2016/08/23
株式会社アイレップ様よりプロボノ支援!デジタルマーケティングで親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決!
フローレンスでは、デジタルマーケティング領域で国内トップクラスのノウハウを持つ株式会社アイレップの社員のみなさんに、プロボノ活動を通じてご支援いただいています。アイレップさんは通常クライアント企業に提供されているコンサルティング、インターネット広告運用等を無償で実施してくださり、デジタルマーケティングのプロフェッショナリティで社会問題の解決を強力サポートしてくださっています。(写真はアイレップ社のみなさん)
Webマーケティングで、悩んでいる妊婦さんと支援をつなげる
アイレップさんにご支援いただいているプロジェクトのひとつが、赤ちゃん縁組事業で行っている「妊娠相談」窓口の周知活動です。
フローレンスでは赤ちゃんの虐待死をなくすため、望まない妊娠をしたり産んでも育てられない事情を抱えて困っている女性の相談に乗り、状況によっては特別養子縁組を支援する活動を今年4月からスタートしました。
この活動における最も大きな課題は、必要とする人へいかに情報を届けるかでした。
日本でも妊娠した女性がトイレなどで赤ちゃんを出産し、産んですぐに親自身の手で赤ちゃんを遺棄するなど痛ましい事件が起こっています。 赤ちゃんのお母さんが私たちの相談窓口を知っていたら……。 特別養子縁組という手段があることも、まだまだ一般的には知られていません。そういったニュースを見るたび私たちは赤ちゃんを救えなかったことが悔しくて悲しくて仕方ありません。
支援を必要としている人に情報を届けることで、困難な状況にある女性を助けられる確率は高まり、赤ちゃんの遺棄をなくすことにもつながります。 そこでアイレップさんのご協力により、スマートフォン等でキーワード検索すると妊娠相談窓口が表示されるようご協力いただいています。その結果、窓口を見つけて、相談してくる人が増えてきています。こういったマーケティング活動の努力は社会問題の解決のためにも重要なのです。
このほかフローレンスが運営する事業の保育職に興味のある方や、フローレンスへの寄付を検討する方がインターネットで検索した時に適切な情報を掲出できるよう、アイレップさんのwebマーケティングのノウハウを活かした分析や改善提案をしてくださっています。
フローレンスをご支援くださる理由とは?
フローレンスをご支援くださるに至った経緯について、株式会社アイレップ代表取締役社長CEO 紺野俊介様にお話を伺いました。
私たちアイレップは、複雑化・多様化するデジタル情報社会が進む中で、インターネット上でユーザーと企業(クライアント)を結び付ける“情報流通の最適化”の事業に長年携わっています。
企業の社会的責任という観点からいえば、情報を伝えたい人と情報を知りたい人とを結びつけることが、私たちが実行しなくてはならないミッションでもあります。
フローレンスさんの活動のことは、代表理事の駒崎さんと知り合い、親しくお付き合いをさせていただく中で知りました。望まない妊娠により産まれてきた赤ちゃんや、出産することができない状況下で悩んでいる女性が多く存在するという深刻な社会問題に対し、その解決を目指す新たな取り組みを“事業”として形にし、走り続けておられるフローレンスさんの活動を、何らかの形で応援したいと思ったのがこの度の支援のきっかけでした。
私たちの持っているノウハウを最大限に注ぎ込むことで、フローレンスさんのサポートを必要とする1人でも多くの方たちに情報をお届けし、孤立し困窮する女性や赤ちゃんを救うお手伝いをしたいと考えています。フローレンスさんの掲げるビジョンである「いろんな家族の笑顔があふれる社会」に近づける支援が、弊社の事業だからこそ出来ることがあるのを、とても嬉しく思っています。
また私個人、一上場企業の経営者として、一人の娘を持つ親として、次の世代を担っていく子どもたちを守り、その未来へ繋いでいくためにも、今後もこうしたフローレンスさんの様々な活動支援に積極的に取り組んでいきたいですね。
今回のプロボノでのご支援は、トップの紺野社長自らがお申し出くださったことで、全社を挙げたプロジェクトとして取り組んでくださっています。本当にありがとうございます!
ご担当の三浦典子様(株式会社アイレップ 第2営業本部第2営業局 第1チーム)にもお話を伺いました。
お恥ずかしい話ですが、インターネット広告による認知拡大のお手伝いを担当させていただくまでは、フローレンスさんの取り組みや、支援が必要な女性を取り巻く環境に関する理解がほとんどありませんでした。痛ましい事件など、日々取り沙汰されるニュースを耳にすると、フローレンスさんの活動についてもっともっと世の中に認知を広げ、理解を深めていきたい。悩み苦しんでいる女性やその周囲の方たちに、専門の相談員が相談やカウンセリングをおこない、出産や出産後のサポートまで親身に対応してくれる相談窓口があるということについて、まずは知ってもらいたい……と強く感じるようになりました。
私自身が妊娠・出産を経て、現在育児中ですが、夜中に急に育児のことで不安を感じて、インターネットで検索をすることがあります。そうして何かしら情報が返ってくることで、ほっと安心することも多かったりするのです。インターネット上で検索するという行為は、家族や友人に相談するよりもずっと手軽に情報を取得することができます。だからこそ、私が支援させていただくことによって、より多くの不安を抱え悩んでいる人たちの目に必要な情報が触れる機会を増やせるよう、それによって、一人でも多くの女性や赤ちゃんが救われるよう、今後も懸命に施策に取り組んでいきたいと考えています。
アイレップのプロボノチームの皆さんと一緒にフローレンスを支えてくださっている三浦様。
私たちが日々、施策の効果を検証しながら細かな改善を繰り返していけるように寄り添い、毎月のミーティングで成果レビューや改善案のアドバイスをしてくださっています。とても心強く学ばされることばかりです!
アイレップ社内でプロジェクトにご協力くださっているプロボノチームの皆様にも、この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。このように高い専門性を持ったプロの方々にサポートをしていただきフローレンスの活動を広げていけることに、スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもフローレンスはさまざまな方々にいろいろな形で力を借りながら、親子の笑顔をさまたげる社会問題を解決するアクションを進めていきます。
株式会社アイレップ様がご協力くださっている、赤ちゃん縁組事業についてはこちらをご覧ください。
フローレンスの赤ちゃん縁組 ~特別養子縁組の支援・妊娠相談~
特別養子縁組・妊娠相談『にんしんホットライン』│NPOフローレンス
書いた人:藤田 順子
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