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インタビュー

2024/03/22

保育士としてもう一度働く、を諦めない ~仙台の保育園で実現した「こどもを自園に預けて働く」~

   


「出産を機にやめたけど、こどもを預けられたらまた保育士として働きたい」

「家族の急な転勤で引っ越し。引越し先でも保育士として働きたいけど、この時期にこどもを預けられる保育園なんてないし…」

保育士の仕事は好きだし続けたい。しかし、上記をはじめさまざまな理由で、自分のこどもを預ける保育園が見つからなくて働けない、という状況の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方向けに、仙台のおうち保育園でニーズに合わせて提案している「こどもを自園に預け、保育士として働く」という働き方をご紹介します。

現在、仙台市のおうち保育園こうとう台で保育士をしているあすか先生は、実際にこの働き方でパートとして復帰し、今は正社員として働いています。復帰するまでに、保育園探しに難航したようですが、フローレンスの保育園に出会うまでの経緯や、「こどもを自園に預けて働くこと」の魅力などをお聞きしました。

子育てと仕事の両立に自信がなく、一度は専業主婦に

ーーフローレンスの保育園で働き始める前は、どうされていましたか?

あすか先生:当時は仙台で2歳の息子を育てる専業主婦でした。出産前は保育園でパート保育士として働いていましたが、うちは転勤族で実家も遠く、周りに頼れる人がいない中での子育てや仕事と家庭の両立に不安を感じ、出産のタイミングで保育園を退職しました。

まずは子育てにしっかり向き合って、その後落ち着いたら、また保育士として働きたいなという気持ちがありました。

想像以上だった息子のイヤイヤ期に、こどもと離れる時間を持ちたいと仕事復帰を決意

ーー仕事に復帰しようと思ったきっかけは何だったんですか?

あすか先生:息子のイヤイヤ期が、想像以上に大変だったことです。わたしは保育士だし、もちろん発達の過程だというのはわかっていたし、見てきたはずなのに、自分のこどもとなるとやっぱり違って、すごく疲れてしまったんですね。これはもう、少し離れる時間を持ったほうがいいなと思いました。ずっとこどもと向き合っていると、社会から取り残されている感も募ってきていたので、息子をどこかに預けて、仕事に復帰しよう、と。

保育園探しに難航。同時に職探しをする難易度も高かった

ーーなるほど。保育士さんですし、結構すぐに仕事は見つかりそうなイメージですが、実際はどうだったんでしょうか。

あすか先生:それが、結構大変だったんです。もしかしたら、正社員だったら、もっと求人はあったのかもしれません。でも、私はいきなり正社員で、というのはちょっとまだ勇気が出なくて。正社員だと、早番や遅番も出ないといけないですし、夫婦で共働きをするのが初めてだったので、働き始めたらどうなるのか、イメージも湧きにくくて、いきなりフルタイムで働くのが不安だったんです。

それで、パートで探し始めたのですが、そこでぶち当たったのが「こどもの預け先がない」という問題でした。

まず保育園の空きがありませんでした。保育園と仕事を探し始めたのは2月末頃だったので仙台市の保育園の利用調整も終わってしまっていたんです。

さらに仙台市の場合、認可保育園に預けるには月64時間の勤務時間が必要で、個人的にはそのハードルが結構高いなって。子連れで、30代で、働く時間に制限がある、という私の場合、預け先探しも職探しも難しかったです。

フローレンスで出会った、こどもを自園に預けながら働くという選択肢

ーーそうだったんですね…そこからどうやってフローレンスにたどり着いたんですか?

あすか先生:きっかけは、「託児付き 保育園」で検索したことです。保育園探しと職探しが同時にできる方法を考えて、「託児付きの保育園で働けないかな?」と思いつき、当時はその条件で求人サイトや検索サイトでたくさん検索しました。いくつか求人広告を見つけて、他に問い合わせしたところもあったんですけど、求人には載ってたけど実際はやっていない、というところもいくつかあって…探し続けてたどり着いたのがフローレンスでした。

採用のホームページを見て、個別相談がオンラインでできるというのを見つけて、「これなら気軽に相談できそう」と思い申し込みしました。私が職探しをしていた時はコロナ禍ということもあって、オンラインでできるのはすごくありがたかったです。

実際の個別相談では、仕事のことだけでなく、子育て中で今悩んでいることとか、そういう話も聞いてもらいました。ざっくばらんにお話ししていく中で、「うちの園に預けながら働くこともできますよ」と提案してもらったんです。それで、まずは保育園の見学に行くことにしました。

見学は子連れOKとのことだったので、こどもも一緒に行きました。園の雰囲気もわかったし、こどもの入園を見据えた見学と、私が働くための面談が同時にできた感じで、こどもをどこかに預かってもらって面接に行ったり、というのがなかったのも助かりました。近くに実家があるわけでもなかったですし。

決めたらすぐにでも預けられて働ける、ということにも魅力を感じて、パートとして働き始めることにしました。

ーーこどもを自園に預けて働く生活はどうでしたか?

あすか先生:すごくよかったです!おうち保育園かしわぎにこどもを通わせながら私も働いていたんですが、遅番(~18:30)で入っても、仕事終わりにそのままこどもと一緒に帰ることができたので、迎えに行く手間と時間がかからず早く帰宅できたのは楽でしたね。また、園の目の前がスーパーなので、仕事終わりにこどもと一緒に買い物して帰る、という生活動線がすごくスムーズだったのも嬉しいポイントでした。

おうち保育園かしわぎは企業主導型なので就労時間月64時間以上という制限がなく、無理ないペースで働けたのもありがたかったです。仕事に復帰してすぐに長時間働く覚悟がまだできていなかったので。

働き方については、正社員になった今も相談しやすい環境なので、助かっています。それに、先生たちと一緒に働いてみて、信頼できる方ばかりだというのもわかったし、安心してこどもを預けられるなと思えたのも大きかったですね。

私はフローレンスに救われた。だから私も、他の誰かの役に立ちたい

ーー最後に、フローレンスの保育園で働いてみて実際どうだったか、率直に聞かせてください。

マジでよかったです!笑

最初の相談も、オンラインで面接というよりもカジュアルにお話しするみたいな面談だったので応募しやすかったですし、子育てしながら仕事に復帰する不安も、働き方に融通をきかせてくれるので、だんだん無くなっていきました。今思えば、勇気を出して飛び込んでみてよかったなって思っています。社会に出て、こどもと離れる時間が取れたことは、私にとってはプラスでした。

フローレンスはこどもや子育ての課題を解決する団体ですが、私もフローレンスから働ける環境を提示してもらったことで課題を解決できた一人です。だからこそ、今は私も、子育てに悩んでいる人たちの役に立ちたい。そんな思いで今は保育をしたり、親御さんに接したりしています。もし「復帰したいけど働き方が不安」とか「まずこどもの預け先をどうしよう」と悩んでいる人がいたら、ぜひ一度相談してみてほしいです!

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