚生の窓口などをご確認ください。
※寄付プラットフォームを通じた寄付については、弊会からの領収書発行は行っておりません。
企業向け寄付プラットフォームを活用するメリット
これらのプラットフォームは、CSRマッチングプラットフォーム、CSR支援プラットフォーム、チャリティープラットフォーム、海外ファンドレイジングプラットフォーム……などさまざまな呼ばれ方をされています。
プラットフォームを活用して寄付を行うことで、従業員や企業にとってどのような利点があるのでしょうか。
【従業員】プラットフォームを通じて手軽に寄付を行える
すでに企業向け寄付プラットフォームを導入されている企業であれば、その仕組みを利用することで、気軽に寄付などの慈善活動を行うことが可能です。寄付を通じて、「ソーシャルインパクトに貢献できている」と感じられる機会につながります。
【従業員】企業と従業員による「マッチングギフト(マッチング寄付)」を行える場合がある
マッチングギフトとは、企業が従業員の寄付にマッチングし、寄せられた寄付金額に対して企業が同額など一定の比率の金額を上乗せする方法です。従業員が支援したい団体に対して、単独で寄付するよりも手厚い支援を行うことができます。
例えば、従業員が10,000円寄付する場合は、企業が10,000円追加し、合計20,000円が寄付されます。
【企業】導入することで従業員の社会貢献活動を促進し、CSR活動を推進できる
従業員自身が寄付やボランティア活動への行動へつながりやすくなることで、企業にとっては、CSR(企業の社会的責任)活動の推進、従業員の帰属意識を高めることが期待できます。社内の寄付キャンペーンを活用することで、従業員がそれぞれ応援したい寄付先を選ぶようなCSR活動にも活用されています。
【企業】従業員の寄付やボランティア状況が把握できる
企業がCSR活動の社会的影響力を発信していくためには、自社の社会貢献プログラムの活動状況を把握することが不可欠です。企業向け寄付プラットフォームを導入することにより、全従業員の寄付やボランティア活動の状況を可視化することができます。
導入している企業は?
いずれのプラットフォームも公式サイトなどでの情報が公開されていないため、具体的な日本法人名を直接特定する情報は限られているものの、日本企業も従業員の社会貢献活動を支援するためにプラットフォームを導入しています。
経団連のアンケート調査によると、「経団連企業行動・SDGs委員会委員企業」の中で回答を得られた企業の約半数が、自社の社会貢献活動業務を円滑に実践するためにデジタル技術を活用しています。この回答の中に、「社員の寄付活動を効率化するYourCauseのようなWebサービスの活用」も含まれています。

一般社団法人日本経済団体連合会「社会貢献活動に関するアンケート」(2025年1月)
Benevity(ベネビティ)

Benevity(ベネビティ)とは、カナダの企業が提供し、世界中の200万を超える非営利団体が登録している寄付やボランティア等の世界的なCSRマッチングプラットフォームです。寄付・ボランティア募集、助成金管理を行うことができます。
認定NPO法人フローレンスのページはこちら。
Bright Funds(ブライトファンズ)

Bright Funds(ブライトファンズ)とは、アメリカのSubmittable社が提供するCSRプラットフォームです。寄付・ボランティア募集、助成金管理を行うことができます。
公式サイトはこちら(ログイン後にフローレンスのページを検索してください)。
YourCause(ユアコーズ)

YourCause(ユアコーズ)とは、アメリカで45年弱の歴史がある非営利向けソフトウェアの会社「Blackbaud」が提供するプラットフォームです。
認定NPO法人フローレンスのページはこちら。
ほかにも、以下のプラットフォームを通じて個人寄付をすることができます。
CAF America(キャフ アメリカ)

CAFアメリカ(Charities Aid Foundation America)とは、企業、財団、個人を対象にサービスを提供するグローバルな助成金支援団体です。世界中の非営利団体を支援できるよう、独自の寄付プラットフォームを提供しています。
フローレンスは、CAF Americaの認証を受け、同団体のチャリティデータベースに掲載されています。米国で納税されている方は、このプラットフォームを通じて税制優遇を受けながらフローレンスへご寄付いただけます。
認定NPO法人フローレンスのページはこちら。
企業向け寄付プラットフォームを通じた寄付で、日本のこども支援に
フローレンスは、すでに「Benevity」、「Bright Funds」、「YourCause」、「CAF America」 からの寄付を受け付けています。
「社内での手続きが面倒そう」と感じていた方も、お勤めの企業で導入済みであれば、既存のプラットフォームをそのまま使えるため追加の契約や登録は不要です。
ぜひ社内の担当部署(CSR・人事・総務など)や、福利厚生の窓口などをご確認のうえ、この機会にご支援をお願いします。




