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アクション最前線

2015/06/26

吉野家河村社長インタビュー!ひとり親家庭支援の寄付会員を始めたきっかけを聞きました。

  


吉野家川村社長

この度、新しくフローレンスの「ひとり親支援」のサポート隊員になってくださった
株式会社吉野家ホールディングスの河村泰貴社長にお会いしてきました。

個人的にフローレンスの寄付会員になってくださった河村社長。
ご寄付のきっかけや、河村社長にとっての「寄付とは何か?」という質問に、
とてもにこやかに答えていただきました。

河村社長のインタビューの様子をお送りします。

 吉野家ホールディングス 代表取締役社長 
 河村 泰貴(かわむら やすたか)氏

 牛丼の吉野家などを展開する「吉野家ホールディングス」社長
 1968年、大阪府生まれ
 1993年、吉野家ディー・アンド・シー(現吉野家HD)に入社
 セゾン総合研究所出向、はなまる取締役事業本部副本部長、執行役員経営企画室長などを経て
 2012年9月1日、吉野家ホールディングス代表取締役社長に就任


―以前から、フローレンスのことを知ってくださっていたそうですが、
 寄付会員への入会のきっかけを教えて下さい。

「フローレンスや代表の駒崎さんのことは新聞等で見て知っていました。
NPOを事業として成り立たせているところがいいな、と以前から注目していました。

寄付会員になった直接のきっかけは、子どもの貧困に関するニュースに触れたことです。
今の日本では、約16%の子どもが貧困状態にある、という数字を知りました。
16%ということは、平均的なクラスの5-6人の子どもが、苦しい経済状況下にあるということです。
しかもその貧困家庭に母子家庭が多いことも知りました。
私には小6の娘がいますので、人ごとではありません。
私自身、幼い頃は経済的にあまり恵まれた状況ではありませんでしたが、
周りもみんな貧しかったから、そこまで気にならなかったのだと思います。

しかし、今は格差が開いていて、声をあげることが難しい
そうした状況を知って、まず自分にできることから、と
フローレンスさんに寄付をすることを決めました。」

―元々、子どもに関する社会問題に興味をお持ちだったのでしょうか?

「そうですね。自分に子どもがいるから、という理由もありますがそれだけではありません。
吉野家ホールディングスが展開する飲食業は、少子化のマイナス影響を大きく受けますし、
約3万人の従業員の半数が女性ということもありますので
子どもだけでなく、子育てをする親を支援するという気持ちは、以前から持っていました。

例えば、私は2007年からグループ企業のはなまるうどんの代表を務めていましたが、
その時に「どんな小さなことでもできることから始めよう」と、福利厚生の一環で
婚外子でも対象になる、子ども手当の導入を決めました。
意外だったのは、全社にアンケートをとった時に、子どものいない社員が
子ども手当を支持してくれていたことです。
社員に思いが伝わっていたのが、とても嬉しかったです。」

―婚外子でも対象になる、というのが画期的で素晴らしい取り組みですね。
 河村社長が、個人的に寄付という行為を始めたきっかけは?

「大きく影響を受けたのは、はなまるうどんの前田元社長の言葉です。
(筆者注:はなまるうどん創業者の前田英仁氏)

ご自分の収入の中から、一定額を必ず寄付されていらっしゃったのですが、
何かの拍子にポロッとそのことをおっしゃって。
普段、寄付についての話なんてしなかったですから、とても印象に残っています。
また、大好きなマイケル・ジャクソンの影響もありますね。」

―先ほど、娘さんがいらっしゃるとお聴きしましたが、
 お子さんと寄付についての話をすることはありますか?

「以前から、海外途上国の子どもの支援会員をしていますので
“お前には、ケニアにお兄さんがいるんだよ”という話をすることがあります。
フィリピンのセブ島に行った時には、
世界には自分より貧しい生活をしている子どもたちがいるということを
肌で感じたようですし、娘が色々と考えるきっかけになっていると思います。

東日本大震災の時は、確か小2だったのですが、
自分の貯めていたお小遣いを握りしめてコンビニの募金箱に行ったらしく、
そういうエピソードを聞くと、話をしてきたことが良かったと思っています。」

―日本には寄付文化がないと言われますが、どうでしょうか? 
 もっと寄付という行為が一般的になるためには、何が必要でしょうか?

知名度のある立場の人が発信していくことも必要だと思っています。
私が今回のインタビューの依頼を受けたのも、そのためです。
私が前田元社長やマイケル・ジャクソンの影響を受けたように、
ビジネス畑である程度成功している人間や
音楽やスポーツなど様々なジャンルでの有名人が発信することが
寄付への最初のきっかけになり得るのではないか、と思っています。

また、寄付金控除の仕組みはとても大きいと思っています。
私はふるさと納税もしています。今まで意識していなかったお金の流れを意識でき、
自分で応援している団体を選ぶことができますし、
税の前払い効果もありますので、とても良い仕組みだと思っています。
寄付金控除についても、もっと理解が広まると
「やってみよう」と思う人が増えると思いますね。
他には、ポイントカードのポイントを寄付できる仕組みなど、
簡単に気軽に寄付できる仕組みが増えるといいのではないでしょうか。」


インタビューに伺う前は、メディアでの敏腕経営者のイメージが強く、
聞き手として大変緊張していたのですが、
お子さんとのエピソードをお話しされているときは、とても柔和なお父さんの表情の
河村社長でした。
フローレンスへの激励の言葉もいただき、とても嬉しいインタビューでした。

お忙しい中、お時間をいただき、本当にありがとうございました!!

※フローレンスのひとり親支援寄付のページはこちらから。

※母子家庭の貧困問題については、ぜひこちらの記事もご覧ください。

千葉・銚子の県営住宅で母親が娘を殺害した事件について懲役7年の判決。
今、ひとり親家庭が置かれている状況とは?



書いた人:中村 晴子


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