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アクション最前線

2020/06/17

「新生児を迎えたら、生活はどう変わる?」妊娠中カップルに向けたオンライン両親学級を開催!

   


先日、フローレンスのペアレンティングトレーナーによる「オンライン両親学級」を開催しました。

ペアレンティングトレーナーという言葉は聞き慣れない方もいるかと思いますが、子どもとのより良い関わりを学び、楽しく子育てができるよう、子育ての悩みを解消して支援する専門家です。

フローレンスのペアレンティングトレーナーは普段、「赤ちゃん縁組事業部」に所属し、特別養子縁組でお子さんを迎えようとしているご夫妻向けに、新生児の特徴や赤ちゃんがくるまでの生活や、赤ちゃんを迎え入れた後の変化に対しての工夫などを研修にてお伝えする活動をしています。

「新生児を迎える」。そのことで夫婦の生活は激変します。時間の使い方に工夫が必要ですし、大人だけの生活とは異なり、赤ちゃんが中心の生活になり、思い通りにいかないこともたくさん出てきます。生活の変化を事前にイメージすることで、夫婦で話し合い目線があっていれば、心構えや準備ができます

自治体や産院の母親学級や両親学級に妊娠中に参加されるご家庭も多いと思いますが、新型コロナウィルスの影響で開催が中止になっている自治体も多いようです。準備ができないまま、不安を抱えたままのカップルが少しでも不安解消をすることができれば、、、、と、今までの活動をいかして、今回オンラインにて開催をいたしました。

当日は全国から5組のご家庭に参加いただき、オンラインでみなさんと繋がることが出来ました!

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オンライン教室は二部構成。まずは「夫婦それぞれの気持ち」に着目したワークを行いました!

●コロナで不安な毎日 実は産後の夫婦の生活そのもの

【コロナ禍での自粛生活で不安だったこと】【それに対して何か解決策はありましたか?】というクエスチョンがトレーナーから投げかけられました。

いま「心がざわつくこと」「不安なことはなんだろう」と改めて話し合ってもらいました。 

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ほとんどの方が、「感染したらどうしよう・・・」「産んだ後に家族がお見舞いに来れないのかも、、、」といった不安な気持ちを答えていました。

一方、【それに対して何か解決策はありましたか?】と聞かれると「コントロール出来ない面もある」「なったらなったで対処するのみ」という回答が。

この「予想通りにいかない生活」は、実は産後の夫婦の生活そのものなんです。

色々準備をして万全な状況を整えても、突発的で予想外な出来事が起きるのが子育て。さっき授乳をしたから◯時間は起きないはず、、と思っても15分後に泣くかも知れません。親であれば「健康に育ってほしい」という思いは誰しもが持ちますが、風邪や病気にもなりますし、それが予定していた大事なイベントの日に起こるかも知れません。

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そう思うと、この「先の読めないコロナ禍」の中で、夫婦で話し合って今できる最善のことを行うという経験は、このあと来る「思い通りにならない生活」の、良い準備なったのかもしれません。

このワークの後、私達からは「マイナスな面だけ見ると「嫌だな不安だな」だが、「夫婦で話合う時間が増えた」などプラスな面にも視点を向けることが大切。それは子育ても同じです。視点を少し変えることによって、状況は変わるかも知れません」というメッセージをお伝えしました。 

●生まれて間もない赤ちゃんに鼻毛はない?新生児の特徴を学ぶ

後半は、新生児についての一般的な知識についてお伝えしました。

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 細切れの睡眠時間や授乳間隔、排泄の頻度など、大人と全く違う赤ちゃんの生活に、驚いていたご夫妻も多かったように感じます。

ここで強調したのは、「育児本に載っている内容はあくまで目安であり、赤ちゃんの個性によるものが多い」ということ。「一般的に3時間毎」と書かれている授乳間隔も、母乳かミルクか・赤ちゃんの胃袋の発達度合い・またその日の気温や湿度、そして赤ちゃんの気分によっても違うものなのです。

なので、情報はあくまで目安であり、【目の前の赤ちゃんにとって何がいいのかということを親が一生懸命考えることが大切です】ということをお伝えしました。

そして最後のワークは、ここまで学んで来た新生児の特徴を知った上で、【赤ちゃんが誕生した後の生活のイメージを持ってみよう】というもの。

一日のタイムスケジュールを書き起こしてみたご夫妻からは、こんな感想が。

書き起こすことにより共通の意識を持つことができた。

夫婦の分担と仕事との両立を、もう少し具体的に考えていこうと思いました。

もちろん、今回書き起こした一日のスケジュールがそのままうまく行く日は、おそらく非常に少ないでしょう。

それでも、今回夫婦で目線を合わせて「このスケジュールならこう動くといいかもね」「思い通りにならないのが当たり前だから、そこからまた対処すれば良いね」と話し合えたことで、今後の不安が少しでも解消できてれば嬉しいです。

今回のワークショップに参加された方からは、こんな嬉しい感想が。

お互いが思っていたことを共有する場を持ててよかった。

コロナによって変化したこともありますが、逆に『夫婦二人の時間を持てた』と捉えてポジティブに考えることができました。

これからも、何かにつまづいたり、不安なことがあっても、夫婦でサポートしあい、周囲に時には頼りながら子育てを楽しんでいただけたらと思います。

フローレンスでは、これからも「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」を目指して、新しいチャレンジを続けていきます。

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書いた人:市倉 加寿代


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