社会課題をさまざまなレンズ(視点や解像度)で深く見つめ、理解を深めていく音声コンテンツ「フローレンズラジオ」。
シーズン4「医療的ケア児編」第7話公開!
今回のテーマは――
医療的ケア児支援法が変えたこと、変えられなかったこと。
「18歳の壁」と2027年改正の焦点
法律ができると、社会はどう変わるのでしょうか。
2021年に成立した医療的ケア児支援法。医療的ケア児とその家族を社会で支えることが、国や自治体の「責務」として明記されました。
「支援したい」と考えていた自治体の担当者が、法律という後ろ盾を得て動き出す。医療的ケアが比較的軽いこどもは、地域の保育園に通えるケースが増えてきています。
「家族の離職の防止」が法律に明記されたことも、大きな一歩でした。
一方で、残された課題もあります。
医療的ケア児も、いずれ大人になります。18歳になった日に、ケアが必要なくなるわけではありません。それなのに、18歳を境にそれまで使えていた制度が切り替わり、通い慣れた場所や受けてきた支援を失ってしまうことがある――いわゆる「18歳の壁」です。
医療的ケア児支援法には、施行3年をめどに実施状況を見直すことが定められています。2027年4月の法改正施行に向けた議論が進み、2026年7月24日、「医療的ケア児支援法」の改正法が成立しました。「医療的ケア者」を法律の対象に加えることが大きな焦点となり、改正内容はこちらの記事で詳しくご紹介しています。
法律は、完成品ではなく、育てていくもの。
シーズン4第1章の締めくくりとなる今回、先人たちから受け継いだバトンの行方を見つめます。
法律という「生き物」を、社会はこれからどう育てていくのか。
その続きを、一緒に見届けませんか。


