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インタビュー

2019/02/22

フローレンスならではの特色とは?子どもが熱を出したときに安心して頼れる「訪問型病児保育」(後編)

      


こんにちは!フリーライターの小晴です。

「フローレンスの病児保育って実際どうなの?」という方のために、病児保育事業部マネージャー・三枝美穂さんにインタビューした今回の企画。後編は、フローレンスならではの特色やメリットについて詳しく聞いていきます。利用方法や料金体系について知りたい方は、ぜひ前編をチェックしてくださいね!

byouji333小晴
平成元年、福井県生まれ。早稲田大学法学部卒。出版社での雑誌編集、web制作会社でのライター業を経て、フリーライターとして活動中。「文章を通してひとの暮らしをよりよくする」をモットーに、美容からライフスタイルまで、女性向けを中心に幅広い分野の記事執筆を手がける。大学のゼミで「子どもの貧困」について研究した経験から、フローレンスの活動・信条に強い共感を抱き、コンテンツ制作に参画。

byouji11三枝美穂さん(病児保育事業部 マネージャー)
2013年フローレンス入社。一般財団法人日本病児保育協会に出向し、日本全国に良質な病児保育の担い手を養成するための資格「認定病児保育スペシャリスト」の運営に携わる。同協会マネージャーを経て、2018年4月より現職。

当日でも100%派遣・キャンセル料ゼロはフローレンスならではの強み

――他社との違い・メリットはなんですか?

フローレンスの訪問型病児保育の手厚さには、どこよりも力を入れている自信があります!例えば、当日朝8時までの予約で100%スタッフを派遣したり、朝6時までなら当日キャンセルが無料なのはフローレンスだけです。

また、保育園などの集団保育を利用しているお子さんであれば、生後6ヶ月から利用できるのも大きな特徴です。他の事業者や施設では1歳以上に限定している場合もあります。

フローレンスでは事務局にサポートセンターを設けていて、病児保育の現場にいる保育スタッフからの相談が日々集まってきます。

訪問型の病児保育を行っている他社では、保育スタッフが親御さんと直接やりとりをしているといった話を聞くこともありますが、フローレンスでは親御さんへの連絡はサポートセンターが対応しています。

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これは、保育スタッフにはその他の業務ではなく、お子さんの保育に集中してほしいと考えているため。何よりもまず、目の前のお子さんのことを最優先にしてほしいんです。

また、サポートセンターがあることで多くの事例が一か所に集まってくるので、改善点や新しい取り組みを検討・実践するのにも役立っています。

――親御さんにとっては非常に助かりますね。他にはどんなものがありますか?

病児保育当日の14時前後には、必ず経過報告をしています。お子さんの様子がちゃんと把握できるので、安心して午後の仕事に集中できます。

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また、親御さんへの引継ぎのときには、1日の様子をお伝えする報告書をお渡ししています。内容は体調の経過だけでなく、飲食や排せつの詳細、お昼寝の時間、遊びの様子など。時間ごとのお子さんの状態が正確にわかるので、より安心して利用できます。

――もし途中で体調が変化したら、どう対応していますか?

事務局にはサポートセンターがあるほか、看護師が常駐していますので、もしもの時はすぐに対応を検討し、保育スタッフに指示します。保育開始時に比べて症状が大きく悪化した場合は、親御さんへの連絡をすみやかに行います。症状によっては、救急搬送に対応することもあります。

――心強いですね。ところで、利用のときはどんな準備が必要ですか?

飲食物、着替えやおむつなどの用意をお願いしています。フローレンスの病児保育に限らず、多くのグッズはどの病児保育でも準備が必要です。訪問型ですと、これらの荷物を持って行かなくていいので、親御さんの負担を減らすことができると思います。

▼当日準備するもの

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自宅で使うグッズ以外には、おやつや飲み物、着替え、おむつなどを入れた外出用バッグが必要です。実はこれ、受診などの外出のためだけではなく、災害時への備えでもあります。

フローレンスでは東日本大震災の際にも病児保育をおこなっていた経験から、災害対策を徹底しています。スタッフは月に一度の避難訓練を欠かしませんし、非常時のための体制を整えています。

大災害のとき、自宅が絶対に安全な場所だとは言い切れない可能性もありますよね。起きてみないとわからない。病児保育の利用にあたって(受診の予定がない場合でも)必ず外出用バッグの準備をお願いしているのには、「万が一のときにお子さんと一緒に避難できるように」という理由もあるのです。

手厚いスタッフ教育や事務局のサポートによって育まれる、質の高い保育

――保育スタッフはどんな人が担当しているのでしょうか?

