(単位:千円) | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 |
収益 | 18,463 | 26,901 | 75,813 | 106,516 | 143,537 | 234,091 | 444,829 | 517,073 | 655,219 | 863,415 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
正味財産増加額 | 1,588 | -1,846 | 5,015 | 2,885 | 12,988 | 22,746 | 47,234 | 31,537 | 21,934 | 3,869 |
昨年度対比 | 0% | 146% | 282% | 140% | 135% | 163% | 190% | 116% | 127% | 132% |
(単位:千円) | 病児保育 事業部 |
おうち保育園 事業部 |
働き方革命 事業部 伝える変える事業 (経営企画室) |
コミュニティ創出 事業部 |
障害児保育 事業部 |
被災地支援 事業部 |
2013年度 | 315,975 | 224,686 | 37,093 | 22,220 | 30 | 47,271 |
---|---|---|---|---|---|---|
2014年度 | 375,798 | 263,168 | 32,954 | 24,460 | 81,003 | 79,617 |
昨年度対比 | 119% | 117% | 89% | 110% | 270011% | 168% |
科目 | 金額(単位:円) | ||
一般正味財産増減の部 | |||
---|---|---|---|
Ⅰ 経常収益 | |||
1 受取寄付金 | 102,694,160 | ||
2 受取助成金等 | 280,545,358 | ||
3 事業収益 | |||
病(後)児保育事業収益 | 348,203,807 | ||
障害児保育事業収入 | 20,268,952 | ||
おうち保育園事業収益 | 74,789,896 | ||
ソーシャル・プロモーション事業収益 | 2,969,974 | ||
コミュニティ創出事業収益 | 24,459,636 | ||
被災地支援事業収入 | 3,067,395 | 473,759,660 | |
4 その他収益 | |||
受取利息 | 4,307 | ||
雑収入 | 6,411,668 | 6,415,975 | |
経常収益計 | 863,415,153 | ||
Ⅱ 経常費用 | |||
1 事業費 | |||
(1)人件費 | 595,975,257 | ||
(2)その他経費 | 179,869,095 | 775,844,352 | |
2.管理費 | |||
(1)人件費 | 36,064,574 | ||
(2)その他経費 | 67,153,939 | 103,218,513 | |
経常費用計 | 879,062,865 | ||
当期経常増加額 | △ 15,647,712 | ||
Ⅲ 経常外収益 | |||
1 ひとり親支援積立金取崩益 | 8,000,000 | ||
2 フローレンス復興支援等積立金取崩益 | 12,000,000 | ||
経常外収益計 | 20,000,000 | ||
税引前当期一般正味財産増減額 | 4,352,288 | ||
法人税、住民税及び事業税 | 483,000 | ||
当期一般正味財産増加額 | 3,869,288 | ||
前期繰越一般正味財産額 | 147,059,653 | ||
次期繰越一般正味財産額 | 150,928,941 | ||
指定正味財産増減の部 | |||
Ⅰ 受取寄付金 | 12,006,573 | ||
Ⅱ 受取助成金 | 61,122,799 | ||
Ⅲ 一般正味財産への振替額 | △ 76,549,471 | ||
当期指定正味財産増加額 | △ 3,420,099 | ||
前期繰越指定正味財産額 | 42,722,518 | ||
次期繰越指定正味財産額 | 39,302,419 | ||
次期繰越正味財産額 | 190,231,360 |
※NPO法人会計基準に則り、特定非営利活動促進法第28条第1項の収支計算書を活動計算書と呼んでいます。
科目 | 金額(単位:円) | ||
Ⅰ 資産の部 | |||
---|---|---|---|
1 流動資産 | |||
現金及び預金 | 126,007,174 | ||
売掛金 | 36,594,511 | ||
貯蔵品 | 31,320 | ||
立替金 | 966,961 | ||
前払費用 | 8,834,336 | ||
短期貸付金 | 2,600,000 | ||
未収入金 | 34,788,348 | ||
