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インタビュー

2016/05/11

「フローレンスに入らなかったら今の自分はいない」病児保育スタッフ横田智美インタビュー

    


2011年11月に入社し、4年以上フローレンスで活躍している横田智美隊員のインタビューをご紹介します。

【子どもが好きで子どもに関わる仕事をしたいのがきっかけ】

ーーフローレンスの入社のきっかけを教えて下さい。

(保育士)資格はなかったのですが、0~2歳児対象の保育園で約6年働いていました。0~1歳児のお母さんたちが、「入園しても、すぐに子どもが病気にかかってしまいます」「有休がないんです」というのを聞いて、困っているんだなと強く感じていたときに、フローレンスの存在を知りました。施設型の病児保育の存在は知っていましたが、訪問型でも病児保育があるんだ!と衝撃を受け、すごく惹かれました。

保育園のほかにも、学童アフタースクール等で勤務し、色々な子どもをみてきました。とにかく子どもが好きで子どもに関わる仕事をしたかったし、フローレンスの「子育て経験が資格になる」という点に惹かれ、応募しました。

【一期一会の関係でも愛情は変わらない】

ーー1対1での病児保育の世界に飛び込んで集団保育との違いは感じませんでしたか。不安はありませんでしたか。

私が入社した頃は今のように説明会などもなかったので、毎日どんな仕事をするのか想像つかないまま飛び込みました。初めての経験ばかりでしたが、目の前の仕事を「私がやるべきフローレンスの病児保育」として受け止めたので、ギャップを感じることはありませんでした。

ただ最初は、よそのおうちに入ることに緊張しました。お子さんと1対1で周りには他の保育スタッフはいない。でも本部とのつながりを常に感じていたから、一人でいる不安、ひとりぼっちだとは感じませんでした。

それに、前の保育園でも、基本的にはスタッフ1人で3人の担当児をみていたのですが、体調が良くなかったり慣らし保育中だったり、ケアが十分必要なお子さんとは1対1で過ごしていました。その時と保育の感覚が一緒で、今の病児保育に役立っているといえます。

ーー訪問型病児保育の仕事をする上で心配だったのは、どういった点ですか?

毎日違うお子さんに会うので、どの程度愛情をもって接することができるのかな、1日過ごせるのかなという点が不安でした。でも、行ってみたらそんな不安はすぐ吹き飛びました。子どもはみんなかわいいんです!中には、お母さんと離れ、半日近く泣いているお子さんもいました。

でも、私のできる100%で精一杯見守っているよ、という思いで接していると、「お母さんの代わりにいるのは私だけ。」「この人に頼るしかない」と感じ取ってくれ、数十分から数時間で二人の関係がギュッと縮むという不思議な体験ができました。

同じ泣いている子でも、そっと様子を見守ったほうがよい子もいれば、抱っこした方がいい、など千差万別です。その子の様子をじっくり見て、その子にあった接し方を心がけていました。毎日担当するお子さんが変わる病児保育であっても、お子さんに対する愛情は変わりません!

【フローレンスで病児保育のお仕事をして自分が”変わった”!】

ーー横田さんからみてフローレンスってどんな組織ですか。

実はフローレンスがNPOとかよく知らずに入社したんです。実は代表の駒崎さんの顔も知らなかったんです。

でも、資格がなくても子育て経験を活かせる、親御さんの仕事と子育ての両立を支援という部分に惹かれ、自分のやりたい仕事がここならできるぞと思って飛び込みました。私にとってフローレンスは、前向きになれる自分をつくってくれる環境です。いいところを3つ上げるとすれば…

①スタッフの対応が温かく素晴らしい!

たとえば、失敗をしてしまって「やめなきゃいけないかもしれない」と思ったときも先輩の病児保育スタッフや本部スタッフの対応が温かく、前向きで素晴らしかったんです…。一生骨を埋めようと思いました。

②逃げずに挑戦でき、励まし合える環境やメンバーが揃っている!

今、7月の保育士試験の実技試験にむけて勉強中です。以前は受験しようという気持ちすらありませんでした。ピアノもひけないし絵もかけないから私には試験は無理、と考えてしまっていたんです。

でもフローレンスには「桜咲く部」という保育士試験合格を目指したメンバーが集まる勉強会があります。ある時、桜咲く部のメンバーから「横田さんもやろうよ」といわれました。

でも「私はピアノも絵もできないし…」といったところ、「まずは学科試験受けて合格してからの話だよ」と言われ、自分が逃げていたと気付かされたんです…。勉強もしないで先のことばかり心配していたんです。その一声が後押しとなり、学科試験を受検し、できなかったピアノに挑戦できました。

まわりの人達の環境で自分って変われるということが思い知らされました。夏の実技試験に向けて毎日練習しています。

③スピードがあり、常によいものを作ろうという前向きさ!

それから、フローレンスはスピードが早く、「走りながら考える」部分が、自分にあっています。常によいものを作ろうという姿勢があり、私ももっと良くするお手伝いができたらいいと思います。

フローレンスに入って、子どもや親しい友達から「変わったね」と言われました。すごく前向きになり、ポジティブになれたんです。頑張っているみんなをみることで自分も前向きになれるんです!

だから、私は誰よりもフローレンス愛が強い!って自覚しています。フローレンスに入らなかったら今の自分はいなかったといえます。

【病児保育を待っている親御さんの思いに応えたい!】

ーーこれからどんなお仕事をしていきたいですか、どうなりたいですか。

体が続く限り子どもと関わりたい、ずっと続けたいです。フローレンスの仲間たちとよい保育をどんどん作りたいです。

最近、利用会員さんのご家庭を訪問すると「(病児保育の利用会員になるのを)ずっと待っていてようやく入会できたんです」という声を多く聞きます。病児保育を求める声が高まっているのを実感しています。待っているお子さんたち、会員さんたちが多く、その思いに応えたいと思います!

(インタビューはここまで)


保育経験を活かして病児保育のお仕事にチャレンジしてみたい方、お話を聞いていただくだけでも構いません。ぜひお気軽に説明会にお越しください。

スタッフ一同、皆さんにお会いできるのを楽しみにお待ちしています。

■病児保育スタッフ(子どもレスキュー隊員)のお仕事説明会はこちらから
https://byojihoiku.florence.or.jp/recruit/licensed/




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