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2023/08/16

【夏の特別企画】小学生が保育園の先生に!フローレンスのこどもインターン、始めました!

    


フローレンスでは、東京と仙台市内で運営する「おうち保育園」で、夏休み期間に小中高生を受け入れ職場体験を行うフローレンスのこどもインターンを実施しています。

半日~1日単位で保育園に訪問し、“こども社員”として子ども達と遊んだり、寝かしつけをしたり、お掃除をしたり・・・リアルな保育士のお仕事を体験してもらいます。

職場体験や育児経験の場として保育園を地域の子ども達に開き、社会勉強やキャリアについて考える機会に役立てることを目的としています。参加者は夏休みの自由研究はもちろん、長い夏休みのお子さんの居場所としてもご活用も可能です。

7月下旬の開始から、続々と応募が集まり「また行きたい!」とリピーターも出るほどの人気企画に!

今回はこどもインターンの概要や実施の背景、実際に体験したお子さんのレポートなどを詳しくご紹介。参加者や保育士の感想なども載せていますので、ぜひ最後までご覧くださいね♪

<企画概要>

・名称:フローレンスのこどもインターン

・場所:フローレンスが運営するおうち保育園(東京・仙台)

・日程:7/24(月)~8/31(木)(仙台は~8/4(金))

・時間:半日あるいは終日

・内容:保育園での保育士体験、育児経験

・対象:小中高生 

親御さんからの寄せられた夏休みの課題感。フローレンスのこどもインターン誕生へ!

「小学生の長女が、夏休み中の居場所がなくて…」。

ある日、おうち保育園かしわぎを利用するお母さんから保育士が相談を受けました。楽しいイメージのある夏休みですが、親御さんにとっては長い休みのために仕事の調整をして育児をしたり、日中に子どもが居られる場所を確保したりと、悩みが多い時期でもあります。

「そういうことでしたら、保育園にきてください!そして、先生のお手伝いをお願いします!」

現場での声をきっかけに、フローレンスのこどもインターン企画が走り出しました。

今回、開催のキーパーソンとなった仙台市おうちほいくえんかしわぎの園長・山本先生は、お兄さん・お姉さんである小学生以上の子どもが園児と交流する魅力をこう語ります。

「実は、保育園に“こども先生”がいるのは、保育士にとっても良いことがたくさん。たとえば、いつもなら食べない給食を食べてくれたり、お散歩のときもちゃんと手を繋いで歩いてくれたり。保育活動が円滑に進みます!

もちろん、園児にとってもお兄さん・お姉さんとの交流は楽しいですし、参加者も子ども達とふれあうことでひと回り成長できる経験になります。そして親御さんも、馴染みのある保育園なら安心して預けられる。すべての人にとって、Win-Winな取り組みなんです!」

そして、東京の保育園で企画されていた小中高生のボランティアと合わせて「フローレンスのこどもインターン」として、この夏に実施が決定しました。

ボランティアではなく、「インターン」としているのには理由があります。

子ども達が大人になって就職という大きな選択をしなければいけないとき、それまでに仕事や業種にふれる機会が少なく、職業観や選択肢の幅が狭まってしまう課題があるのではないか、と私たちは感じています。そこで、子どもを自立した「こども社員(先生)」として受け入れることで、働きながら「働く」を学んでほしい、将来の職業を考えるときにこの経験を活かしてほしい、というキャリア教育という視点でも寄与していきたいという、私たちの思いものせて取り組んでいます。

「保育士さんの大変さや、子ども達と遊ぶ楽しさを知りました」。参加者の体験レポート!

今回、初めての試みということで、フローレンスのスタッフのお子さんを中心に参加を募り実施しました。

おうち保育園えいふく町でインターンをした、小学5年生と中学3年のご兄弟の体験を様子をご紹介します!

まずは園長先生から、フローレンスの保育理念や1日のスケジュール、振り返りシートなどのレクチャーから1日が始まります。

参加者が“インターン”として有意義に過ごしてもらえるよう、「どんなことを学びたいか」という目標設定と、保育士の楽しいところ・たいへんなところ・感想などを記入する振り返りシートを用意しました!

前の日から楽しみに待っていた子ども達とご対面!子ども達のかけよってくる姿に緊張もほぐれていく様子のふたり。

この日の午前は水遊び。熱中症対策のため室内で遊びます。もちろん準備や後片付けもこども先生のお仕事です!

