Florence News

総務アワード_認定NPO法人フローレンス

認定NPO法人フローレンスの障害者雇用チームが「総務アワード2025」ファイナリストに選出されました

フローレンスは、「総務アワード2025」において、総務チームに所属する障害者雇用チーム「オペレーションズ」の取り組みが評価され、ファイナリストに選出されました。2025年12月3日に開催された「総務アワード2025 LIVEイベント」では、フローレンスの障害者雇用をサポートをしてきた和田がファイナリストによる最終プレゼンテーションを行いました。

総務アワードは、企業の総務部門が主導する革新的な取り組みを発掘・評価し、その価値を社会に広く伝えることを目的とした表彰制度です。総務の新たな役割や可能性を提示し、優れた事例を共有することで、企業の変革や挑戦を後押しするものです。

審査は、施策の実効性、再現性、波及性、革新性、持続性、そして総務部門の主導性の6項目を総合的に評価して行われました。

ファイナリスト選出のポイント

今回の選出は、予算ゼロ・専門性ゼロという制約の中で、障害者雇用における「仕事がない」「仕事を選べない」「コミュニケーションが難しい」という3つの課題に、総務チームが仕組みづくりと標準化を主導して取り組み、離職ゼロの安定雇用と業務領域の拡張、全社DXの加速を実現した点が高く評価されたものです。

フローレンスでは2017年、障害のあるメンバーによって構成された障害者雇用チーム「オペレーションズ」を発足し、特別支援学校卒業後に入社したスタッフを中心にバックオフィス業務を担ってきました。

今回の選出にあたっては、以下の3点が高く評価されています。

① 業務を創出する仕組みづくり

既存の業務アプリプラットフォーム「kintone」を活用し、名刺作成・資料発送・研修運営などの業務をアプリ化。業務依頼が自然と集まる仕組みを構築しました。

オペレーションズのメンバー

その結果、年間6,000時間の業務圧縮が実現し、スタッフがユーザー対応や企画立案など本来業務に集中できる環境が整いました。障害者雇用の取り組みが、全社の生産性向上にもつながっています。

総務アワード2025 LIVEイベント プレゼンテーション資料より
② マニュアル整備による標準化と業務拡張

業務が一部に固定化され成長機会が限られていたことから、クラウド型マニュアルツール「Teachme Biz」を導入。視覚的に理解しやすいマニュアル整備を進め、障害のあるスタッフ自身も作成に参加するプロセスとしました。
その結果、この取り組みは全社に広がり、約3,000件の業務をマニュアル化。業務の見える化が進んだことで、障害のあるスタッフが担える仕事は10種類から40種類へ拡大しました。

総務アワード2025 LIVEイベント プレゼンテーション資料より
③ 自然に関われるコミュニケーション設計

障害のあるスタッフとの関わり方に迷う場面があったことを受け、毎日15時にオペレーションズが「社内カフェ」を運営し、部署を超えた交流ができるようにしました。趣味や推し活を語り合うビジネスチャットに、障害のあるスタッフが参加できるような仕組みもあります。
こうした機会を通じて「サポートする側/される側」ではなく、同じ職場の同僚として関われる関係性が醸成され、チーム発足以来、離職者ゼロを継続しています。

オペレーションズメンバーが給仕するフィーカの様子
オペレーションズが運営する社内カフェ

フローレンスの障害者雇用の書籍、発売中

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障害者採用の基礎知識から、支援体制の整え方、業務の切り出し方、採用した障害のあるスタッフに「どのような業務を、どのようにやってもらうのか」のノウハウ、お仕事ハックを、実際の事例をもとに紹介。これから障害者雇用を始めたい企業や、既に取り組んでいる方に向けた実践的な1冊です。
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『障害者雇用の「困った」を解決! 発達障害・知的障害のある社員を活かすサポートブック』

また、採用した障害者雇用の社員に「どのような業務を、どうやってもらうのか」フローレンスの障害者雇用ノウハウをまとめたnote記事を随時更新中です。ぜひ、ご覧ください。


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