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アクション最前線

2016/05/19

ひとり親さんの生活の中に、ほっと一息出来る時間を作りたい!「ひだまりサロン」を開催しました

  


こんにちは。病児保育事業部の山﨑です。

みなさん、母の日はどのように過ごしましたか?私は、母に手料理を振る舞いました(お刺身を載っけたただけの海鮮丼ですが・・・)。

本日は、4月29日に、フローレンスで行ったひとり親さん向けイベントのご報告をさせて頂きます。

●ひとり親家庭の、「余暇」というニーズ

フローレンスでは、ひとり親家庭支援の取り組みとして、病児保育を低価格で提供する「ひとり親支援プラン」や、クリスマスにサンタクロースに扮して子どもにプレゼントを届ける「サンタプロジェクト」を実施しています。しかし、ひとり親家庭は、まだまだ世間に知られていないニーズを抱えています。

それは、「余暇」です。ひとり親家庭には、「余暇が”全く”ない」という方がいらっしゃいます。「子どもを守らなくてはいけない」と、強く思えば思うほど、保育園に子どもを預け、仕事をし家に帰ってきて、育児をして・・・。そのサイクルの中で、育児から離れ、ほっと一息をつく時間を見つけることが難しくなってしまいます。

●「保育付きサロン」で、ひとり親さんがほっと出来る時間を。

そこで、去る4月29日、「ひとり親支援プラン」をご利用されている会員さんを対象に、はじめて「ひだまりサロン」というイベントを開催しました。

「ひだまりサロン」は、自身もひとり親である、こどもレスキュー隊員(病児保育でお子さんを預かるスタッフ)の田中の呼びかけではじまりました。日々子育てと仕事を頑張っているひとり親さんを、日々の病児保育以外にも、こどもレスキュー隊員らしい方法でサポートできないか?という声に、賛同したこどもレスキュー隊員の仲間と共に企画されました。自身の子育てを終えた今、田中はこう言います。

「子どもをひとりで育ててきた中で、大変なこともありました。ですが、振り返ると、同じひとり親のママ友がいて、愚痴を言い合ったり、一緒に楽しい時を過ごしました。ひとり親を理解して助けてくれる人がいました。人と繋がっていたからこそ、ここまでやってこれたのだと思います。このひだまりサロンをきっかけに、新しい繋がりができたら嬉しいです。」

第1回目となる今回のサロンでは、手作りアクセサリー講座を行いました。フローレンスの部活動のひとつである、アクセサリー部とのコラボレーションで、田中と同じくこどもレスキュー隊員である関が講師をつとめました。アクセサリー講座の材料費の一部は、社内からの寄付で賄いました。

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アクセサリー作成中には、「自分のために時間を使うことが出来て、嬉しい」という声や、「手を使って、集中して作業をするのがとても楽しい」というような声が聞こえてきました。鏡を見ながら、似合うかしら、と首にあてて長さを調整される姿も印象的でした。

また、講座中は有志のこどもレスキュー隊員がボランティアで、お子さんの保育を行いました。普段は一対一の保育を行うこどもレスキュー隊員ですが、集団保育もお手のものです。アクセサリー作りの後は、お子さんと、こどもレスキュー隊員を交えてティータイムを過ごしました。ひとり親さん同士で日頃話しにくいことも、また、普段は病児保育の場でしか会えないスタッフとも、和気あいあいと話すことが出来たのではないでしょうか。

●細い糸から、大きな「クモの巣」へ。

フローレンスは、「事業による課題解決」を戦略として掲げています。今回の「ひだまりサロン」は、ボランタリーな取り組みであり、事業による課題解決とは言えないかもしれません。しかし、今回、「ひとり親支援プラン」という、細い糸から、「ひだまりサロン」という新たな糸が広がっていきました。

今回のように、細い糸が、少しずつ、クモの巣のように、社会に張り巡らされていけば、セーフティネットからこぼれ落ちる家庭は減っていくのではないでしょうか。

今後も、「ひだまりサロン」は続けていきたいと考えています。そしてこれからも、微力ながらひとり親さんの子育てをサポートしていきます。

なにはともあれ、子ども達が、元気いっぱいに育ちますように!

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