流動資産合計 | 209,822,650 | ||
2 固定資産 | |||
(1)有形固定資産 | 110,753,618 | ||
(2)無形固定資産 | 23,063,904 | ||
(3)投資その他の資産 | 113,645,255 | ||
固定資産合計 | 247,462,777 | ||
資産合計 | 457,285,427 | ||
Ⅱ 負債の部 | |||
1 流動負債 | |||
短期借入金 | 52,500,000 | ||
未払金 | 98,119,342 | ||
預り金 | 16,886,245 | ||
未払法人税等 | 483,000 | ||
未払消費税等 | 13,441,200 | ||
流動負債合計 | 181,429,787 | ||
2 固定負債 | |||
長期借入金 | 63,624,280 | ||
ひとり親支援積立金 | 14,000,000 | ||
フローレンス復興支援等積立金 | 8,000,000 | ||
固定負債合計 | 85,624,280 | ||
負債合計 | 267,054,067 | ||
Ⅲ 正味財産の部 | |||
1 指定正味財産 | |||
前期繰越指定正味財産 | 42,722,518 | ||
当期指定正味財産増加額 | △ 3,420,099 | ||
指定正味財産合計(フローレンス復興支援等基金) | 39,302,419 | ||
2 一般正味財産 | |||
前期繰越一般正味財産 | 147,059,653 | ||
当期一般正味財産増加額 | 3,869,288 | ||
一般正味財産合計 | 150,928,941 | ||
正味財産合計 | 190,231,360 | ||
負債及び正味財産合計 | 457,285,427 |
解説
データの前提
NPOはあくまでも「社会問題の解決」を存在意義とし、利益は継続的な活動をして行くための手段です。
とはいえ責任を持って持続可能な運営を行うためには、企業と同様に財務的健全性を度外視することはできません。フローレンスはそうした財務的健全性を保つため、本ページにおいて財務情報の開示を行い、経営の透明性を高めてまいります。 新NPO会計基準に従っております。ご了承ください。
総括
2014年度は、収入が前年比32%増、一般正味財産増加額は、3,869千円でした。
収入増の主な要因は、既存の病児保育事業が19%増、おうち保育園事業が17%増であったことに加え、今年度サービスインした障害児保育事業による収入が加わったことです。結果、全体収入は前年よりも高い伸び率となりました。また、一般正味財産増加額の低下は、以下の投資を行ったことによります。
・病児保育事業部において、利用ニーズに応えるためこどもレスキュー隊員(保育スタッフ)の採用を強化
・病児保育事業部において、発達支援プランや一時保育といった新サービスの運用と開発
・おうち保育園事業部において、小規模認可保育所移行に必要な人材の採用と育成、設備改修
個別事業部のレビュー
【病児保育事業部】
昨年度に引き続き会員が増え、前年比19%成長でした。一方で、今後の会員数、病児保育数の増加を見据え、利用会員システムや業務管理システムを改良することが重点課題です。
【おうち保育園】
なかの大和園が開園したことなどにより、前年比17%増でした。さらに、2015年4月施行の子ども子育て新制度に向け準備を行いました。具体的には、新配置基準に必要となる保育士、調理スタッフ採用、園長育成、自園調理用設備改修を行いました。新体制での運営を軌道に載せることに注力します。
【コミュニティ創出事業部】
ラーニングスペースである「マナViva!」の稼働が安定しており、前年比10%成長でした。地元高校生とのコラボレーションや、地域住民主導のイベント開催など、コミュニティ創出施設としての活動が広がっています。こども食堂などの新しい取り組みを行い、さらなる地域コミュニティづくりを行っていきます。
【障害児保育園事業部】
14年9月、杉並区に障害児保育園ヘレンがオープンしました。医療的なケアが必要なお子さん15名をお預かりしています。定員を上回るお申し込みをいただいているため、いち早く運営を軌道にのせ、2園目の準備を行うことが喫緊の課題です。
【経営企画室/働き方革命事業部】
経営企画室は、新規事業立ち上げのための大口寄付の獲得、また、ユーザビリティ向上のため、全社のWebサイトの改修に注力しました。働き方革命事業部は、会計業務改善を行い月次速報が翌月1日に出るなど成果を出しています。
【インドアパーク事業部】
行政による支援が行われるようになったことを踏まえ、インドアパーク郡山を終了しました。被災地の経済復興を牽引する仙台市で待機児童が増加している現状を解決すべく、仙台にておうち保育園開園準備を行いました。4月以降の待機児童の状況をみながら、次年度に向けた新園の開園準備を行います。