フローレンスが運営する「こども冒険バンク」。
こどもの体験格差の解消を目指して2024年8月にスタートした事業です。
この取り組みでは、お子さんの「やってみたい!」という気持ちと、企業などが提供する多彩な体験をマッチング。
ご家庭の経済状況などにかかわらず、こどもたちがさまざまな体験を自ら選び、自分らしく生きられる社会を目指しています。
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2025年5月10日、母の日の前日に12組のご家庭が『ロスフラワー®で彩る手形アート フラワーアレンジメント体験』に参加しました。
当日の様子をレポートします!
ロスフラワー®ってなに? まずはクイズで楽しく学びました
今回の体験を提供してくださったのは、株式会社RINさん。
「花のロスを減らし、花のある生活を文化にする」をミッションに掲げ、花農家や式場などからやむを得ず出てしまう、まだ綺麗なうちに廃棄されてしまう花=ロスフラワー®を用いた空間装飾などを手がけています。
また、ロスフラワー®︎に新たな命を吹き込む人としてフラワーサイクリスト®さんたちがさまざまな場所・方法でご活躍されています。

この日、会場となったのはフローレンスの神保町オフィス。
受付の先に色とりどりのロスフラワー®が並び、参加者をお出迎え。
会場に入った参加者からは「きれいだね〜!」「このお花、使うのかな?」と、あちこちで歓声があがっていました。
中には「好きなお花はどれ?」「何色がいいかな?」と、親御さんの好みを聞きながらワクワクした表情でお花を眺めるお子さんの姿も。今回つくるフラワーアレンジメントをプレゼントしたい!気に入ってもらえると嬉しいな!という気持ちが伝わってきます。

参加者が揃ったところで、いよいよ「冒険(=体験)」がスタート!
まずはフラワーサイクリスト®の方による、お花に関するクイズから。「このお花、なにかわかる?」という問いかけに、こどもたちは次々に手を挙げ、会場は大盛り上がり!
どんどんと難しくなっていく問題にも臆せず発言するこどもたちの姿が印象的でした。

お花クイズの後は、今回使うロスフラワー®についてのお話。
ロスフラワー®という言葉を今回初めて耳にする方も多かったようで、真剣に話を聞いたり疑問があれば質問したりして、ロスフラワー®についての理解を参加者みんなで深めていきました。
「ロスフラワー®ってどのくらいの割合ででるものなの?」と思う方もいるかもしれません。
例えばですが、花農家さんが育てた10本の花のうち4本は、長さや形の都合で市場に出せず、まだきれいなうちに捨てられてしまうそうーーそんな現実に、親子ともに驚きの表情を浮かべていました。
世界にひとつだけの、手形フラワーアート!
ロスフラワー®について学んだあとは、いよいよフラワーアレンジメントに挑戦です!
制作開始の合図とともに一斉にお花選びに駆け出すこどもたち。まずは、思い思いに好きなお花を選んでいきます。
今回RINさんが準備してくださったたくさんのロスフラワー®の中から、「この色が好き!」「これ、ママが喜びそう!」と、真剣な表情で紙コップいっぱいにお花を集めていきます。
母の日前日ということで、ロスフラワー®の中にはカーネーションも登場していました。

お花を選んだら、次は台紙に手を当てて、自分の手の形をなぞっていきます。
こどもたちの年齢により手の大きさもそれぞれで、中には台紙からはみ出しそうなお子さんも。
手形をとるお子さんの様子を見ながら、お子さんの成長に気づき、“こんなに大きくなったんだなぁ”と、しみじみとした表情を浮かべる親御さんもいらっしゃいました。そんな大小さまざまな手の形に、最初に選んだお花を創意工夫を凝らして貼っていきます。お花を切る・貼るといった細かい作業では、親御さんと協力しながら進める姿も。

