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2018/11/27

寄付者の皆さんと共に社会を変えてきた、その軌跡を振り返る 「フローレンス事業報告会(個人)~あなたが叶えた親子の笑顔~」

         


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10月25日、フローレンスを応援してくださっている寄付者の皆さんをお招きし、2017年度の活動内容を中心にご報告をする「事業報告会」を行いました。この日お集まりいただいたのは、個人で寄付してくださっている皆さん。平日の夜にも関わらず、70名近くの方にお越しいただきました。

昨年に引き続き2度目の開催となりましたが、今回は支援企業である「日本オラクル」さんが会場を無償提供して下さり、大人数収容可能な環境の整った会議室で開催することができました。

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フローレンスのイベントはもちろん子連れOK!託児を用意し、保育スタッフがお子さんをお預かりしました。

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事業報告会のタイトルは「あなたが叶えた親子の笑顔」。タイトルの通り、この1年間、寄付者の皆さんに支えられ、たくさんの親子の笑顔が実現しました。

今回は、1年間の事業報告に加えて、寄付で支えられている各サービスを実際に利用した方々、そして支えて下さった寄付者の方々にもスピーチをお願いしました。さらに、寄付者の皆さん同士が、「寄付をすることになったきっかけ」など、それぞれの思いを話し合う「シェアタイム」も設けました。

フローレンス一同、そして寄付者の皆さん、利用者の皆さんが一体となる会になり、熱気に溢れていました。お越しいただけなかった寄付者の方々にも、このレポートで、その様子を少しでもお届けできればと思います。

今年1年の報告~寄付者の皆さんに支えられて実現した“親子の笑顔”~

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「皆さまとともに成し遂げた様々な成果を、ぜひ一緒に振り返らせてください」

そんな代表・駒崎の挨拶で会は幕を開けました。

ひとり親支援 10周年【病児保育事業部】

駒崎「始めた当時は、国内のひとり親に支援をするのは珍しい。何で日本は豊かなのに支援をするのかと言われたこともありました。でも、10年間で、ひとり親支援プランで救われた子どもの数は、約1000人。それを支えた寄付者の方々は、のべ2400人です

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ひとり親支援が今年で10周年を迎えた病児保育事業部。

ひとり親家庭は、低収入であることが多く、親御さんは、子育ても仕事もすべて一人で抱えています。子どもが急病のときも、両親で分担して休むことができません。そのため、休みがちになると収入も不安定になり、安定した仕事につくチャンスが少なく、貧困に陥るという現状があります。

そんな状況を少しでも改善しようと10年前に始まった、「ひとり親支援」。ひとり親の家庭に、月1000円という低価格で病児保育を提供し、安心して仕事ができるように支援を続けています。そのサービスを支えているのが、たくさんの寄付者の皆さんです。

【ひとり親支援を2年間利用していたAさんからのメッセージ】

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子どもが2歳のときに離婚をしました。原因は夫のモラハラです。

離婚後も、仕事を続けていましたが、うちの子は律儀に毎月熱を出す子で、そのたびにフローレンスさんにお願いして、毎月毎月、無料枠で利用させてもらいました。預かってもらっている間、自分はしっかりと働けるので、翌日の分の仕事もして帰り、翌日は自分が子どもを見られました。どんどん安心して仕事が進められるようになっていったんです。

仕事があると社会と繋がれますし、人と繋がれるし、収入もある程度見込める。繋がりができる仕事って、「すごくありがたいものだったんだなぁ」、「自分はそれを失わなくてすんでよかったなぁ」って思いました。

今年は自分が、フローレンスさんのに寄付させていただくことができました。

障害児も健常児も一緒に過ごす「インクルーシブ保育」の実現も【障害児保育事業】

駒崎「昔は亡くなっていた未熟児ですが、今は500グラムで生まれても助かります。素晴らしい世の中になりました。
一方、その子たちは
胃ろうやたんの吸引といった医療的なケアとともに生きていく場合も多く、通常の保育園では受け入れが進んでいません。お母さんが24時間、365日介護することになってしまいます。その場合は仕事を辞めざるを得ない。中には、睡眠すら取れず、精神的に病んでしまう親御さんもいます。何とか支えたいと思いました」

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「障害児保育園ヘレン」の園児は、2017年は預かり数のべ59人。卒園や転園した園児は、17名にもなりました。

さらに、今年11月には、新しい園「障害児保育園ヘレン中村橋」もオープンすることができました。その開園費用も、ほとんどが皆さんのご寄付によるものです。

「障害児訪問保育アニー」では、現在30人のお子さんををお預かりしていて、これまでの預かり人数はのべ40人。卒園・転園した園児は10人になりました。

フローレンスでは、障害がある子もない子も一緒に受け入れる、「インクルーシブ保育」を行っています。その成果も少しずつ見えてきました。

駒崎「障害児だけでなく、障害がない子にとってもすごくいい効果が現れていることがわかりました。日頃欲求を止められなかった子どもがヘレンの子どもに優しくする。小さい頃からヘレンの子どもと触れ合うことで偏見がなくなる。運動会を一緒にすることで、親御さんたちも友達になる」

【障害児保育園ヘレンを利用していた 井門由美子さんからのメッセージ】

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息子は1歳半のときから3歳までヘレンにお世話になりました。

ヘレンに通いはじめて息子の発達が著しく伸びたんです。ヘレンに入園する前は、経管栄養と透析の管理で本当に時間に追われていて、母子ともにほとんど家から出ることができず引きこもっていました。

今、息子は認可の保育園に通えていますが、補助の先生もつけずにクラスのみんなに何とかついていけているのは、やっぱりヘレンに通って、お友達や先生と毎日過ごしたことが大きいと思っています。

