突然ですが、皆さん、健康寿命をご存知ですか?
長寿大国といわれて久しい日本。平均寿命は世界トップクラスの80歳超えですが、「自立して生活できる期間」を指す健康寿命は、男性で72.5歳、女性で75.4歳と、平均寿命との差が10年近くあるのです。
自分の足で、逢いたい人に逢いに行きたい、見たい景色を見に行きたい。
そんな誰もが抱くであろう希望をいつまでも叶え、かつ、社会保障費削減に寄与するべく「80歳で20分間キビキビ歩ける社会」を目指して始まったのが、一般社団法人足の8020が推進する市民運動です。
毎年5月に全国各地で「足の8020 ウォーキング」のイベントや市民運動が開催され、歩くことが、こどもの貧困を防ぐ活動に取り組む団体などの支援につながる仕組みです。
フローレンスは2023年の第1回目から、寄付先団体として参加させていただいています。

今年も皇居を散策――ウォーキングイベントを開催
フローレンスでは昨年に引き続き、皇居の東御苑を散策するウォーキングイベントを開催しました。薄曇りのウォーキング日和に恵まれたこの日、都内や近郊から12名が参加してくださいました。昨年からのリピーターの方もいて、懐かしい旧友に会えたような嬉しさがこみあげます。
9時半には長蛇の列となった大手門で手荷物検査を終えたあと、フローレンススタッフと一緒に、大手門から平川門までの庭園の風景を堪能しながら歩きました。

今回のウォーキングのハイライトは、ちょうど見頃を迎えた菖蒲田(しょうぶだ)です。紫や白の菖蒲の可憐な美しさが、参加者の目を楽しませてくれました。

皇居東御苑の二の丸庭園は、池泉回遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん )といって、大きな池を中心に周囲に路が造られており、橋や石などで各地の景勝を再現しています。歩きながら庭の造りを楽しむ形式なので、ちょっとしたウォーキングにぴったりの場所。
季節の花や、池の鯉、そして歩くごとに変化する庭の眺めに、自然と会話も弾みます。

隣接する楽部の建物から聞こえてくる雅楽練習の音色を耳にしながら汐見坂の急坂を上がると、壮大な天守台が現れます。健脚の参加者が天守台を登っているあいだ、手前の広場で休んでいると、空に虹色の帯(彩雲)がかかっているのが見えました。今日の参加者の皆さんとの出会いを祝福してくれているような偶然の景色でした。

第二部は、フローレンスの事業を体感!傾聴講座を開催
ウォーキングの後は、皇居から徒歩で10分ほどの場所にあるフローレンスオフィスに移動して、「おやこよりそいチャット」*を運営するハイブリッドソーシャルワーク事業部による傾聴講座を受けていただきました。
| *おやこよりそいチャットとは LINEで子育て世帯の相談を受け付け、専門職相談員(デジタルソーシャルワーカー)がデジタルで伴走しつつ、自治体等の地域の対面支援へつなぐ取り組みです。フローレンスが独自に運営する全国版とは別に、自治体からの受託事業として複数の自治体でも展開しており、利用者数は全国で約17,000人にのぼります。 この新しい支援の形を、フローレンスは「ハイブリッドソーシャルワーク」として実践し、国に提言しました。2024年には「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)2024」にて、「デジタルを活用した相談支援 」として取り上げられ、国の施策として動き出しています。 ▼おやこよりそいチャットのサイトはこちら https://oyako-yorisoi.florence.or.jp/ |
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フローレンスでは、経済的な困窮や孤立などで厳しい状況にある子育て家庭などとSNSでつながりをもち、必要な支援につなげる相談支援事業をおこなっています。
当日は、実際に相談対応にあたっている有資格の相談員が講師となって、「聞く」技術を学んだり、「言語コミュニケーション」と「非言語コミュニケーション」の違いなどを学びました。

この日のお題は「登山に誘った友人から、膝の痛みを打ち明けられたらどうしますか?」というもの。健脚の参加者の皆さんに自分ごととしてもらえるようにと考えました。
人から相談されると、つい「こうしたら?」とアドバイスをしたり、自分のことを話したくなったりしてしまいがちですが、「まずは相手の話を最後まで聞く、相手の気持ちに寄り添うことが大切」という講師の言葉に、参加者の皆さんは深く頷いたり、熱心にメモを取ったりしながら真剣に聞き入っていました。
この日一番盛り上がったのが、ロールプレイングです。身振り手振りや表情、声の調子などの情報がないと、言葉の受け止めがどんな風に変わるのかを体験していただきました。

参加者からは、「傾聴講座をもう少し受けてみたい」「傾聴についてもっと詳しく知りたくなりました。とてもためになりました。」といった声をいただきました。
今回のウォーキングイベントでは、フローレンスの資料請求をしていただくなどの御縁をいただいた方を対象にお声がけをして実現したものです。そんな一期一会の出会いから、一緒にウォーキングや講座に参加してくださった皆さん、改めてありがとうございました。
また、このようなイベント企画の機会を提供し、さらに寄付でご支援くださっている一般社団法人足の8020様に改めて感謝申し上げます。
フローレンスでは、皆さんとのご縁を大切にし、少しでも多くの方にわたしたちの活動を知っていただけるような機会を、これからも作っていきたいと考えています。
ご案内の際には、ぜひご参加ください。
おやこよりそいチャットを始めとするフローレンスのさまざまな支援活動は、皆さんのご寄付で支えられています。
ご支援方法について、詳しくはこちらをご覧ください。




