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インタビュー

2015/03/31

【病児保育利用会員インタビュー】3人の子どもを育てながら働くママ

  


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今回お話を伺ったのは、ご自身の職場で初めての3人のお子さんを持つ母となり、9時〜16時半の時短勤務をしている安田愛さん。
後に続く後輩たちに思いを馳せながら、育児と仕事の両立において心がけている「シアワセ哲学」と、その先にある夢について伺いました。

vol3_ph_2安田 愛さん

夫と3人の子ども(長男小学2年生、長女5歳年中、次男3歳年少)の5人家族。
2002年にゼネコン(総合建設業)に一般職として入社し、支店勤務(設備工事管理部・見積部)を経て、2013年に3度目の育児休暇から復職した先はまさかの現場勤務。スタッフ数130人を超える大現場だが、女性は10人程度、さらに子どもがいるのは自身のみの中、現場のお母さんとして皆が働きやすくなるよう、日々サポート業務に奮闘中!
フレックス勤務のため、勤務時間内は大切な時間を無駄にしないよう集中し、効率良く作業できるよう心掛けている。
今年は保育園で夏祭り実行委員の実行委員長に立候補し、活動中。

ー育休の前半は気楽で楽しかった でもだんだんと孤独感が募ってきて・・・

いまは3人の子どもを育てながら9時〜16時半の時短勤務で働いています。実は1人目を産んだとき、仕事を辞めるつもりでいました。不器用な自分には仕事と子育てを両立させることはとても無理だと思っていましたし、専業主婦に憧れてもいました。
でも、夫に「復帰したくなるかもしれないから育休を取ったら?」と言われ、一年間の育休を取ることにしました。すると、最初は自由で楽しかったのですが、だんだんと孤独感が募ってくるようになってきて…。赤ちゃんと2人きりで誰とも喋らずに1日が終わってしまったり、行動範囲も狭くなったりと、いま振り返れば若干育児ノイローゼのようになっていたのかもしれません。
育休の後半には「早く仕事に復帰して人の役に立ちたい、社会と繋がっていたい」と思うようになりました。ですので、今は仕事を辞めずに育休を取って良かったと思っています。

ー仕事ができるということそれ自体が嬉しい 「日々、支えられているということを感じます」

いまは毎日がとっても充実しています。目が回りそうなほど忙しいときもありますが(笑)でもこんな毎日を送ることができるのは、本当に周りの人たちのおかげだなと思っています。

特に、3人の子どもを抱えている自分を復帰させてくれた会社には本当に感謝しています。1人目、2人目のときは頭のどこかで「復帰できるのが当たり前」みたいな部分もありましたが、3人目ともなると会社の中で私だけだったので、よりありがたさを感じることができるようになりました。

毎日疲れて眠いことももちろんあります。ですが会社に着くと気持ちが引き締まります。まるで、舞台に上がる女優になったような気持ちですね(笑)始業が8時半で、私が会社に着くのが9時なので、自分がいない間の30分すでに仕事が進んでしまっている。まずは朝の「おはようございます」の時点で感謝の気持ちを思い出すようにしています。

仕事は一般事務です。1つ1つの小さな仕事、例えばコピーを1枚取るのにも、お茶を汲むのにも、ありがたさを感じています。働かせてもらっていることそのものが嬉しいんです。16時半を過ぎて仕事をしていると「もう時間だよ!」と周りの人たちが言ってくれるような職場なので、本当に日々「支えられているな」と感じています。

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ー変わるきっかけとなった義母の言葉

家族にも感謝の気持ちを忘れないようにしたいです。保育園でお別れするときに子どもが泣いてしまい、後ろ髪を引かれる思いで仕事に行くこともありますが、そんなときには「ママとずっと一緒にいたいのに、離れて長時間保育園で頑張っている」子どもに励まされて自分も頑張らなきゃなあ、と思います。

ある時、夫の母から言われた言葉にハッとさせられたことがありました。子どもを連れて遊びに行って一緒にお皿を洗っていたら、ふと声を掛けられたんです。「専業主婦でも完璧にできるわけじゃないんだから、頑張りすぎなくてもいいんだよ」と。

私は完璧主義なところがあったので「育児も家事もちゃんとやる。味噌汁だってダシからとる!」みたいに思っていました。でも、そうやって思いつめてしまうと、できないことに対して落ち込んだり、イライラしてしまうことがあるんですよね。

そういったことを表面に出していたつもりは特になかったのですが、義母からはいっぱいいっぱいになっているように見えたのでしょう。そのことがきっかけで「いい加減でいいんだな」と肩の力を抜くことができるようになりました。

ー子育てと仕事を両立するからこそ得られるものもある 苦労も2.5倍になったけど、喜びは3倍に

そういったこともあり、周囲にはなるべく前向きな姿勢を見せるようにしています。もちろん大変なことや辛いこともいくらでもありますが、やっぱりあとに続いて欲しいなと思っているからです。

子どもを産むことは素晴らしいことだし、子育てと仕事を両立するからこそ得られるものもたくさんあると思っています。会社でも自分が両立している姿を見せることで、2人目・3人目を目指そうと思ってくれる人が増えてきています。

子どもが3人になって大変は大変ですが、子ども同士で遊んでくれるようになって子どもだけの世界ができたりと、子ども自身にもいい影響がありました。苦労も2.5倍に増えたけど喜びは3倍になったという感じですね(笑)

だから悩んでいるくらいなら走りながら考えてみてもいいんじゃないかなと思っています。ぜひ挑戦していって欲しいし、私もそれを応援していきたいと思っています。

ーいま助けてもらってるからこそ、将来は「支える側」に

将来の夢はフローレンスで働くことです。いまは子育て経験7年なので、あと5年は待たなくてはいけませんが(笑)*

こどもレスキュー隊員さんは本当に素敵だなあと思っています。毎回とても丁寧に子どもの様子を記録してくださっていて、いつも夫と読むのを楽しみにしています。子どもも「今日はありがとう!また来てね〜」とニコニコ手を振ってお別れをするので、本当に安心して預けることができています。

なので、私もフローレンスで働くことを通して、今度は「支える側」に回りたいなと思っています。いまは周囲の人にたくさん助けてもらっているので、その恩返しがしたいんです。自分の経験を生かして、少しでも働くお母さんたちの役に立って、社会に還元していきたい。保育士の資格などもいまはまだ持っていませんが、その夢に向かってこれからも頑張っていきたいと思います。

*フローレンスでは、こどもレスキュー隊員の応募資格の一つとして子育て経験12年以上という基準を設けています。

<編集後記>

安田さんのお話を伺っていてとても印象的だったのは「感謝」という言葉。子育てをしながら働いていると、どうしても寝不足の日もあるし、疲れがたまっている日もある。でも、そんな時こそ周りへの感謝を忘れずに、ともに支え、支えられることが安田さんにとっての「シアワセ」の秘訣なのではないでしょうか。そしてそのことが「社会に還元していきたい」そんな安田さんの想いの原点になっているのだと思いました。



書いた人:梅村 尚吾


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