2020/08/03
保育教育従事者に「無犯罪証明書」を求める2万筆以上の署名を提出!橋本聖子内閣府特命担当大臣に「日本版DBS」創出を直接要望 #保育教育現場の性犯罪をゼロに
7月14日(火)に実施した、「#保育教育現場の性犯罪をゼロに 記者会見」。
30名を超えるメディアの皆さんにお集まりいただき、フローレンス代表・駒崎をはじめ、無犯罪証明書を求める現場ベビーシッターの会代表 参納初夏氏、小児性被害当事者のお母様2名が登壇しました。
性犯罪の被害者は心身に深い傷を負い、その後の人生に大きな影響を受けるといわれています。特に子どもの場合、加害者は物理的な力や社会的な立場を利用して口封じをします。それにより事件の発見が遅れ、取り返しのつかない被害が拡大します。
しかし、現状ではこういった被害を未然に防ぐ仕組みがありません。子ども達のための保育・教育現場があろうことか性犯罪の温床になってしまっています。
こうした事態を受けて、国内の親子領域の社会課題解決に向けた政策提言やソーシャルアクションに取り組むフローレンスは、保育教育従事者が無犯罪証明書を取得できる仕組み「日本版DBS(Disclosure and Barring Service)」の創設を求めました。
記者会見からわずか3日、法務大臣へ陳情!
会見の様子は、各メディアで大きく報じられました。
こうした世論の後押しもあり、会見からわずか3日後の7月17日(金)、法務大臣にお会いする機会をいただき、「日本版DBS」の創設に関する要望書をお渡ししました。
7/31(金)、橋本内閣府特命担当大臣へ要望書お渡しが実現!
更にこの度、7月31日(金)に橋本内閣府特命担当大臣に直接陳情の機会をいただきました!
フローレンス代表の駒崎が、無犯罪証明書を求める現場ベビーシッターの会代表 参納初夏氏と共に、「日本版DBS」創設を求める要望書と、21,000筆以上集まった署名をお渡ししました。
橋本大臣からは、以下のようなお話をいただきました。
・この短期間の中で署名をお持ちいただいて、重大な問題であることを再認識しました。
・ベビーシッターによる子どもに対する性暴力はあってはならないこと。提言をしっかり受け止めます。
・6月11日に「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」 をまとめたところです。性暴力被害という理不尽をなくしていく施策を関係省庁と進めていきます。
・内閣府の子ども・子育て本部と厚生労働省と連携して進めていきます。
性犯罪歴のある人を保育教育現場に立ち入らせない仕組みを整える一歩として、今回の要望が事態の改善に繋がることを強く願います。
「日本版DBS」の創出には、保育領域、教育領域、法律や犯罪を取り締まる領域…と、省庁を越えた国全体での協働が必要不可欠です。それゆえに、これまで整備がなかなか進みづらかった問題であるとも言えます。
こうした問題への取り組みこそ、民間から声を上げ、社会全体で変化を後押しする力が必要だと、私たちは考えています。
記者会見からわずか半月。
法務省、内閣府に声を届けることができたのは、署名に賛同いただいた皆さん、「 #保育教育現場の性犯罪をゼロに」のハッシュタグでSNSの発信を行ってくださった皆さん、記事をシェアしてくださった皆さん、寄付など様々なアクションで活動を支えてくださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
親子の課題を事業と政策提言によって解決するフローレンスは、これからも親子の声を政治に届け続けていきます。
フローレンスのこうした社会的アクションや政策提言活動は、皆さんからのご寄付によって支えられています。
ぜひ、これからもフローレンスの活動を応援いただきますよう、よろしくお願いいたします。
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