地域の保育園で医療的ケア児の入園を進めるには?受け入れを進めるための「連携」のヒントを共有する勉強会を開催します!
2021年の医療的ケア児支援法の施行により家庭への支援が自治体の責務となり、保育園でのお預かりも進んでいます。医療的ケア児の保育や居場所づくりを10年以上実践してきたフローレンスは、全国の自治体・保育事業者・支援者の悩みの声を聞いてきました。
「どんなフローで受け入れを進めていけばよいのか」「自治体と事業者の連携が上手くいかない……」――。
それぞれに試行錯誤を続ける自治体や保育事業者・支援者の皆さんにとって、他の自治体や保育園での取り組みを知る機会が少ないという現状も見えてきました。
そこで、今回フローレンスは、全国の実践事例とともに地域で保育園への受け入れを進めるためのヒントを共有する勉強会を開催します。
本勉強会では、こども家庭庁・自治体・保育事業者といった多様な立場の方々にご登壇いただきます。
こども家庭庁からは、医療的ケア児の受け入れに関する国の方針や、活用できる補助事業などをご紹介いただきます。そして、積極的に受け入れに取り組む横浜市や神戸市などの自治体、現場で実践をしている事業者からは、受け入れ体制づくりの工夫や連携のポイントをお話しいただきます。
▼こんな方におすすめです
●行政・自治体職員
◯医療的ケア児の保育園受け入れをどう進めるか、具体的な方法や他自治体の実践事例を知りたい方
◯「連携」をキーワードに、地域の保育事業者との効果的な体制構築についてヒントを得たい方
●保育事業者
◯医療的ケア児の受け入れにどんな準備が必要なのか、他の保育園での実践事例を知りたい方
◯自治体との情報共有・連携などについてヒントを得たい方
▼イベント概要
概要
◇日時
12月3日(水)12:00~13:30(90分)※途中入室、途中退出可
◇場所・方法
完全オンライン開催(Zoomウェビナー)※事前申込制
◇参加費用
無料
◇対象者
・行政・自治体職員
・保育事業者・保育関係者
・医療的ケア児コーディネーター等の支援者
※本勉強会は、上記にあてはまる方をお申し込みの対象としております。ご了承ください。
◇内容
1.国の補助事業・方針について
2.フローレンスの取り組み・実際に受け入れた園の事例共有
3.自治体・事業者連携の実践事例の共有
※事前に申込フォームにて質問を募集いたします。
◇登壇者
・こども家庭庁 成育局保育政策課
・神戸市 こども家庭局幼保事業課
・横浜市 こども青少年局 保育・教育部保育・教育支援課
・認定NPO法人おれんじハウス 理事長 中陳亮太氏(横浜市)
・特定非営利活動法人こどもコミュニティケア 代表理事 末永美紀子氏(神戸市)
・認定NPO法人フローレンス みらいの保育園事業部 マネージャー 川口千里
※内容や登壇者は変更が生じる場合がございます。
◇お申込方法・期限
下記の「お申し込みはこちら」ボタンをクリックするとフォームに遷移します。フォームに必要事項を入力のうえ送信ください。
申込期限:12月2日
事前質問受付:11月14日まで
後日の資料配布・一部映像配信も検討しておりますが、すべての内容は含まれません。ぜひ当日のご参加をお待ちしております!
フローレンスと医療的ケア児のこれまでと、これから
2014年、フローレンスは日本で初めて、障害児を専門的に長時間お預かりする「障害児保育園ヘレン」を開園しました。
「医療的ケアがあるから保育園に通えない」というご家庭の声に応え、「どんなこどもも保育の場に迎えたい」という思いで始めました。
活動を続けるうち、現場だけでは解決できない制度の壁も見えてきました。
そこで全国の事業者や支援者と協力し「全国医療的ケア児者支援協議会」を立ち上げ、現場の声を元に政策提言を行ってきました。2021年には「医療的ケア児支援法」が施行され、医療的ケア児家庭の支援が自治体の責務として明文化されました。
一方で、自治体や保育園から、はじめての医療的ケア児の保育に戸惑う声も届くように。
フローレンスでは現在、これまでの知見を生かし、全国の医療的ケア児保育に関わる方に向けた研修やコミュニティ作りに取り組んでいます。
今回の勉強会も、自治体・事業者・支援者の皆さんの「最初の一歩」を支える場にしたいと思っています。
「始めてみたい」「次の段階に進みたい」「他の事例を知りたい」――そんな気持ちを持った皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
▼フローレンスの取り組みはこちら



▼お問い合わせ先
認定NPO法人フローレンス 社会を変える推進局
seisaku-teigen-team@florence.or.jp 安藝
本勉強会について、フローレンスは「一般社団法人全国医療的ケア児者支援協議会」よりご後援をいただいています。




