こんにちは。働き方革命事業部 マネージャーの陣内です。
先日公開したサイボウズ、メルカリ、フローレンスの三社対談、いかがだったでしょうか?
この対談の中でも触れられていますが、サイボウズの人事部マネージャーである青野誠さんが、フローレンスで副業することになりました。
青野 誠(あおの まこと)
サイボウズ株式会社 事業支援本部 人事部 マネージャー。離職率が高かったころの同社に新卒で入社、営業やマーケティングを経験後に人事部へ。人材採用・育成、制度作りに携わる。1児の父。
本記事では、その経緯と今後の展望についてお伝えしたいと思います。
青野さんからのラブコール
きっかけはWantedlyでした。
私たちはWantedly上で中途採用の募集をしていました。
そこに突然メッセージが飛び込んできました。
サイボウズで人事をしております青野と申します。
フローレンス様のことは弊社の代表と駒崎さんとが繋がりがあることもあり、以前より活動を興味深く拝見しておりました。
私自身も父親になってから、ニュースで流れてくる児童虐待の情報を見て胸を痛め、自分にも何か出来ることがないか常々思っておりました。そのように思っていた際に御社のサイトを改めて拝見して、私も御社と関わることで社会を良い方向に変えていきたいと思った次第です。
現時点でサイボウズを辞めることは考えていないのですが、副業やその他何らかの形で関わらせていただくことは可能なものでしょうか?可能性があるようでしたら一度相談させていただきたいです。
いきなりご面倒な問い合わせかもしれませんが、ご確認よろしくお願いします。
こ、これは!?
副業OKからのまさかの展開
(1)中途採用の募集で副業の申し出が来た!こんなの初めて!
実は他社の方から「副業させてください」と連絡を頂いたのは、フローレンスにとってこれが初めてのケース。
今年前半に公開した記事です。
当時は、現在フローレンスに在籍しているスタッフが副業をする、という想定が主で、向こうから飛び込んでくる、というケースを実はあまり予想していませんでした。
だからこそ突然の申し出に正直驚きました。
「そう来たか!」と。
しかし、冷静に考えれば、こんな申し出が来たのは、フローレンスの副業ウェルカムな風土が世間にちゃんと認知されているということ。施策化して世に伝えたことの価値が確実にあったわけです。
副業ウェルカムな風土は本当に武器になるんですね。
副業OKにして多様性を加速する、という当初の意図が現実となったのです。
(2)あの超先進的なサイボウズから人事マネージャーが?まじで?
サイボウズといえば、
・グループウェア国内シェアNo1
・「働きがいのある会社ランキング」3位(2015年)
などの輝かしい実績を持つ、超先進的な企業です。
また、フローレンスにとってサイボウズは、互いの理念に強く共感し合う同志であり、先進的な働き方を競うライバルでもあります。
多くのフローレンススタッフが常にその存在を敏感に意識しています。
そして昨今、組織が急拡大していく中、どのように更なる働き方革命を進めていくべきか、フローレンスにとっては頭を悩ませている時期でもあります。
そんな悩み多き時期にですよ。
・同志でもありライバルでもあるサイボウズから!
・サイボウズのワークスタイル変革の中枢である人事のマネージャーが!
・共に仕事してくれると言っている!
それってすごくないですか?
こんなチャンスはもう二度とないかもしれません。
これは乗るしかありません。
青野誠さん、ようこそフローレンスへ!
青野さんに聞いてみました
ーーーなぜ副業しようと考えたのですか?
青野さん
自分が持っているスキルで社会をよくしたい。そのためにはミッションに共感できる組織で働きたい、と考えたのがきっかけです。また、新卒からずっとサイボウズだったので、他のところで自分がどれだけ通用するのかを試してみたいという気持ちもありました。
ーーーなぜ副業先としてフローレンスを選んでくれたのですか?
青野さん
「みんなで子どもたちを抱きしめる そんな当たり前を目指して」というビジョンにやられて、「これや!」と思いました。運命だと思いました。
最初の一歩 〜フローレンススタッフに向けた講演〜
善は急げ、ということで、早速、第一弾として青野さんにスタッフ向け講演をしてもらうことにしました。
「働き方を多様化するサイボウズのワークスタイル変革」と題して、青野さんがフローレンスに興味を持ったきっかけから、サイボウズで進めてきたワークスタイル変革の肝となる部分について丁寧にお話してもらいました。
フローレンススタッフが、自分たちの働き方を振り返るワークショップ形式もファシリテーションしていただきました。
異文化の化学反応が起こすイノベーション
この講演に参加したスタッフから、次のような感想を聞くことができました。
「私たちは働き方革命の過去の成功に固執していて、足踏みしている状態なのかもしれません」
成功にしがみつく自分たちへの気付き。俯瞰的な視点から出てきた言葉です。
社内のスタッフだけで話していても出てこなかったかもしれません。
サイボウズという組織の風土、青野さんの知見が私たちに視点の変化を呼び起こした瞬間です。
組織の多様性を深め新たな風を吹きこむ、という意味で、この出来事は副業が持つ可能性の一端を示しているように私には思えます。
副業によって、組織の風土・文化が人を介して混じり合う。そして、化学反応が起きて、組織のイノベーションを促進する。
そんな未来を想像せずにはいられません。
青野さんとの今後
たった1回の講演とワークショップで、これだけのインパクトがありました。
青野さんにはこの後、フローレンス人事チームに入り込んでもらい、制度、風土の作り込みに密に携わっていただく予定です。
サイボウズ ✕ フローレンスな人事チームは、一体どんな化学反応を起こしていくのか。
今から楽しみで仕方ありません!
青野さんってどんな人?と思った方はこちらの記事もご覧ください!