フローレンスでは、病児保育の現場スタッフを「こどもレスキュー隊員」と呼んでいます。7年以上の子育て経験、または1年以上の保育の実務経験がある人を採用しています。

実際に保育を担当できるようになるまでの道のりは、簡単ではありません。採用後は、まず座学で基礎知識を徹底的に学びます。その後、研修生として先輩隊員に同行して保育の様子を見学するところからはじめ、少しずつ保育を体感していきます。

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現場での実務を何度も何度も繰り返して経験を積み、研修生を卒業するための最終試験を受けることができます。この最終試験に無事合格した人だけが、「こどもレスキュー隊員」として病児保育の現場に立つことができます。入社までの保育経験によって違いがありますが、少なくとも2週間から1ヶ月程度は現場に立つ前の研修があります

――なかなかの狭き門ですね!こどもレスキュー隊員になったあとも勉強は続けるのでしょうか?

はい、こどもレスキュー隊員になったあとも研修は続いていきます。

どの保育スタッフにも、月に1、2回は研修への参加を義務づけています。研修生の時の内容とは異なり、薬やアレルギーといった専門知識を深めたり、けいれんなどへの対応を学んだり。子どもの喜ぶ遊びを、隊員同士で教え合うこともあります。保育スタッフはみんな「よりよい病児保育を提供したい」という想いが強いので、積極的に勉強していますよ!

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保育の質については、利用者の方からも高い評価をいただいています。先日も、「親だけでなく子どもも満足しています。どの先生の日も楽しそうで、安心してお願いできます」との声をいただきました!

どの保育スタッフがうかがっても質の高い保育をお届けできるのは、スタッフへのこまやかな教育や事務局の体制があってこそ。これからも力を入れていきたいですね。

お子さんからのお手紙

子どもからこんな手紙をもらうことも

「みんなで子育て」が当たり前の社会を実現したい

――病児保育の利用を考えている方に、伝えたいことはありますか?

親御さんの中には、「体調を崩したのは自分が仕事をしているせい」と思い込んだり、「病気の子を預けるのは親として失格?」と悩む方も少なくないです。ですが、子どもが病気になるのは当然のこと子どもは病気になることで、体の中に免疫を獲得できます。

免疫とは自分の体を守るしくみ。もし免疫がないまま大人になったとしたら、どうなってしまうでしょうか?子どもが病気にかかることは悪いことではありません。成長の途中で必ず通る道であって、親御さんのせいではないので、自分を責めないでほしいです

「病気の子どもは親がつきっきりで看病するべき」という考えに縛られる必要もありません。共働き家庭が増えている今、どうしても仕事を休めず、頼るところもないという方はたくさんいます。「いざとなったら、フローレンスの病児保育を必ず利用できる!」という選択肢が増えるだけでも、子育て中の安心感が違います

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「病気の子どもを、初めて会う保育スタッフの方に預けて大丈夫でしょうか?」というお問い合わせもいただきますが、大丈夫です。フローレンスの保育スタッフは毎日病気のお子さんを1対1で保育している、病児保育のプロですから。

病児保育を頼るのは、少しも悪いことではありません。誰かの助けを借りることで、家族みんなが心穏やかに過ごせるなら、家庭内で抱え込んで苦しむよりもずっといいのではないでしょうか。

フローレンスは、保育中もお子さんの症状に合わせて安心して楽しく過ごせるよう、全力を尽くしています。利用しても「子どもが可哀想」なんてことはないですし、親御さんも後ろめたさを感じる必要はありません。困ったときはぜひ頼ってほしいですね。

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――頼れる場所があれば、子育ての不安も軽くなりそうです。

そうですね。現代の親は、孤立した状態で子どもを育てる“孤育て”に陥りがちですが、本当は親だけでなく、社会全体で子育てをすることを実現したいです。フローレンスの目指す社会像(ビジョン)も、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何にでも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」ですし。

“孤育て”を卒業できれば、子育て中の親はもっと多くのことに挑戦できるはず。そうなれば、家庭全体に余裕が生まれ、家族みんなが笑顔になれる。病児保育を通して、これからもそんな社会の実現を目指していきたいです。

入会申込みはお早めに!希望が集中する4月以降は入会が難しくなるおそれも

共働きの家庭であれば、フローレンスの病児保育に登録しておいて損はなし。とはいえ、どのタイミングで入会するのがいいのでしょうか?

実は、保育園入園と病児保育はセットで考えるのが正解!保育園に入ると感染症にかかりやすくなり、子どもが体調を崩しがちになります。ぜひ、入園にそなえて病児保育に登録しておきましょう。

入会の申し込みは、毎年4月以降に集中します。これまでの申し込み状況を考慮し、集中する時期に合わせて保育スタッフの採用・育成を行ってはいますが、お申込みの集中度合いによっては、ご希望のタイミングでの入会が難しくなる可能性があります。そのため、フローレンスの病児保育は入会枠が少ない、入会しづらいというイメージを持たれている方も多いようです。

この春から病児保育を利用したい方は、土壇場で焦らずに済むよう、今のうちにぜひ、入会手続きを済ませておきましょう!

■フローレンスの病児保育利用お申し込みはこちらから!

病児保育利用申込はこちら



書いた人:小晴


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