今年のクリスマス、皆さんはどんなプレゼントをパートナーやこどもたちに用意しましたか？

クリスマスに家族や友人でお祝いして楽しく食事をし、プレゼントを贈る。

一見よく見かける光景ですが、実は時間的な制約や経済的な事情などでクリスマスにプレゼントやケーキを用意するのが難しいご家庭もあります。そのうちの一つがひとり親家庭です。

NPO法人チャリティーサンタが出している「サンタ白書2017」によると、「お金がかかる」「余裕がない」などの理由から、

・母子家庭の10家庭に1軒は「うちにはサンタクロースが来ない」としている

・シングルマザー、 3人に1人が「クリスマスなんて来ないで欲しい」と思ったことがある

といった調査結果も出ています。

フローレンスでは新型コロナウイルスの感染拡大に見舞われた2020年をきっかけに、ひとり親家庭の方にも少しでもあたたかい気持ちでクリスマスを過ごしてほしいという想いで、毎年寄付企業の皆さんとともに”「こども宅食ひだまり便」クリスマス配送”としてプレゼントをのべ400世帯以上のご家庭※に届け続けてきました。

※対象となるご家庭はフローレンスの病児保育事業の「寄付による病児保育ひとり親支援プラン」の会員のうち、申し込んでくださった方です。フローレンスは2008年より「寄付による病児保育ひとり親支援プラン」をスタートし、皆さんからいただく寄付を原資に、ひとり親家庭に低価格で病児保育を提供し、ひとり親家庭の皆さんの仕事と育児の両立をサポートしています。

心あたたまるたくさんのプレゼント

今年は特に食品等の物価高騰により、ひとり親家庭の中には経済的に困りごとを抱えた方もいたと思います。「ひとり親家庭に向けてクリスマスになにか贈り物をしたい」とお声がけしたところ、たくさんの企業さんから心を寄せていただきました。

12月初旬、神保町にあるフローレンスオフィスに続々プレゼントが届きました！

お子さんの年齢に合わせた数種類のレゴ_®ブロックや、キャラクターのぬいぐるみや人形などのおもちゃも。

クリスマスのラッピングやきれいに包装してあるお菓子などなど、たくさん！

こちらは、日常的に使用できるエコバックやメモ帳・ペンのプレゼント。

そして、お子さんとともに今年1年を乗り切った親御さんにも……と、化粧水のプレゼントも届きました。

こちらのクリスマスカードは企業さんが一つひとつを手作りで作ってくださいました。

企業さんから届いたたくさんのプレゼントが入ったダンボールに囲まれて、フローレンススタッフたちが梱包作業を行います。

「今年もこんなにたくさんの応援の気持ちをいただいたね」

作業をしながらフローレンススタッフたちもあたたかい気持ちになりました。

また、別の日は、こんなにたくさんのプレゼントが届いたのなら…！とチューリッヒ保険会社の皆さんが梱包の手伝いにかけつけてくださいました。

和気あいあいとたくさんの笑顔があふれる梱包作業。

「わたしたちもボランティアの機会をいただけると嬉しいです。なかには初めて会うメンバーもいます。事業部の枠を越えてチームビルディングをすることもできるんです」と、チューリッヒのボランティアスタッフさん。

プレゼントを選んでくださる企業さん、梱包を手伝ってくれるボランティアの方、フローレンススタッフ、たくさんの人が関わってできるクリスマス配送便。

たくさんの人の少しずつの優しさを込めて、今年もご家庭に届きます。

「とても嬉しく、あたたかい気持ちになりました」、親御さんからの声

今年ひだまり便をお届けしたのは155世帯。ご家庭からはたくさんのメッセージや写真が届いています。

”クリスマスを楽しく過ごしたい、こどもと良い思い出を作りたい。”

誰もが抱くささやかな願いを、できるだけ多くの方が叶えられるようにと思い、フローレンスでは企業さんとともに「こども宅食ひだまり便」クリスマス配送に取り組んできました。

たくさんの方が少しずつ思いを持ち合うことで、今困っている状況のご家庭の願いを叶えるサポートをすることができます。

「クリスマスを楽しく過ごした」という体験は、こどもたちにとってかけがえのない思い出となり、心を育む糧となることでしょう。

家庭環境に左右されずに、すべてのこどもが様々な体験や学びを通して、豊かな心と身体を育める社会を実現したい。

この冬、フローレンスは、経済的な困難を抱えるご家庭などにレジャーや習い事などの体験機会を届ける「こどもの体験格差解消プラットフォーム」の立ち上げを目指し、ふるさと納税型クラウドファンディングに挑戦しています。

「こどもの体験格差解消プラットフォーム」では、あらゆる家庭のこどもたちが、気軽に、恒常的に、様々な体験をする機会を提供することを目指します。ふるさと納税での応援をよろしくお願いします。