同じような色で統一する子や、立体的にお花を積み重ねて作り上げる子など、それぞれの感性が光る個性豊かな手形アートがどんどんつくられていきます。

「簡単だよ~!」と話してくれながらどんどんアートをつくり進める子や、思い通りに進まず少し悪戦苦闘しながらも着実に完成にむけて進める子など取り組み方もいろいろで会場は賑やかな雰囲気。
親御さんもお子さんが真剣に取り組む様子を見守ったり、フラワーサイクリスト®さんたちと話したり、お花を通して生まれる人と人のつながりに終始会場はあたたかい空気に包まれていました。
そして、約20分の時間をかけて遂に、世界にひとつだけの手形アートが完成!!
それぞれが自分の作品を嬉しそうに見つめ、達成感に満ちた表情を浮かべていました。
参加してくれた親子の中には、「おばあちゃんに母の日のプレゼントをしたいね」ということで今回の冒険に参加したと教えてくださる方もいました。
完成した作品は、お祖母さまにとっての娘さんとお孫さんからの心のこもった贈り物になったことと思います。

「楽しかった!」笑顔であふれた、約1時間の冒険
冒険のあとに参加したお子さんたちにお話を聞いてみたところ「楽しかった!」と満面の笑みで話すこどもたち。
フラワーアレンジメントに取り組む様子を見守っていた親御さんたちからも、手形アートを見て「可愛い」「綺麗だね」など感動の声があちこちから聞こえてきました。
完成した作品を大事そうに包み、大切に持ち帰る様子を見て、たった1時間の体験でも親子にとって忘れられない時間になったことを感じました。
それぞれの家庭で迎えた母の日の団らんのひとときに、彩りを添えることができていたら嬉しいです。
参加してくださったご家庭から後日届いた感想についてもご紹介します。
こどもにも分かりやすい講義や作り方の説明を、ありがとうございました。
娘と一緒に作れたこと、祖母へ母の日プレゼントとして渡し、とても喜んで貰えたこと、素敵な思い出になりました。お家に飾ってくれたみたいです。
今回は素敵な体験をありがとうございました。
体験前のロスフラワー®についての説明もとても分かりやすく、年長の娘もしっかり理解できたようで、帰宅中、お花屋さんを見つけて「曲がったりしてるのはお花屋さんにはいかないんだよね!」と話していました。
フラワーアレンジメント体験も、親子でとても楽しい時間となり、お花がもっと大好きになりました!
ロスフラワー®の活動について今回の体験を通じて親子で初めて知りました。
クイズ形式や、綺麗なお花にこどもも楽しんで参加していました。ありがとうございます。
勉強になりましたし、こどもも楽しかったようです。
親にとっても世界に一つの我が子の作品をもらえて良かったです!

今回のフラワーアレンジメント体験を提供してくださったRINさんはこのように今回の冒険についてコメントを寄せてくださいました。
フローレンス様の「こども冒険バンク」レポートを拝見し、わたしたちRINが提供したフラワーアレンジメント体験が、ご家庭にとってかけがえのない思い出となったことを知り、深く感動いたしました。
こどもたちの「やってみたい!」という意欲と、企業の多様な体験を繋ぐ貴社の取り組みに、改めて共感いたします。体験を通して、ロスフラワー®について学び、楽しみながら創造性を発揮するこどもたちの姿は、わたしたちにとっても大きな喜びです。特に、手形アートというアイデアが、親御さんにとってもお子さんの成長を感じる機会となり、「世界にひとつだけの作品」として大切に持ち帰っていただけたことは、わたしたちの活動の意義を強く感じさせてくれました。
花に新たな命を吹き込み、花のある生活を文化にするというわたしたちのミッションが、このような形で社会貢献に繋がることは、望外の喜びです。今後も「こども冒険バンク」を通じて、より多くのこどもたちが多様な体験に触れ、「花育」から未来を自分らしく切り開いていくことができるよう、RINとして積極的に貢献してまいります。
「こども冒険バンク」では、恒常的にご家庭に多様な体験を届けられるように、企業から体験の提供を積極的に受け付けています。
こどもたちの未来を応援したいと考えている企業の皆さん、自社商品やコンテンツを活かした体験をこどもたちに届けませんか?まずは下記の問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
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