フローレンスは昨年に引き続き東京・神保町にて事業報告会を開催し、遠方からのご参加も含め約20名の皆さんにお越しいただきました。対面でお会いし、活動への熱量や皆さんの声を共有することで「ともに社会課題を解決する仲間」としての絆を深める大切な機会となりました。
参加者の方からは、「未来への希望と、課題と自分との関係を深める機会になった」「涙腺崩壊しました」といった温かい感想をいただいています。当日の様子を抜粋してご紹介します。
CONTENTS:
1.赤ちゃん遺棄・虐待のない社会を目指す 赤ちゃん縁組事業
2.ひとり親を社会の力でひとりにしない ひとり親家庭支援
3.「ルールと空気が変わり続ける日本」を叶える 政策提言
1.赤ちゃん遺棄・虐待のない社会を目指す 赤ちゃん縁組事業

事業立ち上げから10年。これまでに相談員が対応してきた「にんしん相談」は5,034件にのぼります。この数字の背景にある、誰にも言えず孤独に悩む妊婦さんたちの声を受け止め続けられたのは、皆さんからの寄付と温かい応援があったからです。
当日はフローレンスの特別養子縁組でお子さんを迎えたご夫婦も登壇され、「子育ての悩みを持てること自体が幸せ」とリアルな思いを語っていただきました。
参加者からは、「特別養子縁組を実際に利用された方の生の声を聞くことができ、本音の悩みや実態を知ることができたのがとても参考になった」との感想も寄せられています。
フローレンスの赤ちゃん縁組事業では、特別養子縁組を広く知っていただくためにnoteを開設しています。
https://note.com/florence_engumi
2.ひとり親を社会の力でひとりにしない ひとり親家庭支援

今夏、200世帯へ食品とおもちゃやケア用品を届ける「おやこエール便」を実施しました。

母子世帯の平均年収は272万円、相対的貧困率は4割を超えており、「真面目に働いても困窮から抜け出せない人が多い」のが現実です。
フローレンスのひとり親家庭支援は、病児保育の提供、食品や生活用品の配送、体験機会の提供、そして相談支援など多岐に渡ります。このような活動を通じて、「自分たちを気にかけてくれる人がいる」という安心感を届けるとともに、社会との接点を増やす取り組みを続けています。
参加者からは、「あなたを気にかけているよという姿勢は、自分を取り巻くさまざまなことで大事だと感じました。アンテナを張り、もし支援を必要としている人を見つけたら、フローレンスを紹介したいと思います」という声をいただきました。
3.「ルールと空気が変わり続ける日本」を叶える 政策提言
フローレンスは、目の前の親子を支える「川下の支援」だけでなく、問題を生み出す社会の仕組みそのものを変える「川上の政策提言」も行っています。 長年の訴えが実を結び、「こども性暴力防止法(日本版DBS)」が今年12月に施行されるほか、政府の「こどもまんなか実行計画」にも、わたしたちの提言内容が多数盛り込まれています。

皆さんのご寄付が、社会の仕組みをアップデートする力になっています。
「ひとりじゃないよ」を伝えたい―寄付者さんのメッセージ
報告会の後半では、長年ご支援いただいている寄付者さんから「マラソン大会で『ひとりじゃないよ』と書いたゼッケンをつけて走っている」という温かいエピソードが共有され、スタッフ一同大きな勇気をいただきました。
つながる思い、広がる応援の輪
事業報告会のあとには、寄付者交流会を開催。グループに分かれて、本日の感想や寄付への思いなどをお話しいただきました。

さらに、今年からの特別企画として、事業報告会終了後に、自由な交流の場として「お茶会」の時間を設けました。
初めは緊張していた会場も温かな熱気に包まれ、立場を超えて課題や思いを語り合う貴重な時間となりました。

こどもたちが希望とともに生きられる未来を、あなたと一緒に

すべてのこどもたちが、温かな家庭で育つことのできる社会。
制度のはざまにこぼれ落ち、孤独や不安の中にいる親子に、そっと寄り添える社会。
そんな社会を目指して、仕組みそのものを変えていくための活動ができるのは、皆さんからの温かいご寄付と応援があるからです。
お寄せいただくお気持ちやご支援は、課題を抱える親子の明日を照らし、未来を拓く大きな力となります。
これからも、わたしたちと一緒に歩んでいただけたら幸いです。



