80年代の名曲「翼の折れたエンジェル」をはじめ、数々の楽曲で多くの人々を魅了し続けてきた、歌手の中村あゆみさん。
中村さんは今年5月、ご自身が主催する音楽イベント「Super Lady Festival 2026 -Season5-」に、フローレンスの病児保育を利用するひとり親家庭をご招待くださいました。
また先日、フローレンスオフィスにお越しくださり、寄付金の贈呈式を行いました。当日の模様と、中村さんの思いをご紹介します。
ご自身の経験から紡がれる、中村あゆみさんの支援への思い
今回のイベントご招待・ご寄付は、中村さんの「日々頑張るすべての女性を応援したい」というお申し出がきっかけで実現しました。
まずは5月の「Super Lady Festival 2026 -Season5-」へ、フローレンスの病児保育を利用するひとり親家庭をご招待。当日は中村さんと、出演者の土屋アンナさんが自ら客席を巡り、来場者へフローレンスへの募金を呼びかけてくださる場面もありました。こうして集まった皆さんからのお気持ちに中村さんご自身のご寄付を添えて、この度オフィスにて贈呈していただいた形です。
その背景には、ひとり親として子育てをしてこられた、中村さんご自身の経験がありました。同じ状況で頑張るご家庭を支えたいという強いお気持ちから、今回のご寄付に至ったそうです。
数ある団体のなかでフローレンスを寄付先に選ばれたのは、ひとり親だけでなく障害児家庭など、多様な親子を包括的に支える姿勢に共感したからとのこと。
あたたかい思いへの感謝を込め、フローレンスからは感謝状を贈呈しました。

ひとり親家庭を招待していただいた、「Super Lady Festival」
5月10日に行われたSuper Lady Festival 2026 -Season5-では、中村さんをはじめ、名だたる女性アーティストが集結。会場は大きな熱気に包まれました。
当日の客席には、出演者の皆さんと同じ時代を歩んできたであろう世代の方が多く見受けられました。人生の苦しいときやつらいとき、彼女たちの歌に励まされてきた方もきっと多かったはずです。だからこそ、会場全体を包む一体感には特別なものがありました。
さらにステージ上では、子育てと歌手という仕事を両立させてきた皆さんだからこそのトークも展開されました。一人の母としての等身大の言葉に、参加した親御さんは「みんな同じように頑張っているんだ」と励まされたのではないでしょうか。

毎年開催されているこのイベントは、元々“コロナ禍で子育てが大変なママとママ・アーティストを応援しよう”をテーマにスタートしたもの。主催者である中村さんは、出演者への呼びかけから舞台演出、スポンサー企業の誘致に至るまで、当日までの準備のほとんどすべてをご自身が中心に担われてきたそうです。
ご自身で手をつくして準備を重ねられてきたその情熱や、頑張るお母さんやこどもたちへ真っ直ぐに思いを注がれる姿勢に触れ、わたしたち自身も背中を押されるような、大きな励みをいただきました。
このイベントにかける思いについて、中村さんはこう語ります。
開催までどんなに大変でも、喜んでくれる人たちがいるから何とかやってこられました。嬉しいときや楽しいときはもちろん、人生の本当につらいときにこそ、一番の力になってくれるのが音楽。だからこそ、きっと親子の支えになれると信じています。
「涙が溢れました」招待されたご家庭の声
Super Lady Festivalに参加したご家庭からは、会場の熱気冷めやらぬ感謝の声が届きました。アーティストの皆さんが放つ音楽のパワーに触れ、明日を生きる力を確かに受け取られた様子がひしひしと伝わってきます。

シングルマザーとして一人で子育てをしており、実家も遠方で日常的なサポートは得られないため、こどもが生まれてから自分のために余暇を過ごすことは時間的にも心の余裕としてもできずにいました。昨日は本当に久しぶりのライブで、「だれでも日々大変なことが多々あるけれど、輝き続けよう」というメッセージにたくさんのエネルギーをいただきました。貴重な機会を本当にありがとうございました。
(お子さんについて)大きな音に驚いてしまうかな?と思いましたが、終始両手にサイリュウムを持ち、親のわたしよりもノリノリで楽しそうにする姿を見て、こどもの新たな一面が知れました。こどもにとっても、良い経験になったと思います。

仕事と育児しかない毎日。制服と部屋着しか着ることのない多忙すぎる日々に、娘とおしゃれをしてお出かけをすることができました。わたしが小学生の頃からの憧れだった大黒摩季さんや紅白歌合戦のような豪華アーティストの方々のパフォーマンスを肌で感じられたことで、胸がいっぱいになり、涙が溢れました。当選させていただき本当に本当にありがとうございました。

毎日、仕事と育児に追われているためこのような音楽イベントに参加するのはコロナ禍以降初めてでした。曲目がちょうど青春時代の頃に流行ったものが多くとても懐かしく、当時のことを思い出しながら気持ちも元気になりました。また、親も高齢でこどもを預けて何かのイベント参加はできないので、親子参加できたこととてもよかったです。ありがとうございました。
すべての親子が「ひとりじゃない」と思える社会へ
中村さん、そして募金にご協力いただいた観客の皆さんへ、心より感謝申し上げます。「親子のために」というあたたかく、そして力強い思いを受け取り、身の引き締まる心地です。
わたしたちが目指すのは、ただ衣食住が満たされるだけの支援ではありません。どんなときも「自分たちを応援してくれる人がいる」と実感でき、親子が明日を生きる力を携えて歩んでいける社会です。今回の中村さんからいただいたあたたかなお気持ちは、まさにそんな未来へ向かう大きな力になると感じています。
いただいたご寄付は、今後もひとり親家庭など、困難を抱える親子を支える活動に大切に活用させていただきます。
これからもフローレンスは、すべての親子が希望と手をつないで歩んでいける社会を目指し、支援の輪を広げてまいります。
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