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Googleの真似じゃないよ!フローレンスが本気で推進中「組織の心理的安全性」

Googleの真似じゃないよ!フローレンスが本気で推進中「組織の心理的安全性」

#働き方改革

「心理的安全性」。

あ~あれね、最近よく聞くトレンドのやつね。と思った方は、組織づくりに関心の高い方かもしれませんね。「心理的安全性が高い状態」とは、組織行動学の用語で「地位や経験に関わらず、誰もが率直な意見、素朴な疑問を言うことができる状態」のこと。

 

「心理的安全性」は、Google が2012年から4年もの年月をかけて実施した大規模労働改革プロジェクトや人事関連研究の成果報告として、「優秀な人を集めたチームより、心理的安全性の高いチームのほうが業績が良い」「心理的安全性は成功するチームの構築に最も重要なものである」と発表したことで、社会に広く知られることとなった考え方です。

以来、国内外で「高いパフォーマンスを出し続ける学習する組織」と心理的安全性というワードはセットで語られる場面が多くなりました。

 

2004年の設立から17年を迎える私たちフローレンスでも、近年、組織内の会話では「心理的安全性」という言葉がたびたび登場していました。


代表駒崎が大学卒業後、学生インターンや自分の母親らと数十人で立ち上げた組織は、17年で約750名のスタッフを抱え、親子領域における10以上の福祉支援事業を運営する日本最大規模のNPO法人となりました。

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様々なバックグラウンドを持つ、多様な職種(保育士、看護師、マーケター、ファンドレイザー、経理、HR、広報、システム開発、WEBディレクター、作業療法士、病児保育士・・・などなど多数!)が働く組織において、互いの価値観がコンフリクトしたり、セクショナリズムに陥ったり、マネジメントとメンバー間に心理的距離が生まれたり、互いに遠慮してしまう、といったことが社内で増えていないだろうか?という声が年々聞かれるようになりました。

また、なによりも、組織を率いるリーダーである代表・駒崎弘樹自身が、「俺って、コミュニケーション能力マジでないわ・・・」と長年悩んでいる自称「コミュ力(りょく)ゼロ経営者」。

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組織内で効果的かつ安全なコミュニケーションを標準化する方法なんて、経営者にすらわかりませんでした。

750人という大所帯であっても、同じビジョンの実現を夢見る仲間同士が率直にアイディアや意見を出し合える組織を目指して。

時代の変化をしなやかに読み、社会変革のスピードと精度を上げていくために。

私たちフローレンスは、気合いで意識しよう!とかじゃなくて、組織として正しい学びが新たに必要だと考えました。

その第一歩として、先日、「心理的安全性」に関する国内第一人者のおひとり、株式会社ZENTech取締役/石井遼介さんから、基本のキを叩き込んでいただきました

以下、少しだけその内容をご紹介いたします。

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書籍『心理的安全性のつくりかた』

2020 年9 月発売以来、15刷 7万5000部突破!ビジネス書グランプリ2021「マネジメント部門賞」を受賞。日本の人事部「HRアワード2021 書籍部門」で入賞。変化の激しい昨今のVUCA 時代のビジネスシーンにおいて、変化に対応できる「学習できる職場・チーム」をつくるために必要な「心理的安全性」について、心理的安全性の研究者でもある、ZENTech 取締役 石井遼介氏が、100 人以上の日本企業の現場マネジャーとの実践を経て作成したノウハウを体系的に学べる1冊。

 

組織における心理的安全性の”定義”を揃えるところから

 

「心理的安全性」という言葉は飛び交っていても、それぞれの社員がまったく違う定義をイメージしていては、いっこうに噛み合うはずがありません。

まずは、組織における心理的安全性とはなにか?一丁目一番地を揃えるため、石井遼介さんに社内研修を実施していただきました。

 

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ワードのやわらかな語感とは裏腹に、石井さんが語る「心理的安全性」そしてその「つくりかた」は、経営学・行動分析学に基づく骨太なものでした!

個々人の”心の中”にある正しさをぶつけるのではなく、あくまでも「今ここで役に立つ行動はなんだろう?」と行動にアプローチすること。

「良い行動を増やす」ためのコミュニケーションスキルを組織にインストールしていくこと。

そして、一人ひとりが心理的安全性を高めるためのリーダーシップを持つことの重要性を教わりました。

対立や課題が発生しているとき、自分自身も問題の一部である!というのはアドラー心理学などでも言われることですが、苦笑いで内省モードに入るスタッフも多数でした。

ビジョンドリブンな組織に潜む落とし穴とは?