子どもが生まれたときは、まさかこんなふうに仕事を続けられているとは思っていませんでした。大学卒業からキャリアを絶やすことなく、好きな仕事を続けていられることに、今はすごく大きな喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。

【3歳の息子さんが障害児訪問保育アニーを利用している 山下剛さんからのメッセージ】

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経管栄養が始まったころ、息子は鼻からチューブが入ってるだけでも嫌がって、そこから栄養を入れると気持ち悪がって何時間も泣いてたりしていました。

こんな生活は続けられない、どうなるんだろうというときに、やっぱり第三者の支援が必要だと思ってひたすら情報収集する中で、偶然フローレンスのアニーを見つけ、受け入れてもらいました。

同世代の子どもたちと一緒に遊んでもらえるというのがすごく刺激になって、まだ歩けはしませんが、友達のところに行こうと徐々に前に進むようになってきました。つい1週間ぐらい前につかまり立ちをして、親としては非常に感動したところです。

それは保育士の先生が常に見ていて、育ちを引き出してくれたりアドバイスを日々いただいたり、あるいは保育の間にリハビリ的なことも取り入れてくださったりという関わりがあってのことだと思います。

相談件数1215件、新しい家族13組 誕生【赤ちゃん縁組事業部 】

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駒崎「虐待でなくなる子どもは年間50人にものぼります。虐待で亡くなる子どもの大半は、0才児。原因は、予期せぬ妊娠です

フローレンスで行っている、にんしん相談と、特別養子縁組。開始から2年が断ち、相談件数は1200件を超え、新しい家族は13組誕生しました。

スタートから1年 555世帯を支援、DVの発見は7件【こども宅食】

こども宅食は、食品配達をきっかけに気軽に相談できる関係をつくり、必要なサービスにつなげています。スタートしてから1年が経ちましたが、ふるさと納税による個人の方々からの寄付や、多くの企業からの食品提供やその他ご支援があり、555世帯の親子を支えることができました。

駒崎「これまで、文京区の555世帯を支援することができ、アンケートなどで繋がる中で、DVの発見も7件ありました。事件に至る前に早く気づくことができました

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次なる社会問題の解決へ

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最後に、駒崎は改めて寄付者の方々に感謝の思いを伝えました。

「今より良い社会を子どもたちに。皆さんとともに、皆さんの力が必要です。みなさんの力があれば社会は必ず変えられると思っています。みなさんの力を貸してください。そして、我々とともに一人でも多くの子どもが笑って、一人でも多くの家庭がこの日本でよかったという社会にしていけたら」

寄付者の方のスピーチ

今回の会では、フローレンスに寄付をしてくださっている寄付者の方からもスピーチをいただきました。

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【ミステリー作家、大倉崇裕さん】4歳のお子さんを子育て中。

難病のお母さまの介護経験がある大倉さん。子育ても予想以上に大変であることを知り「介護も育児も同じだ」と、家族だけで担うリスクを痛感されました。

そんな時偶然TVのドキュメンタリーで「障害児保育園ヘレン」を見て、さらにサポートが必要な障害児家族を実際に助けるフローレンスの活動に共感。「かわいそう」ではなく、具体的なアクションができる団体だと信頼を深めたと言います。

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【外資系企業勤務 牧和之助さん】

牧さんは、幼少期をブラジルで過ごされました。子どもの頃から世界中を飛び回るような仕事がしたい、と夢を持つ少年でした。「決して裕福な家庭ではなく、大学に合格したときには、お母さんが入学金を駆けずり回って集めた」と言います。

そして現在は夢が現実になりご活躍されています。牧さんは、「多くの子どもたちが夢を持って実現できる社会にしたい」と思われ、フローレンスのひとり親支援やこども宅食に支援を継続されています。

きっかけは十人十色… 寄付者の皆さんが思いを分かち合う“シェアタイム”

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会の最後に行われたのは、寄付者の皆さんが思いを語り合う「シェアタイム」。

5人~6人ほどのグループに別れて頂き、「なぜ寄付するに至ったか」「寄付をするってどういうことなのか」「フローレンスにやってほしいこと」など、自由に話していただきました。中には、自身の体験を涙ながらに語ってくださった方もいました。

【20歳と18歳の子どもを持つ母親】子育てで大変な思いをしたことが寄付のきっかけとなった。

【介護の仕事をしている男性】社会の課題ひとつひとつに立ち向かっているフローレンスの活動にその思いを寄付というかたちで応援している。もっとフローレンスと関わったり、現場の話を聞いたりしてみたいと思う。

【30代男性】インクルーシブな保育をしているフローレンスの活動が広がっていくことで、大人になっても差別の無い
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あたりまえになっていくと思う。

【2児の母親】子どもが生まれて、次世代のことを考えるようになった。この子たちの未来のためにも良いものを残したい。だから、フローレンスに寄付をしている。

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他にも、フォトブースや写真の展示もご用意しました。短い時間でしたが、皆さん、思い思いに楽しんでいただきました。

2回目となった、個人の寄付者の方々に向けて開催したフローレンスの事業報告会。寄付者の方が増え、大規模に行うことができるようになった会を見て、支援の輪が広がっていることを実感し、フローレンススタッフ一同、感動で胸が熱くなりました。

これからも皆さんとともに、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」の実現を目指し、気持ちを新たに課題解決に励みたいと思います。

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最後はみんなでフローレンスの「F」サインで記念撮影!

こどもと家族の成長写真を提供するPhotream社(http://photream.com/)より、プロボノでの撮影協力をいただきました。(カメラマン:井上 恵さん)  Photreamさん、ありがとうございました!

また、コストコホールセールジャパン株式会社が、来場者の方々にお茶の提供をしてくださいました。
ありがとうございました!

書いた人:石垣藍子


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