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お知らせ

2021/02/03

フローレンス、品川区より委託を受け、障害の有無に関わらず親子が交流・相談できる「インクルーシブひろば(仮称)」開設決定!

       


フローレンスは、このたび品川区から委託を受け、障害や医療的ケアの有無に関わらず地域の親子が利用・交流できる「インクルーシブひろば(仮称)」をオープンすることに決定いたしました。

近年、障害の有無に関わらず楽しめる遊具を設置した「インクルーシブ公園」が増えつつありますが、療育を取り入れた遊びができる環境で、看護師や保育士、児童指導員等の専門スタッフが常駐し育児相談ができる「インクルーシブひろば」は国内で初めての試みです

障害児とその保護者がさまざまなコミュニティとつながる機会をもつことが難しいという現状を改善し、障害児やその家族・きょうだい・友人が遊びを楽しみながら多様な人と関わり、保護者が育児等の困りごとを相談できる、を目指します。

障害児・医療的ケア児家庭の孤立問題

フローレンスでは、2014年から障害児保育事業を立ち上げ、日本で初めて、障害児の長時間保育を実現する「障害児保育園ヘレン」を開園しました。2015年には障害児家庭のご自宅に訪問してマンツーマンの保育を行う「障害児訪問保育アニー」、2019年からは看護師による医療的ケアに対応したお預かりサービス「医療的ケアシッター ナンシー」をスタート。

障害児保育・支援領域のパイオニアとしてさまざまな形で障害児家庭に伴走してきました。

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長年の事業運営の中で、私たちが直面してきたのは「障害児・医療的ケア児家庭の孤立」の課題です。医療的ケアには24時間終わりがなく、地域でお子さんを預けたり遊んだりできる場所やサービスが極端に不足しているため、親御さんは常時お子さんにつきっきりになり、親子は家の中で孤立を深めています。

厚生労働省が行っている医療的ケア児の実態調査※1でも、「医療的ケアを必要とする子どものそばからひと時も離れられない、トイレに⼊るのにも不安がつきまとう」に、38%の保護者が「当てはまる/まあ当てはまる」と答えています。

また、「医療的ケアを必要とする子どもが、年齢相応の楽しみや療育を受ける機会がない」に「当てはまる/まあ当てはまる」と答えた保護者は48.3%。

「医療的ケアを必要とする子どものことを理解して相談に乗ってくれる相手がいない」に「当てはまる/まあ当てはまる」と答えた保護者は26.2%で、状況を改善するために必要なサービスは、「相談支援」(72.4%)が最も多くなりました。

※1 厚⽣労働省 令和元年度障害者総合福祉推進事業「医療的ケア児者とその家族の生活実態調査報告書」

障害児・医療的ケア児家庭に社会とのつながりを

親御さんの孤立感や負担感を軽減させ、社会とのつながりを実感する機会を創出するため、フローレンスはこのたび、品川区から委託を受け、品川区戸越に「インクルーシブひろば(仮)」をオープンすることに決定いたしました。

障害児やその家族・きょうだい・友人が遊びを楽しみながら多様な人と関わることができ、保護者が育児等の困りごとを相談できる、「インクルーシブな遊びの場」を目指します。

●事業内容

1.安心して遊べる環境の提供
障害の有無や年齢を問わず楽しめる遊びを企画。看護師、保育士、児童指導員などの資格を持つ専門スタッフによる見守りのもと、医療的ケア児の親子が安心安全に一緒に過ごせる場を提供します。

2.医療的ケア児親子の仲間づくりの促進
医療的ケア児の親同士が交流できる広場を設け、仲間づくりや子育てに関する情報の交換を促進します。また、広場に参加できない方向けにSNSによる「ひろばコミュニティ」を開設し、親子の仲間づくりを支援します。

3.インクルーシブな地域交流の推進
交流を医療的ケア児の親子に限定せず、地域の健常児とその親子にも広げるため「インクルーシブひろば」を創設します。出会いやつながりを生み、また、医療的ケア児への理解を深めることで、地域全体で支え合う社会を育みます。

4.看護師による子育て相談の実施
医療的ケア児コーディネーター資格を持つ看護師が子育て相談を行い、育児不安の解消を図ります。また、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンライン相談を実施します。

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場所:「大原児童センター」(東京都品川区戸越6-16-14)1F
オープン日程:オンライン相談は4月1日~スタート予定

※新型コロナウイルス感染拡大状況等により、変更となる場合があります。

各事業の詳細な開始時期・内容等については、順次フローレンスの公式ホームページ等でお知らせしてまいります。




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