また、続 いてフローレンス代表駒崎と、石井遼介さんとのオンライン対談イベント『コミュ力ゼロの起業家が「心理的安全性」の専門家から学んだスゴい手法とは』を開催しました。日中のビジネスタイムにも関わらず100名近い方にご参加いただき、フローレンスとしても、石井さんのお力添えで、初めてオープンな場で「心理的安全性」をテーマに発信する機会となりました。

 

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NPOなどのソーシャルセクター、ベンチャー企業にお勤めの方などが多く参加していたので、「ビジョンドリブンな組織が陥りがちな落とし穴」という、めずらしい切り口で石井さんから講義いただく場面もありました。

仕事とライフワークが地続きである社員はコミット力が高い一方で、仕事は各人の価値観の深い部分に根ざした真剣勝負であるからこそ、自分の正しさをゆずれないといったコンフリクトも起こりがちです。

また、組織のビジョンとミッションに共感し、自分の業務への高いクオリティイメージをもって入社したが、日々の業務に追われるうちにビジョンと手元の仕事が次第に紐付かなくなってきて疲弊してしまう燃え尽き現象もNPOあるあるだと業界では言われています。

そんな落とし穴に落ちないために、

 

①たとえ小さくてもたしかに自分は何かを一歩前に進めたという実感をもつこと

②日々の仕事や業務に対して回りから感謝や賞賛が得られる

③仕事・業務そのものの持つ楽しさ・やりがい・成長・自分の得意を実感する

 

を大切にしてみては?と石井さんは提案してくれました。

 

そして、自称「コミュ力ゼロ」フローレンス代表駒崎は、反省しきりの場面も。

 

「僕なんかも、社員に感謝の気持ちを伝えることができてなかったり、”僕の気持ちをわかってよ!”的なオラオラコミュニケーションをしてしまうことがあります。ポジションパワーをもっていると、自分が意図しない形でメンバーが心理的非安全性を感じてしまい、結果として忖度が働いてモノが言えない組織になってしまう。

日本中にたくさんある事例だと思います。

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福岡で先日起きた、園バスの中に園児が置き去りになった事件も、メンバーの保育士さんはおかしいと気づいていたけど言えなかったという報道もあった。

心理的安全性の低い組織というのは、大げさでなく人の命に関わるな、と思いました。


あとは、僕も社員にもっと褒められたい!笑 やっぱり経営者だって仲間に認めてもらえると嬉しいものです。」


石井遼介さんとフローレンス駒崎弘樹の対談詳細は、このあと株式会社ZENTechさんのホームページにて、記事コンテンツとしてアップされる予定ですので、お楽しみに。

 

また、現在石井遼介さん著書「心理的安全性のつくりかた」が日本の人事部「HRアワード2021 書籍部門」で入賞、現在 最優秀賞を一般投票で選ぶ【決勝戦】が開催されています。

ぜひ、みんなで投票して日本に心理的安全性旋風を起こしましょう!

投票はこちら

 

さて、フローレンスは設立17年約750人規模になっても、今回ご紹介したようにまだまだ未熟な組織です。

 

そんな私たちではありますが、心理的安全性の高い組織づくりを実践し、社会変革のスピードとインパクトをさらに拡大していきたいと考えています。

そのために、現在、一緒に働いてくれる仲間を大募集しています。

 

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ビジョンドリブンだけでなく、セルフドリブンが叶う、フローレンスで働いてみませんか。

国内一多様といっても過言ではない保育現場、福祉支援の現場を複数運営しながら、社会にまだない「あたりまえ」をつくっていく、エキサイティングな職場です。

決してぬるくはなくハードな時もありますが、他ではできない経験も待っています。

 

複数の職種で募集を行っていますので、きっとあなたのキャリアを必要としている現場があります。フローレンスの採用ページを覗いてみてください。

フローレンスの総合採用ページ(保育系、福祉系、医療系、ビジネス系、新卒)はこちら

また、ビジネス系職種については9月22日(水)19時~21時に、ゆるっと採用イベント「のぞき見フローレンス」を開催予定です。現役のスタッフが自分の仕事についてトークをしたり、NPOってお給料あるんですか?!といったリアルな質問を受け付けたりします。

フローレンスの社内の空気も感じていただける人気オンラインイベントです。

ぜひお気軽にご参加ください。

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