社会課題をさまざまなレンズ(視点や解像度)で深く見つめ、理解を深めていく音声コンテンツ「フローレンズラジオ」。
閑話休題「聴覚過敏編」第2話公開!
今回のテーマは――
耳元でシンバルを鳴らされ続ける教室
毎日通う場所が、一番つらいという現実
前回は、同じ音でも脳での受け取り方によって、痛みを感じるほど大きく届くことがある、という聴覚過敏の話をしました。今回のテーマは「見つける」です。
花火大会なら、行かないという選択もできます。では、聴覚過敏のあるこどもにとって、一番つらい場所はどこなのでしょうか。
それは、特別な場所ではなく、毎日通う学校です。
椅子が倒れる音、筆箱が落ちる音、黒板にチョークで書く音、後ろの席の子のくしゃみ。どれも学校ではありふれた音ですが、聴覚過敏のあるこどもには、ものすごく大きな音で響くことがあります。それが朝から夕方まで続くとしたら――。「学校に行きたくない」の裏に、音のつらさが隠れているかもしれません。
では、耳鼻科で検査をすればわかるのでしょうか。実は、聴力検査で「正常」と言われても、聴覚過敏は起こりえます。聴力検査が測っているのは、どれくらい小さな音まで聞こえるか。聴覚過敏は、聞こえるかどうかではなく、どうつらく聞こえるかの問題だからです。
検査で見つけにくいからこそ、手がかりになるのは、そばにいる大人の観察です。
エピソードでは、掃除機の音で部屋から逃げ出す、救急車のサイレンに誰よりも早く気づく、ざわざわした場所では呼びかけが耳に入らない……など、気づきのサインを7つ紹介します。当てはめて決めつけるためではなく、「この子は、こんなふうに音を感じているのかも」と考えるきっかけとして。
「もしかして」と思ったときに、どこに相談すればいいのかもお話ししています。ぜひ本編でお聞きください。


