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2019/03/13

世界の保育基礎を学ぶ!子どもの個性を引き出す「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」の実践講座 【1月保育塾】


1月保育塾 記事4

モンテッソーリ教育」や「シュタイナー教育」を耳にしたことはありますか?

今、日本や海外で注目されている教育方法のひとつです。
なんとなく聞いたことがあっても、具体的にどのような活動や遊びを行っているかまでを知っている人は少ないのではないでしょうか。

モンテッソーリ教育やシュタイナー教育には、普段の保育にも取り入れられる遊びや考え方がたくさんあります。
ぜひ、フローレンスの保育スタッフにいろいろな保育について知ってほしいと思い、1月の保育塾は『世界の保育基礎を学ぶ!子どもの個性を引き出す「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」の実践講座 』というテーマで開催いたしました。

保育塾とは、フローレンスの全ての保育現場スタッフに向けた自主参加型の研修です。現場スタッフの「知りたい!」や「学びたい!」に応えられるように、毎月違うテーマで研修を行っています。

今回の講師は、開催当時、みんなで社会変革事業部でインターン生として活躍していた高橋琴美さんです。

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高橋さんは埼玉県の大学に通う大学院生で、日々変わりゆく保育現場の未来について、様々な視点から研究を行っています。

今回はご自身の研究の中でも考えを深めてきた、モンテッソーリ教育とシュタイナー教育について、実例を交えて紹介していただきました。

モンテッソーリ教育とは?

モンテッソーリ教育の基本的な考え方として、「自己教育力」というものがあります。

これは「子どもには、自分で自分を育てる力が備わっている」という考えです。
この考え方をもとに、子どもが「自ら成長していくための思考力」や「自分の興味を深く追究していく探求心」を伸ばしていくことがモンテッソーリ教育の目的です。

モンテッソーリ教育を取り入れる際に大切になるのが、保育者が子どもの興味や発達段階を正しく理解し、子どもが触ってみたい、やってみたいと思う環境を適切に準備することです。
その環境によって子どもたちは自発的な活動を促され、様々な力を身につけていきます。

では、モンテッソーリ教育を実践するにあたって、保育者はどのような役割を果たせば良いのでしょうか。

1月保育塾の講師・高橋さんは、モンテッソーリ教育を実践するうえで重要な環境要素の1つである「教具」というものについて紹介しながら、保育者がモンテッソーリ教育の中で果たす役割について説明されていました。

モンテッソーリ教育における保育者の役割

保育者が、モンテッソーリ教育を実践する際にキーポイントとなるのは、「環境構成」です。

モンテッソーリ教育では、自己教育力が存分に発揮できる環境と、自由が保障されることで、子どもが自発的に活動を繰り返し、成長していくことができると考えます。

そして、そのような環境を構成するために、モンテッソーリ教育の考案者であるモンテッソーリ博士は「教具」というものを開発しました。
教具とはモンテッソーリ教育を学ぶために用いられる道具のことです。
モンテッソーリ教育では教具を用いて環境を構成することが特徴の1つとして挙げられます。

1月の保育塾では、教具のひとつである「はめ込み円柱」について紹介がありました。

「はめ込み円柱」とは、高さや太さに違いのある10個の円柱と、同様の寸法で開けられた穴をもつ円柱さしがセットになった教具です。この円柱を、10個の穴に出し入れして遊びます。
高さや大きさが異なる円柱を入れてしまうと、ピッタリ穴に当てはまりません。この課題を試行錯誤していくうちに、脳の前頭葉が働き始め子どもが「ものを観察する能力」と「ものを考える方法」を自分で身につけることができます。

教具を使う際に、保育者は教具の特性を正しく理解することが大切になります。

そのうえで、今、子どもが教具から何を学び、習得しているのかを正確に把握し、適切なタイミングで声掛けなどを行います。
そうすることで、子どもたちの更なる知的好奇心を引きだすことができます。

それにより、子どもたちは自分で選んだ活動に満足いくまで繰り返しながら、様々な力を身につけていくことができるのです。

このようなメカニズムによって、「生涯学びつづけることのできる心」を育むことも、モンテッソーリ教育の目的なのです。

シュタイナー教育とは?  

シュタイナー教育は、クロアチア出身の哲学者ルドルフ・シュタイナーによって発案された教育法です。

この教育法では、子どもの知性だけでなく、心や体、精神をバランス良く育んでいくことを目的とされています。

そして、そのような子どもたちの成長のためには、「教育」を「芸術的行為」と捉えることが大切であるとし、この考えに基づく12年間の特徴的なカリキュラムを実践しています。

シュタイナーが教育を芸術的行為と考えた根本的な理由は、「芸術には、日常と精神を調和的に結びつける力がある」と考えたからです。

シュタイナーは、芸術によって感情が高められ、感覚が対象に集中する、人間の心のメカニズムに着目しました。それにより、喜怒哀楽の感情とともに取り入れた知識は鮮明に記憶することができると考えました。

そのような考え方から、頭を使うだけではなく、心を含む全身で学ぶことを大切にしているとのことです。

シュタイナー教育において教師は歌や詩、物語をあらゆる教科で導入し、芸術的要素を存分に含んで、教科の指導にあたります。それを受ける子どもたちは、水彩画や、教師の描く黒板絵を丹念にノートに写し取っていきます。
数学の公式を歌で覚えたり、体を使って九九を覚えたり、芸術行為を用いて深く身体に刻み込んでいく教育法が、シュタイナー教育であると言えます。

では、シュタイナー教育ではどのような教育活動をしているのでしょうか?

シュタイナー教育の教育活動

シュタイナー教育の特徴的な科目の1つに「水彩」があります。
水彩を通して、色彩の持つ固有の性質、色と色との響き合いを感じとり、子どもたちは美しいものに対する感覚を徐々に育てていきます。

そして、この科目で実践する美術教育の1つがにじみ絵です。
にじみ絵とはあらかじめ濡れた水彩紙に絵の具で描く絵のことです。

子どもたちは、色彩の持つ固有の性質や、色と色との響き合いを体験することによって、美しいものに対する感覚を徐々に育っていくと、シュタイナー教育では考えられています。

そのような体験をくりかえしていくことで、子どもの内面に豊かな心の空間を育んでいくことが、シュタイナー教育の目的、とのことでした。

そして1月の保育塾では実際に、にじみ絵を作成してみました。

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「A先生の絵はとてもカラフルですね!A先生は楽しい気持ちなんですか?」などの会話がはずみました。

また、にじみ絵を楽しみながら、日ごろの保育についての意見交換などの話し声が、にぎやかに聞こえてきたのも、「保育スタッフならでは」と感じました。
スタッフそれぞれの頭のなかには、常に子どもたちの存在がいるようです。

そんなフローレンスの保育スタッフどうしだから語れること、相談できることを話すことができるのも、保育塾の存在意義だと強く感じました。

他にも「にじみ絵、私の勤務する保育園でも取り入れてみます!」などの声も聞こえてきました。

スタッフ一同童心に返った気持ちで、にじみ絵を楽しみました。


世界の保育「モンテッソーリ教育」「シュタイナー教育」はいかがでしたでしょうか。

一部分しかご紹介できませんでしたが、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育の特徴を知り、ご家庭やご自身が勤務される保育園で、部分的に遊びや保育の中に取り入れてみるだけでも、普段とは違った子どもたちの姿が見えてくるのではないでしょうか。

1月保育塾 記事4

次回の保育塾は…
【食物アレルギーの正しい知識を身につけ、事故を未然に防ごう!】です。

報告記事も近々公開いたしますので、お楽しみに。


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