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お知らせ

2017/06/02

保育塾2017年スタート!4月は「保護者と信頼関係を築くためのコミュニケーション講座」

      


こんにちは!保育塾運営事務局の磯田です。

保育塾とは、フローレンスのすべての保育スタッフを対象にしたスキルアップ研修です。

保育スタッフの学ぶ意欲に応えるべく、月1回開催しています。

◎4月保育塾のテーマは「保護者と信頼関係を築くためのコミュニケーション」

4月はあたらしい保護者、お子さんとの出会いがあります。

初めて関わるときは、まずは好印象を持ってもらうことが大切ですよね。初めの印象が良いのと悪いのでは、その後の信頼関係の構築に違いがあると思います。

これは保護者やお子さんとの関係だけでなく、新たに一緒に働くスタッフ同士のコミュニケーションにおいても活用できるスキルです。

今回の保育塾では、信頼関係を築けるコミュニケーションスキルを、ワークやロールプレイングを通して学びました。

講師は、病児保育事業部研修チーム 平井久里子が担当しました。

平井は2011年にこどもレスキュー隊員として入社し、多くの病気のお子さんの保育を行った経験を活かして、現在は保育スタッフである子どもレスキュー隊員の研修を担当しています。

保護者からの信頼が厚く、多様な保護者の方と丁寧なコミュニケーションを得意とし、言いにくいこともきちんと伝えるスキルに長けていることから、研修担当としても信頼されている「コミュニケーションのプロ」です。

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今回学んだことは、

1)好印象を与える保育者像
2)非言語情報を活用したコミュニケーションのポイント
3)ただの「聞く」とは一味違う!傾聴のスキル

など、保育の場面に限らず、普段のコミュニケーションでも活かせるテクニックです。

メラビアンの法則:人の印象を決める要素とは

非言語情報を活用したコミュニケーションを学ぶコンテンツでは、メラビアンの法則を学びました。メラビアンの法則とは、アメリカの心理学者アルバート・メラビアンが提唱した法則です。

人の印象を決める情報は3つに分類されると言われています。

①視覚情報(見た目/表情/しぐさ/視線等)
②聴覚情報(声の質/話す速さ/声の大きさ/口調等)
③言語情報(言葉そのものの意味/話の内容等)

このうち、なんと表情やしぐさなどの視覚情報が55%も占めているのです!

逆に言うと、声の大きさや口調(聴覚情報)は38%、そして、話の内容など(言語情報)はたったの7%しか影響しないということになります。

例えば、友人に「明日のイベント、楽しみだね!」と声をかけたとします。友人からは、ちょっと困った顔をしながら「うん、楽しみだね」という言葉が返ってきました。その表情から、「本当は楽しみではないのかな」「何か困っていることがあるのかな」と想像しますよね。

つまり、何らかのメッセージを発した時、言語的なものよりも、非言語によるものの方が、相手に及ぼす影響が遥かに大きいのです。

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コミュニケーションに役立つ傾聴スキル

傾聴スキルを身に着ける研修は、検索すると数多くヒットする、巷では非常に人気の研修です。頭では分かっていても、実践は難しい傾聴。

傾聴には3つのスキルが必要です。

①あいづち
②うなずき
③くりかえし

この、傾聴の3つのスキルについて、メラビアンの法則を踏まえて、あいづちなど非言語のコミュニケーションを全く使わない話の聴き方と、この研修で学んだスキルをすべて使う話の聴き方を実践してもらいました。参加者からは、

「あいづちを全く打たないで、無表情で話を聴くのって難しい」

「3つのスキルのうち、無意識にできているものと、全く出来てないスキルがあることに気づきました」

という感想があがりました。

ワークは複数の事業部横断で行いましたが、初めましての関係にもかかわらず、意見が飛び交いとても盛り上がりました!

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参加者からは、

「漠然としていた好印象の保育士像がはっきり分かったので、今後の保護者とのコミュニケーションに活かせそう!」

「保育の現場だけでなく、日頃の生活、人間関係にとってもプラスになる話で勉強になりました!」

といった声が聞かれました。また、「普段関わることのなかった他事業部の方と話せて楽しい時間でした」という感想も多く、フローレンスで働く保育スタッフたちの事業部を越えた交流や情報交換の場ともなりつつあります。

さいごに

今回学んだスキルは、日々実践していくことで身についていくものです。

また、保護者とのコミュニケーションだけでなく、一緒に働くスタッフ同士や、友人関係においても活用できるスキルです。

意識的にスキルを活用し、信頼を得られるコミュニケーションをとっていってほしいと思います。

信頼関係を築くことができれば、保護者にお子さんの保育中の様子をお伝えするときも気軽にお話することができるでしょう。さらには、保護者が子育てについて悩んでいるときに、「この先生だったら話を聞いてくれるかもしれない」と、お話してくださるかもしれません。

これからも、保育塾では、保育者としてのスキルアップを目指す研修を展開していきます!

次の5月の保育塾は「手遊び」がテーマ。こちらの様子も近々ご紹介しますね!

過去の保育塾の様子はこちら

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書いた人:磯田 樹里


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