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2017/10/27

発達障害を正しく知ろう!気になる子への対応・保護者への伝え方を学ぶ【9月保育塾】

        


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「発達障害」が頻繁にメディアで取り上げられるようになり、「子どもや保護者との接し方が知りたい」という声をよく聞くようになりました。

フローレンスの保育スタッフからも「発達障害の子どもへの対応が知りたい」「“園児が発達障害かも”と思った時の保護者への伝え方が知りたい」という声があがります。

そこで、9月の保育塾は「気になる子への対応・保護者への伝え方って?発達障害を正しく知ろう」というテーマで開催!

保育塾とは、フローレンスの全ての現場スタッフに向けた自主参加型の研修のこと。現場スタッフの「知りたい!」「学びたい!」に応えられるように、毎月違うテーマで研修を行っています。

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9月の保育塾の講師は、小規模保育事業部の岡野恵美子。

岡野はおうち保育園の保育スタッフとして働く傍ら、株式会社リタリコの地域コーディネーターとして、保育士や教師に向けた発達障害についての研修を行っています。

講義では「発達障害とは何か」「発達障害の子どもとの関わり方」「保護者への伝え方」について学びました。

“ふつうの子と違う”と言われる子どもたち

“ふつうの子と違う”と言われる子どもたちはどんな子たちですか?」という岡野の問いかけから講義がスタート。

「先生の指示を聞くことが難しい」「集団行動が難しい」のような声が上がりました。

「ふつうの子と違う」と言われる子どもたちの中には、発達障害の子どもたちがいます。

発達障害とは、脳機能の発達のアンバランスさが原因で、得意なことと苦手なこととの差が非常に大きく、日常生活に影響がある状態です。

発達障害には人の気持ちを想像・理解するのが苦手な自閉症スペクトラム障害や、忘れ物が多く、じっとしていられない注意欠陥・多動性障害(ADHD)、「読む」「書く」「計算する」などの特定の分野の学習だけが極端に困難な学習障害(LD)などがあります。

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発達障害の説明の後は、子どもとの接し方のポイントについて学びました。

「発達障害の子どもたちが、お友達をたたいたり突き飛ばしたりして、おもちゃを取り上げてしまった時。どのように接しますか?」

そんな問いかけに、参加者からの一人が回答しました。

「まずは、取り上げてしまった子どもの気持ちを代弁します。言葉でうまく伝えられなかったのかもしれないからです。その後、“貸して”というやり取りを促すように声をかけます」

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参加者の一人が答えたように、発達障害の子どもに対しては、手立てを教えてあげることが大切だと岡野は言います。

「ほしいおもちゃがあれば、無理矢理お友達から取り上げればいい」という間違った学習をしないために、違う手立てを教えてあげる。そして、それができたら、きちんと褒めてあげることが重要だと伝えました。

発達障害の子どもとの関わりの3つのポイント

発達障害の子どもと接する3つのポイントについて、次のように説明がありました。

1つ目は、「落ち着きがなく、動き回ってしまう」「こだわりが強く他のお友達と仲良く出来ない」などの困った状況はどのような時に起こるか考えることです。

「障害」という医学的な診断があるから、困った状況が生まれるのではありません。

困った状況は、個人と環境の要因の間に生まれます。

「そのお子さんの特性があるから、仕方がない」と思うのではなく、なぜ困った状況が起きるのか、どうしたら防げるかを考えることが重要です。

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2つ目は、困った状況が起こりにくい環境づくりを行うことです。

例えば、じっとしていられず、集団生活で目立ってしまう子どもがいたとします。

子ども個人の要因は、すぐに気が散ってしまうこと。環境の要因として、たくさんの刺激があることが挙げられます。もしも、子どもの集中力を途切れさせない環境づくりができていれば、困った状況は生まれていないかもしれないのです。

3つ目は、不適切な行動がなかったことを評価することです。

「できて当たり前」と思わないことが大切です。

「今日は落ち着いて過ごせているね」「お友達と仲良く過ごせているね」と、できていることを一つひとつその場で褒めてあげましょう。そう岡野は語りました。

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保護者との関わりの3つのポイント

最後に、保護者にどう伝えるかを学びました。

子どもの支援に関わる者のあり方として、一番大切なこと。それは、「保護者が子どもの障害に対して、主体的に取り組めるように支えること」です。

まずは「自分が保護者の立場だったら」と考えて伝えることが、はじめの一歩だと言います。また、前提として、保護者の育て方に原因があるのではないという話がありました。

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保護者との関わりには3つのポイントがあります。

1つ目は、障害名ではなく、具体的な場面や行動に焦点を当てて伝えることです。保育者は決して発達障害だと診断してはいけません。障害の診断ができるのは、医師のみです。

2つ目は、障害に対する家族との見解の違いを認めることです。保護者と考えが違って、当たり前。考えを押し付けないことが大切です。

3つ目は、考えの違いを超えて、子どものために連携することです。具体的な場面や行動と、園で行っている対応方法や対応結果を同時に伝え、家庭での様子を確認します。保護者と一緒に、対応方法について考えましょう。

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子どもの個性を生かすも殺すも、大人次第

最後に、「発達障害をポジティブに受け止めることが、子どもの自己肯定感を育む」という言葉で講義が締めくくられました。子どもの違いを生かすも殺すも、周りの大人次第なのです。

参加者からは、「障害は環境を変えることで、障害でなくなるということ。困った時に、大人のやり方に子どもを合わせるのではなく、その子に必要な環境を考えることが大切だと学びました」「講義の続編が聞きたいです!」などの感想が寄せられました。

これからも保育塾は、現場スタッフのニーズに応える講義を展開していきます。

フローレンスでは、子どもと関わる現場スタッフを募集しています。ご興味のある方は下記をぜひご覧ください!

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10月の保育塾は、初の外部講師をお招きし、アンガーマネジメント講座を実施します。レポートをお楽しみに!

書いた人:菊川恵


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