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アクション最前線

2017/07/28

おうち保育園の魅力って?小規模保育の研究データと、実習で感じたあったか保育

  


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こんにちは!4月にフローレンスに新卒で入社した重松です。

フローレンスでは、入社した新卒スタッフに対し、約3ヶ月間の研修を設けています。その中でも1ヶ月半がフローレンスの運営する小規模保育園「おうち保育園」での現場実習に充てられています。今回はそのご紹介をさせていただきます。
  
「現場は組織の先端である」という考えから、実習では保育スタッフ・事務局スタッフ関係なく、それぞれ3園のおうち保育園を回りました。

今まで保育の現場に立ったことのない、事務局スタッフのメンバーもいて、ドキドキの実習が始まります。

「どんな子どもたちがいるのだろう?」
「どんな先生たちが働いているのだろう?」
「小規模の保育園って一体どんな感じなんだろう?」

たくさんの疑問や不安がある中、いざ実習に向かいました。

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フローレンスのおうち保育園とは

おうち保育園は、0-2歳児を対象とした、定員19名以下の小規模保育園です。

一人ひとりの子どもたちとじっくり関わることができるため、子どもの発達に応じた質の高い保育を行うことができます。
また「第二のおうち」として、子どもたちにとって安心できる環境づくりをしています。

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おうち保育園の保育理念は以下のとおりです。

◯おうち保育園保育理念◯

1.少人数のあったか保育。
子ども一人ひとりに目が行き届く少人数制の温かな保育を目指しています。子どもが乳幼児の際は、何よりも先生との親密なコミュニケーションや肌と肌との触れ合いが大事。一人ひとりにかけられる時間を最大にすることが、保育の質を最良にすることに繋がります。

2.感動あふれる保育。
おうち保育園には、園庭がありません。その代わり、近くの公園に遊びに行って、季節の変化を肌で感じながら遊んだり、地域の方々との触れ合いを楽しんだり。また、子ども一人ひとりの小さな成長を、「昨日できなかったことが、今日できるようになった!」と皆で喜び合う、笑顔と感動があふれる保育を目指します。

3.「第2の家庭」を実現する保育。
おうち保育園は保護者を指導しません。代わりに保護者に寄り添って保育をします。一人ひとりの子どもの家庭環境や保護者の状況に合わせ、頼りになるパートナーでありたいと考えています。また、子どもたちにとって、「おうちが2つある」という環境は、「自分を愛してくれる環境が2倍になる」ということだと考えます。温かな、第2の家庭を創っていきます。

子どもたちは、一日の大半を保育園で過ごすことになります。子どもにとって安心できる環境を創ることは、とても重要です。そのためおうち保育園では、何よりもスキンシップを通したコミュニケーションをしたり、日々の感動を皆で共有することを大切にしています。

子どもたちが自分を大切に思ってくれる大人がこんなにもいるということを実感できるよう、保育者は日々保育の中で工夫しています。

こうした一つ一つの心がけが、おうち保育園を支える柱になっているのです。

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小規模保育園の魅力とは

実際に小規模保育園は、どのように良いのでしょうか。

中規模保育園(定員20人以上)との違いについて慶應義塾大学 藤沢先生・中室先生の論文から特に違いが表れているところを見ていきます。

保育環境評価スケール ITERS による保育の質評価  (一部抜粋)

空間と家具

(全体)平均

(小規模)平均

(中規模)平均

 1.室内空間

4.5

4.05

5.71

 3.安心して落ち着ける空間

2.54

2.58

2.43

個人的な日常ケア

(全体)平均

(小規模)平均

(中規模)平均

 6.登園/降園

6.27

6.42

5.86

 9.おむつの交換/排泄

1.88

2.21

1.00

相互関係

(全体)平均

(小規模)平均

(中規模)平均

 24.遊びと学びの見守り

5.54

5.89

4.57

 26.保育者と子どもとのやりとり

6.08

6.53

4.86

 27.しつけ 望ましい態度・習慣の育成

5.73

6.16

4.57

保育の構造

(全体)平均

(小規模)平均

(中規模)平均

 29.自由遊び

4.77

5.21

3.57

保護者と保育者

(全体)平均

(小規模)平均

(中規模)平均

 31.保護者との連携

4.46

4.47

4.43

 34.保育者間の意思疎通と協力

6.38

6.74

5.43

(保育の「質」は子どもの発達に影響するのかー小規模保育園と中規模保育園の比較からー 藤沢.中室(2017) )

小規模保育園では、マンションの一室等の住宅を保育の場として使用することも多いため、室内空間の項目に関しては、中規模保育園のほうが平均数値より高い結果が出ています。

ですが、その他の項目については、小規模保育園の保育の質が高いことが示されています。
 
特に相互関係に関しての項目は、保育者・子ども間でのやりとりや見守りなどが多いことから、子ども一人ひとりとじっくり関われる小規模保育の良さが結果として表れていると考えられます。

おうち保育園実習での学び

学生時代、保育園や幼稚園で実習を経験したことはあるものの、小規模保育園は初めての経験でした。
 
「大人数の子どもに対して、保育者は1人」

そんな経験が当たり前だったので、定員12名、保育士4人、園長1人で子どもを見守る温かい保育はとても衝撃的でした。

今まで見つけられなかった、子どもの小さな変化に気がつくことができ、それをその場ですぐ保育者同士で共有することができます。
そのため、保育者みんなで子どもを見守り、子どもを交えた笑顔溢れる保育の現場がたくさんありました。

私自身、季節の移り変わりや、空が青いこと、風が気持ち良いこと、道端に小さなお花が咲いていること、地域の方の子どもたちを見守る優しい眼差しなど……

今まで身近にあって当たり前だったことにも改めて気がついたり、子どもの目線でみる世界の広さにとても感動したり、温かい気持ちになる瞬間がたくさんありました。

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「本部・現場の垣根を越えて」これから事務局スタッフとして 

遂に7月から本配属となり、事務局スタッフとして走り出しました。

3園のおうち保育園での実習を経験したことで、園の環境設備も違えば、子どもも保育スタッフも違う。1つとして同じ現場がないことを実感しました。

ですが、共通して保育スタッフは子どもたちが安心して楽しく、保育園で過ごせることを大切に保育をしています。

私自身も常に現場目線を大切に、保育スタッフの思いに寄り添いながら、子どもたちにとってより良い保育を追求し続けていきたいと思います。

現場・本部の垣根を越えて、これからもフローレンスらしいあったか保育を多くの子ども達に届けていきます!

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書いた人:重松千佳