2026年10月、「フローレンスの赤ちゃん縁組」親子交流会をフローレンスのオフィスで開催しました。
フローレンスの赤ちゃん縁組事業は、今年度で事業開始から10周年を迎え、これまでに51組の家族が誕生しています。今年の交流会には、ご家族とスタッフ、来賓の方々をあわせて総勢90名が集いました。再会を喜び合う声や、はじめましてのあいさつが会場のあちこちから聞こえる、にぎやかで温かな一日となりました。

特別養子縁組で家族になった仲間が集う、年に一度の場
親子交流会は、フローレンスを通じて特別養子縁組で家族になった皆さんが集まる場です。「特別養子縁組で家族になった」という共通点があるからこそ、日々の子育てのことや、こどもの成長の喜びを気兼ねなく語り合うことができます。
会を重ねるごとに、毎年参加してくださるお子さんたちの成長した姿に出会えること、そして新たな交流が生まれることを、スタッフ一同とてもうれしく感じています。
特別養子縁組とは、やむを得ない事情で生みの親が育てることのできない赤ちゃんが、温かい家庭で育まれるよう育ての親に託し、法的にも実の親子になる公的な制度です。フローレンスでは、育ての親が安心して子育てでき、こどもが愛情あふれる家庭で成長できるよう、東京都から認可を受け、特別養子縁組をしたご家族へさまざまな支援を行っています。

かぼちゃの福笑いにボール投げ。一年分の成長に出会えた時間
今年もスタッフが、乳幼児から小学生まで楽しめるコンテンツを準備しました。
福笑いでは、ハロウィンにちなんだ「かぼちゃの福笑い」に挑戦。目や口の位置を慎重に確かめながら、かわいいかぼちゃの顔を完成させてくれました。
ボール投げでは、昨年はまだ赤ちゃんでボールをつかむこともできなかったお子さんが、元気にボールを投げる姿も。こどもにとっての一年の大きさに、改めて驚かされました。
うまくいかなかったときや、スタッフに声をかけられて照れくさくなったときに、パパやママのもとへ駆けていく姿も見られました。そんな何気ない光景も、わたしたちにとってはうれしいひとときです。

こども記者が大活躍! 家族の「びっくりニュース」を集めたこども新聞
少し大きなお子さんたちは、記者に扮して「こども新聞」の作成に挑戦しました。チームを組んで会場をまわり、さまざまなご家族に「かぞくニュース」をインタビューしていきます。仲良く手をつなぎ「次はあっちに聞きに行こう!」と声をかけ合いながら取材する姿や、聞いたニュースを真剣に書き留める姿が見られました。
集まったのは、こんなニュースです。
- 「すべりだいが すべれて びっくり」
- 「育てたぶどうがとれた」
- 「ミント色のランドセルを買った」
お子さんの成長が感じられるニュースがたくさん集まりました。なかには、「今日お友達に再会できてうれしかったこと」をニュースに選んでくれた子もいました。
一つ一つのニュースは、それぞれのご家庭が積み重ねてきた大切な思い出です。この10年でフローレンスを通じて誕生した51組の家族、その一つ一つのご家庭で、これからも思い出が続いていく。そう感じて、とても温かな気持ちになりました。

家族の「原点」を知る方々とともに過ごしたひととき
今年も来賓として、日頃から法的手続きでお世話になっている弁護士の先生や、お子さんの委託の際にお世話になった病院の皆さんにご参加いただきました。
はじめての育児に向き合っていたご家族が、こどもとの絆を結び、家族として歩んでいる姿を見ていただけたことは、わたしたちにとっても大きな喜びです。日頃、急なご相談にも快く対応いただいている病院の皆さんにとっても、温かなひとときとなっていれば幸いです。
~参加者の声を紹介~
親子交流会は、特別養子縁組でお子さんを迎えたという同じ背景を持つご家族同士が、日々の子育てや真実告知のことなどを、安心して語り合える場です。
ご参加いただいたご家族の声:
- 同じグループのご家族とは、休日の過ごし方や保育園への伝え方、仕事のことなどをお話しできました。日々育児で大変なのはわたしたちだけじゃないと感じたり、新しい考えを聞けたりして、本当に楽しかったです。
- 先輩ご家族に、真実告知のタイミングや向き合い方を伺うことができました。お話を聞いて、普段の会話の中で伝えるだけでなく、誕生日など折りに触れて、しっかり伝えてみようと思いました。
- こどもが一人で積極的にあちこちに行ったり、いろいろな人に話しかけたりしていて、成長を感じました。人前が苦手なお兄ちゃんも記者ができて、帰り道に記者をしたことを話してくれたのがうれしかったです。
- 大きいお子さんが増えてきたので、こども記者の企画はみんなが楽しめて良かったと思います。
- 研修でご一緒した方々と再会でき、感慨深い気持ちになりました。こういったつながりはとても大切だと思っています。アットホームな雰囲気をこれからも続けていただきたいです。

フローレンスはこれからも、ご家族の歩みに伴走し続けます
親子交流会は、委託後のご家族とフローレンスがつながり続け、ご家族同士が支え合う関係を育む大切な場です。フローレンスは交流会のほかにも、オンラインサロンや個別のLINE相談などを通じて、ご家族に長く寄り添っています。
10年の歩みを経て、これからも特別養子縁組で家族になった一つ一つのご家族が、温かな家庭で育まれていくよう、支援を続けてまいります。

赤ちゃんを迎え家族として育てたい方へ
フローレンスでは「お子さんを温かく迎え家族として育てたい」という、育ての親(養親)になりたいご夫婦を募集しています。特別養子縁組について知りたい方、検討してみたい方は、以下よりLINE登録をして資料をお取り寄せください。
2026年12月11日(金)・12日(土)に育ての親向け ステップアップ研修を開催予定です。




