社会課題をさまざまなレンズ(視点や解像度)で深く見つめ、理解を深めていく音声コンテンツ「フローレンズラジオ」。
シーズン4「医療的ケア児編」第14話公開!
今回のテーマは――
なぜ「エイブルテック」と名づけなかったのか。
生産性の線を溶かすテクノロジー
「混ぜるのも分けるのも、それぞれ良さがある。では結局、何が一番なのだろう?」
前回見えてきたのは、こどもたちを同じ場所に集めるだけでは、インクルーシブな保育になるとは限らないということでした。今回は、「混ぜるか、分けるか」の正解を探すのではなく、そもそも、なぜ社会は人と人との間に線を引くのかを考えます。
橋本は、その根っこに「経済的な生産性で人を測る」という社会の価値観があるのではないかと問いかけます。
「できる人」と「できない人」を分ける、そんな線をテクノロジーが溶かすことがあります。
たとえば、大きなスイッチや視線入力を使えば、コントローラーを両手で操作することが難しいこどもも、一緒にゲームを楽しめます。すると、「支援する人」と「支援される人」は、「一緒に遊んでいる人」同士になり、それまで二人の間にあった境界が、ふっと薄れていきます。
フローレンスは、こうした技術を「インクルーシブテック」と呼んでいます。しかし、名づける際には「エイブルテック」という案もあったそうです。
名前をめぐる話はやがて、「何かができなければ、価値がないのか」という、わたしたち自身にも返ってくる問いへとつながっていきます。
MC清野が「グサグサと刺さる話でした」と振り返った今回。ぜひ本編でお聞きください。


