この度フローレンスは、ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定・表彰する「D&l AWARD 2024」にて、アドバンス認定されました。
多角的にダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを行うだけでなく、社員一人ひとりがD&Iを尊重するような社内風土を醸成していること、人事制度をつくるだけでなく、文化をつくるアクションにも取り組もうとしている点が評価されました。
D&l AWARDについて
D&l AWARDは2021年度より始まった、ダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する日本最大のアワードです。
日本で活動する企業(日本国外に本社を置く企業、非営利団体、研究機関等も含む)のD&Iの取組みを独自の評価指標「ダイバーシティスコア」で採点し、スコアに応じて認定を授与しています。
フローレンスのダイバーシティ&インクルージョンの取り組み
フローレンスは10年以上前から「働き方革命」を掲げ、フレキシブルな働き方・男性育休の取得推進など仕事と子育ての両立を叶える人事制度、そしてそれらの制度があたりまえに活用される社内文化が根付いています。
フローレンスは、特別支援学校卒業生の入社を2018年7月からスタート。障害のあるスタッフが所属する通称「オペレーションズ」チームが中心となり、総務業務と各事業部からの社内アウトソーシングも進んでいます。
また、フローレンススタッフ全体を見てみると、まだまだ子育て世代が多くを占めていますが、「仕事と介護の両立」に悩みや困難を抱えるスタッフも増えてきており、研修や情報提供、外部相談窓口の設置など、仕事と介護の両立のための体制づくりにも着手しています。
具体的な取り組みは以下の記事でも詳しくご紹介しています
今回のD&I AWARDアドバンス認定を新たな出発点として、ダイバーシティ&インクルージョンの取り組みにさらに磨きをかけながら、一人一人が尊重され、その人らしい生き方、働き方を叶える組織づくりを続けていきます。
フローレンスの障害者雇用が書籍になりました
フローレンスは、こども・子育てに関わる社会課題解決に取り組むNPOとして、障害児保育をはじめとした障害児家庭支援の事業を行っています。フローレンスの事業である、障害児保育園ヘレンや障害児訪問保育アニーでお預かりしているこどもたちが、「将来こんな仕事に就きたい」と思える社会を実現したい!そんな想いで障害者雇用をスタートしました。
法定雇用率達成のためでなく、フローレンスらしい障害者雇用を実現することを目指し、7年半前から、特別支援学校を卒業した18歳での新卒採用を定期的に行っています。
現在は、20代前半を中心に、9名の発達障害・知的障害のメンバーがいます。全員、総務チームに配属されており、一人一人が組織への貢献をやりがいに感じながら、社内の重要メンバーとしてイキイキと働いています。
このたび、わたしたちの7年半にわたる障害者雇用の試行錯誤をまとめた書籍『障害者雇用の「困った」を解決! 発達障害・知的障害のある社員を活かすサポートブック』が11月30日に発売されました。
障害者採用の基礎知識から、支援体制の整え方、業務の切り出し方、採用した障害のあるスタッフに「どのような業務を、どのようにやってもらうのか」のノウハウ、お仕事ハックを、実際の事例をもとに紹介しています。
これから障害者雇用を始めたい企業や、既に取り組んでいる方に向けた実践的な1冊です。わたしたちが経験した「困ったこと、わからなかったこと」の解決方法の一端をお届けすることで、少しでも皆さんのお役に立てることを願っています。
フローレンスでは、障害者雇用に関する講演のご依頼も承ります。
障害のある人と一緒に働くときに知っておきたいこと、障害者雇用社員のための仕事の切り出し方法・工夫など、ニーズにあった内容でお話いたします。
視察や見学のほか、書籍で紹介しているフローレンスの障害者雇用チームの業務内容を体験する、サポート担当者向け1日実習の受け入れも行っていますので、お気軽にお問い合わせください。