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お知らせ

2024/10/21

ダウ日本グループ有志メンバーとともに社内を巻き込みながら、インクルーシブ社会の実現を共に目指す

   


米国ミシガン州に本社を構え、130年近い歴史を持つ素材科学の会社である「ダウ」を親会社にもつ「ダウ日本グループ」(ダウ・ケミカル日本およびダウ・東レ)は革新的なソリューションを実現しているのみならず、社内外通じたさまざまな活動でよりインクルーシブな世界に貢献しています。

そんなダウ日本の草の根のダイバーシティネットワーク、”従業員リソースグループ(ERG)”のうち、WIN(女性)とDEN(障害者)がコラボレーション。障害児・医療的ケア児の保育事業を展開している「障害児保育園ヘレン」が、医療的ケア児を安全に保育するノウハウを広めるために行う新規事業への助成金申請から採択に伴う支援をいただきました。

有志メンバーを中心に従業員を巻き込む活動を広げる

今回のダウ社の助成の特徴としては「助成金の提供と1年間に渡る従業員のボランティア活動がセットになっている」点です。有志メンバーを中心に活動を共にしながら、従業員を巻き込むことが重要ということでまずキックオフイベントをダウ日本のオフィスにて実施しました。続いて「障害児保育園ヘレン」の園見学によって障害児保育のリアルを知っていただき、園のイベント運営や保育製作など園長にも協力してもらいながら、徐々に幅を広げながら活動に携わっていくことを計画しました。


<キックオフイベント>

「障害児保育事業が誕生した背景、社会課題を知る」「障害児保育問題を知ってもらい、ダウ社内の取り組み(各ERGがさまざまなプロジェクトを提案した中で採択されるダウのALL IN ERGファンド)をきっかけにボランティアに参画し、一歩を踏み出す従業員を巻き込むこと」をコアメッセージとし現在の課題やニーズなどをプレゼンしたところ、「ダウの掲げるインクルーシブな会社という目指す方向に直結している。従業員が参画することで完結するプロジェクト」といった声もあがり、方向を見据えたスタートを切ることができました。


<園見学>

ヘレンの都内にある4つの園それぞれで見学を実施し、こどもたちの朝会からの保育活動や過ごし方、スタッフの動きなどを見ていただきました。
ヘレン中村橋園には、日本法人の社長にもお越しいただきました。現場に足を運びながら、障害児保育の日常の様子を理解した上で従業員の参加をプッシュしてくださいました。参加者からは「百聞は一見にしかず。実際の現場をみてみると学びや感動が大きかったです。特にスタッフ皆さんの熱意で今があるんだと実感できました」というコメントもありました。


<製作やイベント参加のボランティア活動>

6月にはダウ日本オフィスでERG主催イベントとの同時開催で、ヘレン経堂の夏祭りで使用する法被の製作活動を実施。和気あいあいとした雰囲気で、色とりどりのビニール袋を利用した法被を、1時間あまりの限られた時間で17着仕上げました。

また、東京のみならず、工場拠点でも活動を広げたいということで千葉工場、小松工場でヘレン荻窪の夏まつりのゲームグッズ製作も実施しました。ダウ日本の従業員が参加しやすいお昼休みに数十名集まっていただき、あっという間に魚やメダルができました。「自分にもこどもがいて、保育園に恩返ししたくてこの機会に参加した」という声もききました。

そして8月末に行われたヘレン経堂の夏祭りで、運営スタッフとして屋台のゲームコーナー担当として製作した法被を着て登場!「汗かきました!」と言いながら、こどもたちの目線に合わせて高さを調整するなど細やかなサポートをしてくれました。お子さんたちも「もう一回やりたいよ!」とダウボランティアのスタッフにアピールしたりと、楽しい時間を過ごせました。

保育園におけるボランティア参加は、このように「現場を知る」から「イベントを一緒に運営する」まで、ダウ日本の有志メンバーとフローレンススタッフが協働し徐々に活動を広げていきました。「ヘレンにとって必要なことは何か」と、貢献することを重視してくださる姿勢から、受け入れるヘレン側からもだんだんと「こういうことをダウさんにお願いできないか」という相談が出るまでになりました。

有志メンバーのお一人、上土井さんは語ります。

今回、女性活躍のためのWIN,そして障害者の活躍のためのERGであるDENとともに、社会のインクルージョンを推し進めるための社内助成金を得て、フローレンスさまと、『親(特に母親)の就労機会を増やす』ことに着目し、さらに『医療的ケア児の保育ノウハウを広げていくことで社会を変えていく』プロジェクトにご協力させていただけることになりました。このプロジェクトを通じて、フローレンスさまのこれまでの社会課題への取り組みについて勉強させていただく機会を頂戴し、また、従業員もボランティア参加することでこの社会課題への認知度を高められるよう、一緒に取り組ませていただいております。

 

社内からは、活動に対してポジティブな反響が大きく、繰り返し参加したいとの声もあります。また、私自身もお子さんたちの可能性に驚かされることばかりで、社員として社会課題をより良く知ることで、地域社会に貢献できることを実感いたしております。


ダウでは、「インクルージョン、ダイバーシティ&イクイティ(ID&E)」が会社として目指す姿の柱の一つを形成しており、こうしたネットワーク活動も後押しされています。従業員が、ERG活動を通じて地域社会に貢献することで、地域とともに成長していけると確信しております。残り、半期の活動となりますが、どうぞよろしくお願いいたします。


ヘレンのあたりまえを社会のあたりまえに、目指すビジョンを共にして

日本初の障害児を専門に長時間預かる保育園「障害児保育園ヘレン」を設立して10年、園運営とともに政策提言を行い、障害児保育を取り巻く社会課題の認知を広げる活動もしてきました。

フローレンスだけでできる活動には限りがあります。

未来のこどもたちに手渡したい社会を今を生きるわたしたちが実現する上で、企業とNPOとが同じ目的意識を持って課題解決に挑む取り組みが必要です。

寄付をはじめとしたさまざまな社会貢献活動でサポートしていただき、企業の皆さまと手を携え様々な形での支援を実現していきたいと考えています。

フローレンスは、ご支援くださる皆様と共に、これからも親子領域の「あたらしいあたりまえ」を作っていきます。

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