お楽しみのお昼ごはん。年齢によって、おかずの刻み方や量も違います。先生方がその子のペースや好みにあわせて、楽しく食べられるよう見守ります。こども先生は給食の配膳やお片付けを担当しました。

ごはんのあとはお昼寝。とんとんして寝かしつけにも挑戦です。

やっと先生のお昼ごはん!持参したお弁当と試食の給食をもりもり食べるふたり。たくさん働いて、ごはんも進みます。

子ども達がお昼寝中に、保育士は親御さんへの連絡帳を書いたり、おもちゃ拭きなどの仕事がたくさんあることも学びました。

「おもちゃ拭き、たくさんあるな~」と言いながら、せっせと作業してくれました。

お昼寝から子ども達が起きたら、今度はお昼寝の部屋を急いで掃除。先生は忙しい・・・!

「抱っこして~」「これなに~?」と駆け寄ってくる子ども達。こども先生はやさしく応え、仲も次第に深まります。

そろそろこどもインターンも終わりに近づいてきました。

主任の先生からも、今日1日の振り返りをします。良かったところをたくさん褒めてもらいちょっと嬉しそうなふたり。また、子どもの年齢による発達段階の違いも教わりました。

園長から感謝状を授与!学んだことをメモしたり、熱心に働いてくれました。子ども達にとっても、こども先生と遊ぶ時間は格別に楽しかったことでしょう。

実はインターンに楽しんで参加してもらえるよう、小学生には“スタンプラリー”を用意していました!「寝かしつけ」「給食の配膳」「お片付け」「読み聞かせ」などの項目から5つ実行すると景品がもらえるというもの。

5つお仕事を達成したので、フローレンスおうち保育園オリジナルキーホルダーをプレゼントしました!

スタンプラリーやキーホルダーなど、企画の実施にあたって仙台と東京の先生方がアイディアを出し合ってプログラムを作成し準備をしてきました。子どもたちが楽しく参加できるよう、先生ならではの工夫が詰まっています。

さらにサプライズで、今日のハイライト写真が貼られた手作りのカードも!先生からのメッセージも寄せられています。

最後はみんなで「また来てね!」「また遊ぼうね」とお見送り。

こども先生も「まだ帰りたくないなぁ、まだ遊びたかった」と、帰り道で親御さんにお話していたようです。

ぜひまた子ども達に会いにきてくださいね!

こどもインターン、どうだった?参加者と保育士の感想

今回、仙台と東京で合わせて約30名のお子さんがフローレンスのこどもインターンに参加予定です。

参加したお子さん、その親御さん、先生はなにを感じ、どのように思ったのでしょうか。寄せられた声を一部ご紹介します!

「やりがいを感じられる仕事は、大変さに勝るぐらい楽しいことを知りました。小さい子がとてもかわいかったです。おうち保育園えいふく町みたいに、将来は子どもが自由に好きなことが選択できて笑顔で過ごせる社会をつくりたいです。ありがとうございました」(中学3年生の参加者より)

「緊張して出かけて行った当日。帰ってきた娘に話しを聞くと、将来保育士になりたいなぁとの発言が。一人一人に保育計画をつくっているという話を聞いて、“私もつくってもらってたの?”と驚いていました。保育園育ちで、毎日楽しく過ごした記憶はあったようですが、“仕事”という視点で保育園を眺めたときに、今までよりぐっと解像度があがったようです。」(中学2年生の保護者より)

子ども達が小学生のお話をよく聞いてくれました。ご飯もよく食べてくれるし、トントンもすんなりさせてくれる。手も繋いでくれるし、オムツ替えもなんてスムーズ・・・!とスタッフ一同、驚きの連続でした。とくに、こども先生のお膝が子ども達から大人気で、争奪戦しているシーンが心に残っています。(おうち保育園かしわぎ園長より)

初実施となったフローレンスのこどもインターン。

子ども達が保育士のお仕事に興味を持ったり、子どものときから「働く」をより身近に感じキャリアを考える一歩になったりすることをスタッフ一同願っています!

保育園が在園児のみではなく地域の親子にひらいた存在になるよう、今後もフローレンスでは保育園の多機能化に取り組んでいきます。




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