保育士の働き方改革、身体的負担軽減で切り込む
保育士の職業病とも言われる「腰痛」。
おむつ交換、トイレの手伝い、テーブルやイス運び作業、お昼寝布団の上げ下ろしなど、子どもの世話に関わる日常業務はすべて腰に大きな負担がかかります。
業務の中でも特に大変なのが抱っこです。未就学の年齢といえども、1歳のお子さんでも平均体重は約10kg、5歳になると平均体重は約20kgになります。
厚生労働省の「安全対策リーフレット」を見ると、多くの保育士さんが腰痛に悩まされていることがわかります。
認可保育園、病児保育事業、障害児保育事業など多様な保育現場を運営するフローレンスのスタッフも例外ではありません。
特に病気のお子さんを一日お預かりする病児保育の現場では、スタッフから腰痛の相談が頻発していました。
病児保育は、通い慣れた保育園とは違い保育者とお子さんが初めて顔を合わせるのことがほとんど。ましてや、お子さんは体調が悪くご機嫌も不安定なので、保育スタッフが長時間お子さんを抱っこする機会が多いのです。
また、訪問型の病児保育現場では、ご家庭によっておむつ替えスペースやお部屋の環境もさまざまで、保育のしやすい設備が必ずしも整っているとはいえません。
「腰痛が原因で、保育のお仕事をあきらめるスタッフをひとりでも減らしたい」「保育スタッフ一人ひとりに長く健康に活躍してもらえる環境をつくりたい」という思いで、今回新しい福利厚生制度の導入が決まりました!!
腰痛ベルト&「goodbye42(グッバイヨーツー)」プロジェクト
保育スタッフ向けの新しい福利厚生制度の概要は以下です
①腰痛ベルト代金の補助
腰痛ベルト購入の際に、3,000円の補助を支給します。
フローレンス産業医による推奨品も案内していますが、かかりつけ医指定のベルトや他の市販品でもOK。
効果的にベルトを使用することで、腰痛を防ぎます。
②腰痛予防研修の実施
保育事業をおこなう部門が研修として「腰痛予防研修」を開催。
病児保育事業部では、組長と呼ばれる「保育リーダー」が主担当となり、「goodbye42(グッバイヨーツー)」プロジェクトとして、研修の企画・実施を行います。
今までに講師の先生をお呼びしてのヨガ講座や、腹式呼吸のためのゴスペル発声法など、バラエティに富んだ研修を実施しました。
定期的な研修を通して、保育スタッフ一人ひとりが日常的に取り組める腰痛予防・軽減のメソッドを楽しく学べる内容になっています。
「自分の働き方は自分で変えていく」スタッフの意志で制度化
今回のあたらしい福利厚生制度は、実は経営陣が「上から」決めた制度ではありません。現場の保育スタッフからあがった声を元に、フローレンス「人事の虎」という社内コンペで予算をゲットして施策化されました。
マネーの虎ならぬ「フローレンスの虎」という社内提案イベントから「人事の虎」も派生。
フローレンス「人事の虎」とは、働き方革命を実践する団体フローレンスならではのプレゼン大会です。
フローレンススタッフなら誰でも応募でき、応募者は働き方関連の提案施策が採用された場合、プロジェクトリーダーとして人事メンバーとタッグを組んで、虎で勝ち取った予算を使ってプロジェクトを進め施策を実現することができます。
募集期間中に資料を提出すれば直接経営会議でプレゼンできるという、超スピーディなフローレンスらしい企画。
「自分たちの職場は自分たちの手で良くしていく」というのが、フローレンス流です。
重労働と言われる保育の仕事ですが、スタッフは皆、保育の仕事に誇りを持って、日々働いています。今後もスタッフ一人ひとりが、心身ともに健康に、活き活きと働き続けられるように保育現場の働き方改革を進めていきたいと思います。
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