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アクション最前線

2023/02/28

#子育て無料社会 をみんなで目指す~こども予算倍増キャンペーン開始!

     


「こども予算倍増」そして「異次元の少子化対策」。いま大きな注目を集めている議論に、私たちフローレンスも声をあげます!

日本初の訪問型・共済型病児保育から始まって、20年近く、親子の笑顔をさまたげるあらゆる社会課題の解決に取り組んできたフローレンス。
私たちが目指しているのは、親だけが子育てをする社会から、社会全体でそれを支え、共に子どもたちを育むことがあたりまえの社会への転換です。

「こども予算倍増」は、その実現に近づく大切な一歩だと考えます。

でも、こども予算倍増って何ができるんでしょう?どんな政策があったら、私たちが思い描く社会に近づくでしょう。

そこで、私たちが必要だと考える政策を洗い出し、独自に試算を行いました。見えてきたのは、出産から大学卒業まで、保育も医療費も教育費も、子育てに必要な基本的なサービスが無料で、経済的な不安がなく安心して子育てができる社会。

私たちはそれを「子育て無料社会」と呼ぶことにしました。

どんな社会なのか知っていただき、実現に向かって大きなうねりを起こせればいいなと思い、特設サイトをつくりました。
是非、ご覧ください。

「子育て無料社会」に込めた思いとは

フローレンスが提言する「子育て無料社会」の内容は特設サイトでご確認いただくとして、ここでは「子育て無料社会」に込めた私たちの思いをお伝えしたいと思います。

今回の提言を検討した中心メンバーのひとり、井上衣織。去年12月にフローレンスに転職してきたばかりです。
こども予算倍増に向けた社内のプロジェクトに参加することになり、率直に嬉しかったといいます。

まさに子育て真っ最中の世代として、政治への関心が膨らんでいます。本当にこども予算倍増は実現するのか。何をするのか。財源はどうするのか。入社早々このテーマに関われることにやりがいを感じました。

現在、4歳の子どもを育てている井上。
新卒で入社した会社で定年まで働くつもりでしたが、育休から復職したあと、壁や疑問に直面しました。

とても忙しい部署だったこともあり、子どもが朝起きてくる前に仕事をして、夜は寝かしつけてからも仕事をしないと終わらない時期もありました。
親に余裕がないときほど、子どもはそれを感じ取ってしまって余計に寝ない。
いったん寝ても途中で起きてきてしまう。
どうしてもその日のうちに仕上げなければいけない仕事があると、『もう、寝てよ!』と苛立ってしまうこともあって、自己嫌悪に陥ったり…。
仕方なく、朝さらに早く起きて仕事をしたりしていましたが、睡眠不足で頭が働いていない感覚でした。

夫も出張や土日出勤が多く、なかなか家にいられないような激務。
延長保育やベビーシッターを活用してやりくりしていましたが、次第に、働き方や子育てをとりまく環境、それに社会全体のあり方に問題意識を持つようになったといいます。

精一杯、無理をして背伸びをして、なんとか毎日乗り切っていました。会社への愛着はありましたが、このままでは倒れてしまうと思いました。かと言って、いわゆるマミートラックにも乗りたくない。でもこの先、背伸びをせずに定年にたどりつける未来が想像できない。
それに、私が無理して乗り越えてしまうと、それだけハードルが上がって、後輩たちにも同じ思いをさせることになる。
どうすればいいのか、いろんな本を読むなどして勉強しているうちに、自分の会社だけでなく、どこで働いていても普通に歩いて乗り越えられる高さのハードルに変えていきたいと思うようになりました。

そんな井上が、今回の「子育て無料社会」に込めたのはー。

子育て中の友人たちと話していても、教育費をはじめとしたお金の問題から、二人目は無理だねとか、物価の高い東京では暮らせないねといったことが話題になります。
基本的なサービスの無償化にどれくらいかかるのか試算してみたところ、決して夢物語ではなく、実現可能性の十分ある政策だということが分かりました。
特設サイトには試算の詳細を掲載していますので、経済的な負担が解消されたらどう変わるのか、イメージしていただければいいなと思っています。

そして何より『子育ては社会でするんだよ、親だけが負担しなくていいんだよ』というメッセージを届けたい
今は、子どもがいることで職場に迷惑をかけないように、外に出れば周りに迷惑をかけないように、そんなふうに息苦しく感じることも少なくありませんが、精神的、肉体的に余裕があれば、子育てはもっと楽しくなると思います。
社会で子どもを育もうという意図が、国の政策から見えてきたら、未来に希望が持てるのではないでしょうか。

#子育て無料社会の実現へ あなたもアクション!

今回ご紹介したのは井上の声ですが、「子育て無料社会」の提言には、フローレンス団体としての思いが反映されています。

「子育てしながら働くことが難しい時代を変えたい」
「親や子どもたちの笑顔を増やしたい」
「育児は楽しいんだよと伝えたい」
「誰もが自分らしく生きられる社会にしたい」

フローレンスで働く私たちは、設立から約20年、これらの思いを軸に活動してきました。
「子育て無料社会」の提言は、フローレンスの志のかたまりなのです

特設サイトには、国に対する政策提言活動の最新状況や、関連する情報、資料などを順次、掲載していく予定です。

そして、このキャンペーンは一人でも多くの人に参加していただくことで初めて実現に近づきます。
SNSのフォローやシェア、寄付で応援など、あなたのできる方法で声をあげてください!




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